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【ピナレロ】<DOGMA>ついに電子制御サスペンションモデルが登場

投稿日:2019年4月18日 更新日:


ルミナ編集部

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TTバイク「BOLIDE TR+」などほかのモデルにも搭載されるか!?

ピナレロは、新しい電子制御アクティブサスペンションを前後に搭載したロードバイク「DOGMA FS」をパリ・ルーべに投入する。

DOGMA FSは、パリ・ルーべのような石畳で荒れた路面でも無敵のピナレロハンドリングと最高のレースパフォーマンスを発揮する。そのフレームとフォークは、電子制御アクティブサスペンションと統合するため、完全に新しくデザインされた。

新しいDSAS(DOGMA SMART ADAPTIVE SYSTEM)は、バイクの安定性を高めるため、フロントとリアの電子制御アクティブサスペンションシステムを統合し、フレーム剛性を自動調整する。DSASはさまざまな路面状況に応じてサスペンションの挙動を自動的に調整、ロックやアンロックも制御し、滑らかな路面では最大の剛性と走行性能を、でこぼこした路面ではトルクフルな走りを実現するため最大限のトラクションを確保している。


フロントサスペンションは金属製のコイルスプリングを中心としたシステム。 ダンピングは、サスペンションの状態を走行状況によってロックとアンロックを電子的に自動制御する。ロック状態では平滑なアスファルト路面で最高の剛性と動力伝達を可能にしている。

リアサスペンションは、DOGMA K10-S eDSSで実績のある電子制御アクティブサスペンションシステムを組み込んでいる。前後のサスペンションは、サスペンション制御アルゴリズムを実行するCPUにより完全に制御されている。ジャイロスコープや加速度計からデータを収集して道路の状態を識別し、サスペンション自体の状態を変えることができる。ライダーインターフェイスにより、マニュアル操作で動作を制御することも可能だ。

DSASシステムは、路面からの振動を平均42%吸収する。これは快適さと安定性の向上に直結している。チームスカイは、パリ・ルーベの有名な石畳セクション「Carrefour de l’Arbre」でスタンダードなロードバイクとDOGMA FSを比較した。その結果、Dogma FSは、スタンダードなロードバイクに対して2キロの石畳区間で15秒のタイム差を稼ぐことができたと報告されている。

トライアスロンでもレースが長ければ長いほど、快適性が高く、身体のへのインパクトが少ないバイクが必要だろう。TTバイクでKONA世界記録モデルの「BOLIDE TR+」などほかのモデルにも、ゆくゆくは搭載されるか注目したいところ。

◎Pinarello Dogma FS
Carbon Torayca T1100 1K Dream Carbon with Nanoalloy Technology Asymmetric Frame
Fork ONDA with ForkFlapTM
Think2 System with E-LinkTM
ICRTM Internal Cable Routing
Drop in Bearing System 1” 1/4 – 1”1/2
Italian thread BB
Seatclamp TripleForce
3XAirTM two positions available for the second bottle Dogma Smart Adaptive System
FlatBack Profile
Max Tyre 700x28mm
4 sizes available: 530, 550, 560, 575
※価格やカラーは未定

◎「BOLIDE TR+」について
https://lumina-magazine.com/archives/9914

◎PINARELLO JAPAN(ピナレロジャパン) 
http://www.pinarello.jp/

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