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竹谷賢二直伝! アイアンマン台湾のコース攻略と完走のコツ

投稿日:2026年8月24日 更新日:


ルミナ編集部

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>>Course Breakdown & Strategy

2年連続出場のTKが語る!
アイアンマン台湾のコース攻略と魅力

2027年4月11日開催の「アイアンマン台湾(澎湖・ポンフー)」に向け、2025・2026年と2年連続完走を果たした竹谷賢二(TK)さんがコース攻略法を徹底解説。大幅に変更され走りやすくなったバイクコースのポイントから、超フラットなランの立ち回り、スイム時の熱中症対策までリアルな攻略ノウハウを聞きました。
春先のフルディスタンス挑戦を成功に導く実践アドバイスをお届け

アドバイス=竹谷賢二
写真=大会事務局、竹谷賢二さん提供


Takeya Kenji
MTB競技のオリンピアンで現役引退後はトライアスリートとしてアイアンマン世界選手権に11回連続出場・完走。2024年コナ4位、2025年ニース5位と2度の表彰台入り(55-59歳)を果たしており、年代別優勝を目標に、チャレンジを続けている。アイアンマン台湾には2025年・2026年と2年連続出場。

風対策に加え暑さ対策がカギ

竹谷賢二(TK)大会が開催される、澎湖(ポンフー)は島なので風対策は必要になります。そういう意味では宮古島でも一緒ですね。ただ、私が2年連続行って印象は全く違いました。

昨年(2025年)はとにかく風が強くて、通常の「強い」をはるかに通り越した警報レベルの風。スイムが短縮になって、バイクコースも変更になりました。天気が悪くてずっと曇り空だったので、当時はあまり晴れ晴れした印象がなかったんです。

でも今年(2026年)行ったら、風は「ちょっと強い風」くらいで全然そんなことはなく、空は青いわ、海は青いわ、景色は綺麗だわで、印象がだいぶ変わりました。どちらかというと、南の島らしい暑さ感のほうが強く残っています。

気温は宮古島や石垣島のお隣さんみたいなイメージで、20℃後半、日当たりが良いと体感30℃くらいまで上がります。

日本で4月というとまだ20℃ちょいですが、台湾の28℃〜30℃は、かなり暑く感じます。事前の暑熱順化をしておかないと楽しむのは難しいですね。インドアトレーニングでやるか、事前のサウナ通いで身体を慣らしておくのがオススメです。

私は年明けくらいから意識して、週2〜3回サウナに通っていました。最初は3分で出たくなっていたのを、12分計1周(12分)は余裕で入っていられるくらいまで慣らしていきます。

水風呂で冷却すると身体が冷えてしまうので、休憩をはさむなら、入る時間を少し伸ばして15分サクッと1本だけ入るようなタイパの良いサウナトレーニングがいいでしょう。これで暑さの中で満喫できる余力が変わってきます。

スイム:ウエットスーツ着用時の落とし穴

スイム会場のビーチは砂浜も海もすごく綺麗です。今年は天候が良かったのもあり、空も海も眩しくて青い。今年は本当に泳ぎやすかったです。

ただ注意点として、水温・気温が高かったんですよね。ギリギリのラインでウエットスーツ着用可になりましたが、ウエットを着ると正直めちゃくちゃ暑かった。

朝の気温は30℃には届きませんが、強い日差しに、直射日光で、黒いウエットスーツが熱々になってしまって、脱水症予備軍になってしまいます。顔や手のひらは水に触れているので暑くない気がするんですが、体温は上がっています。

1周目に上がったときに(水から上がれるレイアウトなので)、コップ1杯でもエイドで給水をしてリフレッシュしてから2周目に入ったほうがいいです。

濡れた状態でバイクに乗ると最初は涼しくて気持ち良いのですが、実際は脱水しかけている可能性があります。最初の30分は飛ばさず、しっかり給水に専念して経過を見るように走ってみるといいと思います。

バイク:怪我の功名で「広々・安全」な高速コースへ

一昨年に風でコース変更があったのが怪我の功名になっていて、バイクコースは大きく良くなりました。

以前の島の海側を巡るテクニカルな区間(コーナーが多い、道が狭い、風で危険)がなくなり、広くて走りやすい道をメインにした、完全に区間往復して帰ってくるレイアウトに変更・拡大されたんです。広々としていて安全だし、本当に走りやすい。

