
直進安定性やエアロ性能の高さは折り紙付きのPROPEL。「富士ヒルクライムでも対応できたので、トライアスロンならその点(登坂性能)も十分」(山本) ©Kenta Onoguchi
GIANT
Propel&Trinity
山本淳一が語る、世界イチの実力。
エリート選手として長年にわたり活躍し、50代にさしかかった今も日の丸を背負い続ける達人、山本淳一さんがたどり着いた世界一の選択肢としてのジャイアント。

©Kenta Onoguchi
Junichi Yamamoto
1996年よりナショナルチーム入り。トライアスリートとして30年以上競技活動に励む。指導者として活躍する現在も自らレースに挑み続け、2019・2023年とエイジグループ世界選手権で優勝を果たしている。1973年、愛知生まれ。
エイジにも勧めたい
世界一ブランドの実力
――競技歴33年目、これまで6ブランドくらい乗ってきた目で見て、今のジャイアント・プロペルの特長は?
山本 軽さや性能面の良さはもちろんですが、特に際立っているのは、操作性も含めて一番「扱いやすい」という点。ポジションも出しやすいので、ほかのモデルからの乗り換えも楽。
今どきのロードモデルは各ブランド、性能面では高いレベルで拮抗していて、エイジグルーパーの目線で違いがわかりにくいくらいですから、この「扱いやすさ」や価格面での「買いやすさ」は実感しやすい重要なポイント。
これはトリニティにも言えることですが、ジャイアントという世界最大のメーカーの強みで、補修パーツのサポートが充実しているのもありがたい。国内外どこへ行っても欲しいパーツがすぐそろう安心感。
台湾はもちろんですが、オーストラリアやスペインなどヨーロッパへ遠征に行っても現地にブランドショップや取扱い店が結構あって、さすが世界一のブランドだなと。
すぐに補修パーツが欲しいシーズン中にも、この部分の充実ぶりは大きい。あと、自分で乗ってみて、あらためて思うのは、良い意味で尖っていないというか、ジオメトリーも癖がないですよね。フレームが硬すぎることもないし、かなり幅広いレベルの人が、トップ選手と同じように、そのメリットを享受できる。
プロペルもトリニティも、より多くの人に勧めやすいですね。

©Kenta Onoguchi
PROPEL ADVANCED SL FRAME SET〈フレームセット〉
■標準価格:550,000円~583,000円(税込・以下同)
★完成車:1,100,000円~1,430,000円

最先端の空力対策が落とし込まれたTTモデルながら、扱いやすく、幅広い層のトライアスリートに勧められそうと語るTRINITY ©Kenta Onoguchi
実戦投入して楽しめるTTモデル「トリニティ」
TTモデルは2〜3ブランドしか乗ったことがないですが、今まではポジションがうまく出せなくて、本格的に実戦投入したくなるほど優位性を感じることができなかったんです。
ここにハンドルが欲しいとか、ここにパッドが欲しいっていうとき、そこに合う選択肢がなくてピンとこなかったんですよ。その点、今のトリニティは、乗っていく中で気づく快適なポジションに対応できるし、目標レースの距離に応じても臨機応変に選べる選択肢がある。
ロードのTTと違って、トライアスロンの場合は、ただ速く走れば勝ちじゃない。そのあとのランまで考えると、バイクレグを「いかに速く、快適に走れるか」までが勝負なので、速さを究めた性能面に加え、このポジション出しの幅の広さは本当に大きい。
より多くの人がTTモデルを実戦で楽しめるバイク、それがトリニティですね。

©Kenta Onoguchi
TRINITY ADVANCED SL TRIFRAME SET〈フレームセット〉
■標準価格:748,000円
■カラー:カーボン・クローム
■付属品:フォーク、ハンドルバー&ステム、シートポスト、トップチューブストレージ、ハイドレーションキット、コンピューターマウント付属
★完成車:1,705,000円
◎詳細はGIANT公式サイトでCheck
>>TRINITY
>>PROPEL
TRINITYをより買いやすく。
2ndグレードの完成車も登場
TRINITY ADVANCED SL2〈完成車〉
標準価格:1,045,000円
旗艦モデルの良さはそのままに、コンポーネントやホイールなどのアッセンブルを変え、価格を抑えた完成車が新登場。「ノンドラフティングのショートからロングまで狙う、ターゲットが広い人にも、いろいろやりようがあるのでオススメです」(山本)