輪行袋に比べ、プラスチックや紙の段ボールでできたハードケースは少々押されたりしても大丈夫なので、飛行機での遠征時に安心感があります。
商品によっては三辺合計を203cmに抑えて国際線の超過手荷物料金がかからないコンパクトタイプもあり、海外レースに出るトライアスリートに人気です。
その反面、コンパクトなケースは収納力が少なくハンドルを外すなどより多くの分解作業があるので、メカに自信が無いと手を出すのが怖いという方も。
そこで今回は、メカが苦手な方でもOKな輪行のポイントをご紹介します!
※手順を説明しているの写真・イラストはACOR バイクポーター使用しています。現在は後継商品のQBICLE BIKE PORTERが販売されていますが、使用方法はほぼ同じです。
Qbicleバイクポータープロはコンパクトサイズ(3辺203cm)、Qbicleバイクポーター スタンダードは標準サイズ(3辺226.5cm)のケースです。
Triathlon Lumina編集部で実際に輪行の練習ができます。
輪行に不安な人が集まって実際にパッキングを行います。
自転車の分解・組み立てをLuminaスタッフがサポートするから安心して参加できます。
ご自分のバイクと輪行ケースをお持ちください。イベント名:持ち込みOK。輪行が不安な人いっしょに練習しませんか?
会場 :Triathlon Lumina編集部
東京都目黒区東が丘2-11-20 駒沢テラス3F セロトーレ株式会社
最新のスケジュールはLumina’s Entryをご覧ください。
<STEP1>
ペダルレンチなどを使い、ペダルを左右外します。サドルは作業の前に元の位置がわかるように、テープなどで目印をつけるか、メジャーで測っておくとよいでしょう。スタンダード(標準サイズ)の場合はサドルを下まで下げ。プロ(コンパクトサイズ)はサドルを外します。シートクランプ(フレームとシートピラー・シートポストを締め付けているバンド)などをなくさないよう締め戻しておきます。はずしたパーツはエアキャップ(梱包材)に包んで養生します。
【!】フレームサイズによっては標準サイズ(スタンダード)でもサドルを取り外さないとケースに収まらない場合があります。
<STEP2>
ハンドル周りのDHバーなど大きなパーツは場合により取り外します。スタンダードはハンドルを90度きる(バイクによっては外す必要有り)、プロはハンドルを外し、フレームに固定します。
<STEP3>
前輪を外した後、リアディレイラーをトップギアにし、後輪を外します。タイヤを外した後は車体を逆さにして作業します。スタンダードの場合はギアをローにしディレイラーをフレームの内側に引っ込めておきます。こうする事で横から押された時にディレーラーやフレームが曲がるのを防げます。プロはディレイラーを外します。中心のボルトを外し、エアキャップで保護します。チェーンステーなどにチェーンと一緒に固定しておきます。キズがつかないようにチェーンステーにも緩衝材を巻いておきます。クイックレバーは忘れずに梱包しておくこと。
【!】トラブルの多くはリアディレイラー。堅実に行くならばスタンダードでも外しておくのがベスト。外すことに抵抗を感じる人もいますが、ボルトを元通りにつければギアへの影響はありません。
<STEP4>
ハンドルをトップチューブ、もしくはフロントフォークなどに固定します。ケーブルの付け根やケーブルが折れてしまうことのないように、無理に引っ張らずに固定します。ケースへはこのまま、逆さの状態で入れます。
<STEP5>
むき出しのチェーンリングなどは汚れや傷のもとになるので、段ボールやエアキャップでカバーします。
ホイールはホイールバッグに入れてからケースの中へ。ホイールバッグが自転車のガタつきを抑える働きをします。ホイールバッグはハブの部分があたらないよう、ずらして収納できるタイプがかさばらず入れやすいのでオススメ。(ACOR ホイールバッグ)すき間には緩衝材や、遠征なら着替えやウェットスーツなどをつめて中であばれないようにするとベター。
【!】重量が航空会社の規定重量を超えないように注意します。
これで完成です。読んだだけだとちょっと自信がない……という方は、Lumina編集部で練習会も開催しているので是非ご参加ください。
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輪行に不安な人が集まって実際にパッキングを行います。 最新のスケジュールはLumina’s Entryをご覧ください。 |