大きく分けると橋は3つ(実質は低い堤防のような橋が2つと、大きな大橋が1つ)。低い2つの橋は堤防の脇を走るので風は気になりません。

ドカンと大きい大橋(3つ目)、澎湖跨海大橋は、バーッと視界が開けるぶん風が強くなります。

また、アップダウンの後に急に吹きっさらしになる地形の変化で、突風的に前輪が流されやすくなるところがあるのでそこだけ注意が必要です。

3往復するメインの往復区間の遠い部分にちょっとした高台があり、ドライブインみたいなところでUターンします。

そこは登っている最中も下るときもかなり見晴らしが良くてビュースポットになっています。

序盤は市街地や空港の脇を抜けるので生活感がありますが、その後は緑や港、オーシャンビュー、カラフルな寺社仏閣など、目に鮮やかな景色が多く楽しめると思います。

ラン:これ以上フラットな場所を探すのが難しいレベル

ランコースは完全にベイエリアのシティランです。港や埠頭の周りをぐるっと回る形になります。

アップダウンはほぼゼロ。あえて言えば、一番奥のUターン地点で3歩分くらい登るか、フィニッシュエリアの公園にあるスロープで10歩分くらい登るか、というレベル(笑)。東京マラソンなど日本の一般的なマラソン大会よりもはるかにフラットです。

これ以上フラットなコースを見つけるのは難しいくらい。

メインの長い直線(片側3車線・計6車線を贅沢に使った道路)を行ったり来たりします。最初は面食らうかもしれませんが、このレイアウトのおかげで常に人とすれ違い、賑やかさがあります。お互いに声を掛け合いやすいですし、歩いているとすぐバレちゃいます(笑)。

仲間や応援する側としても、1回で何カ所もすれ違えるので最高に頑張りがいがあります。

フィニッシュエリアを中心に、北側のシェラトンやソラリアディスカバリーなどのオフィシャルホテルがキュッと集まっています。家族や応援側は、スイムの応援が終わったらホテルで休憩、バイクが終わったらランの応援に出て……という立ち回りがすごくやりやすい環境です。

初参加の方だとランの後半〜フィニッシュは夕暮れから夜にかけて(サンセットラン)になります。

日が暮れると暑さがやわらぐので、前半の暑い時間帯は無理せずのんびりペースを守り、日暮れとともに頑張るという組み立てが良いでしょう。

活気とエネルギー溢れるスタッフ

ホスピタリティもすごく良い印象です。空港に着いた瞬間から「WELCOME IRONMAN」のデスク(ツーリズムデスク)があって、そこから会場直行のシャトルバスが出ていたり、ウェルカムクッキーがもらえたりと、歓迎ムードがあります。

若いボランティアスタッフが多く、非常に活気とエネルギーを感じました。

フィニッシュエリア周辺やホテルの地下で行われるアイアンマンエキスポ、フォトスポット(映えスポット)などの演出もセンス良くデコレーションされていて、テンションが上がります。

エイドステーションも往復コースのおかげで頻繁に立ち寄れますし、地元の子どもたちが冷たいスポンジを渡してくれたりします。

台湾規格のスポーツドリンクやジェルも普通に飲みやすいので、毎エイドしっかり寄って冷却と給水を行うのが鉄則です。

私は立ち寄りませんが、台湾フードが食べられるエイドステーションもあるようなので、それを楽しむのもいいかもしれませんね。

春先のロングとしてオススメ
アイアンマン台湾

春先にロングディスタンスに挑戦したいと考えたとき、宮古島という選択肢ももちろんありますし、私も好きな大会ですが、距離が変則的(ランの比重が大きめ)なため、同じように日数や金銭的コスト、身体へのダメージをかけるのであれば、

アイアンマン台湾で「フルディスタンス(スイム3.8km/バイク180km/ラン42.2km)」に挑戦する価値は非常に高いと思います。

初参加(ファーストアイアンマン)の方なら、夜のフィニッシュエリアでライトアップされた最高の演出を味わえますし、フィニッシュ手前にある「ファーストタイマーのベル」を自分の手で鳴らす感動もあります。

ぜひ事前に暑さ対策をしっかり整えて、青い海と青い空の澎湖(ポンフー)を楽しんできてください!

後日観光編も公開予定!
オンラインでの事前ガイドも開催しますので、ぜひご参加ください。

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