2020年はレースがなく、目標を見失った……。オフトレが長引いたような今の状況で、どのような心持ちでどんなトレーニングをどうやって続けていけばいいのか。全国でトライアスリートを励まし続ける指導者12人がこの時期を乗り越えるためのメンタルの保ち方、効果的なトレーニング方法を教えてくれた。いつか必ずやってくる、RaceDayに備えて、いつだってトライアスリートらしく過ごそう!
『Triathlon Lumina』77号(2020年7月号)に掲載した、トレーニング企画の完全版。誌面では紹介しきれなかった内容を余すことなく紹介。
小原工さん
レースを想定してメリハリつけて
大会がなくても、集まってのチーム練習がなくてもこれまでのシーズン中と同じ前向きな気持ちでできることに取り組むことが大切です。そのため、チームの選手たちはアスリートとして、人として成長していくため、家にいても自分でできることを工夫してトレーニングに取り組んでくれています。
いつもとは違う状況であり我慢しなければならないことは多いですが、長い時間身体を動かし続けるトライアスリートには忍耐力がある。これを乗り越えた時には新しい自分になっているとレースをフィニッシュしたときのように考えておくと良いかも知れません。
レースがなくてもメリハリをつけるためにも、毎年のリズムを崩さないほうが良いでしょう。ステイホームを基本としたメニュー例を紹介しますので実践してみてください。
※内容はレベルによってさまざまだと思います。この期間はスイムができない状況を想定して、バイクラン中心に組みました。実際に鳥取県も未だプールが使用できません(5月10日現在)。
小原工さん Takumi Obara
シドニーオリンピックに日本代表など、日本のトップとしてトライアスロン界をけん引。現在は、地元の鳥取県米子市皆生で、ジュニア選手の育成やエイジグルーパーの指導にあたる。チームエフォーツ代表。やる気があり水泳経験のあるキッズ(小学生)・ジュニア(U15またはU19)選手を募集中。一緒に大自然の中でトライアスロン競技を楽しもう!
http://efforts.mycms.jp/