私だけじゃないはず
トライアスロンバイクらしいボトル携行方法といえば、サドル後方に取り付けるリアハイドレーション。見た目だけでなく、複数のボトルをライディングの邪魔にならずに携行できるので、実用性も抜群です。でも、よく聞く話が走行中にボトルを飛ばした(落とした)というケース。リアのボトルケージは、橋の継ぎ目を越えた時のショックなどで結構落としやすいんです。
実は、リアハイドレーション用のボトルケージは一般的なものと違い、ホールド力が重要。これに気が付かずにボトルケージを選んでしまうと、レースで落としてしまうトラブルが起きてしまいます。とはいってもホールド力は公開されていないことが多いので、ボトルを包み込むアームの数(私はろっ骨、と呼んでます)を目安にするとよいですよ。
写真1
一般的なタイプ
ろっ骨が1~4本:XLAB TORPEDO CAGE
ほどよいホールド力でボトルを出し入れしやすいのが特徴。写真のTORPEDO CAGEは左右2本ずつのろっ骨がボトルを抜く方向に大きくえぐってあり、DHバーで使うときに特に抜きやすく工夫されています。
このタイプをリアに取り付けると写真2のようにボトルを抜きやすくしている方向が、ボトルの落下方向と一致してしまうんです。
写真2
写真3
リアハイドレーション専用タイプ
ろっ骨が6本:XLAB GORILLA CAGE
左右から太めのろっ骨6本で支え、かつボトルを入れる時にろっ骨を押し広げるように挿入するためにボトルがずれにくくなっています。
ボトルを押さえている面積を比べても、TORPEDO CAGEより上下方向に広くなっているのがおわかりでしょうか。
アイアンマンでシェアが高いだけあって、細かいところまでよく考えられてますね。
写真4
がっちりボトルをホールドしている分ボトルを取る時にはまっすぐ引き抜くようにしないといけないので、いきなり本番で使うのではなく事前に練習しておくといいですよ。
いざ補給しようとした時にボトルがないと精神的ダメージが大きいので、少しでも不安のある場合はリア専用のボトルケージに交換しておくのをおススメします。
気になった方はお近くのトライアスロンショップで相談してみてください。
トライアスロンショップがお近くにない場合は、Luminaオンラインショップへどうぞ。DHバー、フレーム、リアなどボトルケージいろいろそろってます。
(Luminaメンテ担当コダマ)