【Wahoo／KICKR MOVE】前後20㎝動くリアルなライド感

インドアトレーニングをよりリアル・快適にする、ふたつの新製品を発表

エンデュランスアスリート向けフィットネステクノロジーのリーディングカンパニーであるWahoo Fitnessは、長時間のインドアバイクトレーニングを、より快適に、よりリアルなライド感で行いたいトライアスリートも注目したい、ふたつの新製品を発表した。

前後に最大20㎝動く「KICKR MOVE」のリアルライド感

「KICKR MOVE」（価格230,000円・税別）はトレーナー本体に約20cmの前後方向への動きが追加され、屋外でサイクリングをしている感覚に驚くほど似ている。

トレーナー本体が機構内部の曲線レール上に設置されているため、ライダーの出力増減やペダリング、ライディングポジションの調整に合わせ、スマートトレーナー本体も前後する。

従来の固定型のインドアトレーナーには、実走とは違う「固定されている」感覚がつきまとうのが当たり前になっていた感もあるが、「KICKR MOVE」は、ペダルをグッと踏み込み・加速するときなどに車体が前後に動く挙動が、リアルライドのそれをよく再現していて、これまで以上にリアルなインドアサイクリング体験が可能になった。

また、この実走感があることで、従来型の、いわゆる「固定ローラー」と比べても快適性が高くなっており、比較的長時間のインドアバイクトレーニングに取り組むミドル～ロング派のトライアスリートにとっても、導入メリットは大きそうだ。

曲線レールは、重力によって移動量を制御できるようにカーブしていて、サドル上での小さな動きではほとんど動かないが、スプリントのためにサドルから立ち上がるとより大きな動きが生じる。

前後のスライドを止めるロックアウト機構も備え付けられていて、バイクの取り付け時やトレーナーの移動時にライダーの好みに合わせて前後方向へのスライドのオン・オフを切り替えることが簡単にできる。

さらに、KICKR MOVEの発売に合わせて、既存のKICKR CLIMB（キッカークライム）と互換性を持たせるために、ハードウェアアダプターも発売。

KICKR CLIMBの底部に取り付けるKICKR CLIMB Base Adapter（キッカークライムベースアダプター）は、KICKR MOVEとまったく同じ弧を描くよう設計されており、KICKR CLIMBを所有するユーザーもKICKR MOVEと併せてこれまで通り利用することが可能。

静粛性も高い、高コスパモデル「KICKR BIKE SHIFT」

もうひとつの新商品、インドアスマートバイク「KICKR BIKE SHIFT」（価格440,000円・税別）は、低価格のインドアスマートバイクを目指し、ハイエンドモデルのKICKR BIKEと同様のReality Shift、True Fit、Real Ride Feel、そしてもちろんWi-Fi接続などの主な機能を維持している。

新しいブレーキ機構とベルトドライブトレインシステムを導入することで、勾配やパワーの変化に対する負荷調整の反応を高速化し、これまで以上に静かな乗り心地を実現するなど、機能に磨きがかかっている。

製品がリリースされた９月12日に東京都内で開催されたメディア・関係者向け新製品発表会でも、試乗したトライアスリート、サイクリストから、その静かさに対し驚きの声が上がっていた。

KICKR MOVE：230,000円（税別）
KICKR BIKE SHIFT：440,000（税別）
※配送、設置作業込み

◎問い合わせ
Wahoo Fitness Japan株式会社
infowahoojapan@wahoofitness.com