ストロークを可視化して競技力向上をデータでサポート
トライアスリートにお馴染みのSWANSゴーグルを販売する、山本光学株式会社は、水泳用データ測定デバイス『eo SwimBETTER(イオ・スイムベター)』の輸入総代理店であるカスタムプロデュース株式会社(*1)と日本国内の販売代理店契約を締結し、 2025年4月より大学・高校、クラブチーム、スイミング施設などの団体向けに販売を開始することを発表した。

使用時のイメージ
SWANSブランドは、これまでにも50mを3.6秒で泳ぐイルカの肌構造から着想を得て、ゴーグルの抵抗を28%低減した『HAJO-波状-PAT.』形状のアイカップの開発や、大学との共同研究による流水実験とトップスイマーによる実泳試験を繰り返して完成したスイミングゴーグルなど、 0.01秒の差が勝敗を分ける競技の世界で戦うトップスイマーのパフォーマンス向上を支えるため、数々の製品開発に取り組んできた。

プールサイドでデータの確認が可能
今回、SWANSが新たに販売を開始する水泳用データ測定デバイス『eo SwimBETTER』は、高度なセンサーを搭載した軽量(30g)のハンドセット。手のひらに装着することで、水をかく動作(ストローク)における6方向の力(推進力、抵抗力、上下左右)を1秒間に50回測定し、手の速度、向き、角度、ストロークの軌道をリアルタイムで可視化する。
SWANSが行った実泳テストでは、「感覚だけでなく、数値で改善が実感できる」「時間の経過による泳ぎの変化をグラフで確認でき、コーチと共有できるのがよい」 などの声が多く寄せられた。
これまでは選手自身の感覚や指導者の経験に頼ることが一般的だが、このデバイスを活用することで指導者はリアルタイムで選手の泳ぎとデータを確認でき、選手は指導者とともに数値化されたデータを確認しながら、改善点を客観的に把握することが可能になる。(*2)
今後は、 SWANS製品の提供とともに、大学をはじめとする学校やクラブチーム、スイミング施設などの団体向けの日本国内販売代理店として『eo SwimBETTER』の販売を進め、競技力向上に貢献していく予定。なお、個人向け販売や、修理、問い合わせについては、カスタムプロデュース株式会社が担当する。
『eo SwimBETTER』の主な機能
慣性計測装置(IMU)を搭載した水泳用データ測定デバイスで、手が生み出す力とその向きをストロークごとやラップごとに測定し、リアルタイムに可視化する。これにより、左右のストローク差や推進力のロス、疲労による動作変化などを専用アプリやパソコンのプラットフォームから詳細に分析。またデータとビデオを同期することで動作の改善点を直感的に把握できる。

【ストローク軌道と手の速度】ラップ内の各ストローク軌道と手の速度を確認できる

【フォース(力)フィールド】泳ぎの推進力を前後上下左右の6方向から分析。各方向の力の配分を示し、推進力を妨げている要素を分析

【ビデオと同期】データとビデオを同期することで動作の改善点を直感的に把握できる
◆SWANS取り扱い製品

画像はeo SwimBETTER90
共通セット内容
・eo充電クリップ:2個
・eo SwimBETTER 本体(ハンドセット):2個
・eo日除けカバー:2個
・USB-C充電ケーブル:2本
・収納ケース:1個
・ハンドストラップ:3組(S・M・Lサイズ)
【メンバーシッププログラムについて】
記録されたデータを確認するためには、別途メンバーシッププログラムの購入が必要。団体、競泳チーム用・個人用どちらをご購入いただいた場合でも、メンバーシップ最長6か月無料付き(チームメンバーシップの場合、無料期間は最長1カ月)。
※『個人向けの製品販売』『メンバーシッププログラムの販売』、修理や技術的な問い合わせは、すべてeo社、もしくはカスタムプロデュース株式会社が行う。詳しくは、日本公式サイト(https://get.eolab.com/jp)で。
◎ウェブサイト
>>山本光学公式サイト
>>SWANS公式サイト
>>YAMAMOTO公式サイト
*2:本サービスのご利用には、水泳中に手の平に装着しデータを測定するハンドセットと、記録されたデータを確認するためのメンバーシッププログラムの購入が必要。山本光学株式会社は、手の平に装着しデータを測定するハンドセットの販売代理店。