ディスクブレーキに最適化した「BOLIDE TR+」&「BOLIDE TR」を発表。KONAで実戦投入
ピナレロは、アワーレコード(※屋内トラックで1時間に走れる最長距離記録)や各国ナショナルチャンピオンなど、これまで数多くの記録を打ち立てた最速のTTマシン「BOLIDE」をディスクブレーキに最適化、トライアスロンに必要なストレージなどの装備を含め、エアロダイナミクス性能に磨きをかけた「トライアスロン仕様モデル」として「BOLIDE TR+」「BOLIDE TR」の両モデルを発表した。
10月13日(日本時間10月14日未明~)に米・ハワイ州コナで開催されるアイアンマン世界選手権で、オーストラリアのプロアスリート、キャメロン・ワーフが(BOLIDE TR+)を実戦投入する予定だ。
Pinarello BOLIDE TR+ – Cameron Wurf – Road to KONA from Pinarello on Vimeo.
奇をてらわず、整備性の良さと世界最高レベルのエアロ性能の両立を狙う
有機的でボリュームある曲線をもつフレーム形状や、速さを追求した機能美はピナレロの面目躍如。奇をてらったギミックに頼ることなく、遠征時の無用なトラブルを防ぐユーザーフレンドリーな整備性の良さと、最大のエアロダイナミクス効果を両立させたという。
ベースとなったキャリパーブレーキ仕様のBOLIDE TTをディスクブレーキに最適化することで、ヘッドチューブ周辺の空力特性をさらに高めた形状をとることができ、ブレーキラインは完全にフレームに内装されている(写真下)。
シートチューブとシートステイ集合部も、よりスムーズな気流の流れを実現するためなめらかな曲線で構成(写真下)。
また、フロントフォークは、UCIルールに縛られず最大限のエアロダイナミクス効果を得るよう見直され、特徴的なFORK FLAPもディスクブレーキとスルーアクスルに最適化するよう形状を整えられている(写真下)。
なお、「BOLIDE TR+」「BOLIDE TR」ともに、今回公表された商品画像にあるトップチューブとダウンチューブのストレージボックスは付属しない。オプション品として25mmオフセットのシートポストとなどと合わせて後日発表される予定だが、現時点で発売時期や価格は未定。
取扱店舗へのデリバリーは2019年2月末頃から順次行われる予定とのこと。
BOLIDE TR+
デュラエース Di2仕様完成車
税抜定価¥1,570,000
アシンメトリックフレーム
フレーム:TORAYCA T1100G UD カーボン
カラー:829/Carbon Red(=記事トップ画像) 、830/BOB(=写真上)
フレームサイズ(付属ステム長):450mm(100mm)、485mm(100mm)、520mm(120mm)、550mm(120mm)
フレームセット付属品:ハンドルバー、エクステンションバー(23度アップ)、ゼロオフセットシートポスト
シマノデュラエースDi2コンポーネント
ホイール フルクラム レーシングクアトロ カーボンDB
タイヤ ピレリ P ZERO VELO TT 25c
フレームセット
税抜定価¥1,190,000
BOLIDE TR
アルテグラDi2仕様 完成車
税抜定価¥1,280,000
アシンメトリックフレーム
フレーム:High Strength T700 UD カーボン
カラー:828/Red(=写真)、831/BOB
フレームサイズ(付属ステム長):450mm(100mm)、485mm(100mm)、520mm(120mm)、550mm(120mm)
フレームセット付属品:ハンドルバー、エクステンションバー(23度アップ)、ゼロオフセットシートポスト
シマノアルテグラDi2コンポーネント (ブレーキレバー&キャリパーはデュラエース)
タイヤ ピレリ P ZERO VELO TT 25c
SRAM FORCE仕様 完成車
税抜定価¥1,080,000
SRAM FORCE メカニカルコンポーネント
ホイール フルクラムレーシングクアトロカーボンDB
カセットスプロケット 11-28T
タイヤ ピレリ P ZERO VELO TT 25c
※両モデルとも掲載写真はサンプルで、実際に販売される仕様と異なる部分がある。