Part 1 ガレージから生まれたレーシングトライスーツ
取材=今 雄飛 写真=中島健一 モデル=篠崎 友
設立からわずか10 年で8 個のメダルを獲得。リオオリンピックのシェアが約27%と、今や押しも押されもせぬトップブランドへ駆け上がったZ3R0D(ゼロディ)。超高機能のウエアをはじめ、ウエットスーツ、アクセサリーなど、その成り立ちからギアの機能性、デザイン性に迫る、Z3R0D 連載企画の第1弾。
説立からわずか10年。獲得した五輪のメダルは8個。圧倒的なパフォーマンスにより、オリンピックディスタンスを中心に数多のトップ選手に愛用されてきたZ3R0D(ゼロディ)。リオでのブラウンリー兄弟の活躍も記憶に新しいが、2017年からは祖国・フランスの代表チームのレースギア、トレーニングキット、カジュアルオフィシャルウエアなどの供給が決定し、新しい一歩を踏み出し始めた。創業者のひとり、フレデリック氏は「祖国のチームウエアを作ることは、10代からの夢」だったと語る。
日本国内でもその使用率は高い。昨年開催された「いわて国体」においても、47都道府県中、13県がZ3R0DのoSUIT(evoSUIT含む)を採用。欧州、アジアだけではなく、中南米エリアにも拡大を続けている。「Z3R0D」という名前は、ただの記号ではない。トライアスロンに対する情熱や、その強烈なライフスタイルを表現するために存在しているという。またトレーニングからレース、そして再びトレーニングへ。これを続けるトライアスリートをサポートするためのもの。
この情熱、思想は設立から変わらない。すでに次の10年はスタート。2020年は確かにビッグイベントだが、それすらも通過点としてしまうかもしれない。
Brand Story>>>
2007年、トライアスリートのピエール・ドレス(Dorez)氏とその弟フレデリック氏によって、自宅ガレージで設立。製品第1号は、彼らが理想とするトライスーツ(oSUIT)だった。その機能性の高さは瞬く間にエリート選手内に広まり、2008年北京オリンピックでのメダル獲得に大きく貢献。2017年までに、北京、ロンドン、リオで4個の金メダルを含む8個のメダルを獲得した。
オリンピックディスタンスなど、短距離決戦用のトライスーツ。スイム中に大きなアドバンテージとなる強力なはっ水素材を採用し、前乗りを想定してパッドを前方寄りに取り付けるなど、スピード効率を高めた機能が特徴。今シーズンからはフランス代表チームをはじめ、多くのトップアスリートやナショナルチームに使用される。
2017 NEW COLOR!!
Z3ROD oSUIT 24,000円+税
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
カラー:レッド/ブラック/ホワイト、ブルー/ブラック/ホワイト、ブラック/アトール、ダークブルー/レッド/ホワイト、ブラック/オレンジ/ホワイト、ブラックシリーズ
※マーキング加工も対応可能(ITUセット5,000円など別途費用が必要)
(写真左)スイム中に引っ張られてもジッパーが下がらないように、通常とは上下逆にとりつけられている/(写真右)フランス製のウォーターウェア・ウェポン素材は、超はっ水素材。スイムのスピードアップをもたらすほか、素早く乾き、不快感を低減する
Z3ROD oSUIT ARMADA 24,750円+税
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
カラー:アルマダダークブルー/イエロー、アルマダブラック/ホワイト
※マーキング加工も対応可能(ITUセット5,000円など別途費用が必要)
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