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脂肪&グリコーゲン活用効率を高める 「アルロース」とは?

投稿日:


ルミナ編集部

text by:

ALLULOSE
&Endurance Athletes

安心・手軽・継続性を兼ね備えた
トライアスリート注目の希少糖「アルロース」の正体

多くの人にとって馴染みのない成分であろう希少糖「アルロース」。

この新顔のアルロースがトライアスリートのパフォーマンスを変えるかもしれない。

その正体について、製造元である松谷化学工業株式会社の佐々木康二研究員に話を聞いた

解説=佐々木康二(松谷化学工業)
文=吉村 淳
写真=小野口健太

©Sho Fujimaki

今までの糖の概念に当てはまらない
希少糖「アルロース」

パフォーマンスアップを模索するトライアスリートに注目してほしい新しい成分が現れた。名前はアルロース。希少糖の一種だ。

「希少糖とは、自然界に存在する量が非常に少ない糖のことであり、約50種類の希少糖が確認されています。聞いたことがあるキシリトールやエリストールも希少糖の一種ですが、希少糖は認知度の低い素材です。私たちは希少糖の1種であるアルロースに注目して研究開発を行い、なんとか製品化にこぎつけました」(佐々木研究員・以下同)

認知度こそまだ低いが、このアルロースには、トライアスリートが恩恵を受けそうなさまざまな効能や作用がある。順を追って紹介していこう。

「アルロースは、皆さんが糖はこういうものだと考えている概念に当てはまらない性質を有しています。

普通の糖は1gで約4kcalですが、アルロースはカロリーがほとんどありません。加えて、アルロースがもつ脂肪燃焼促進や食後血糖値上昇抑制といった生理機能は飽食の時代において非常に魅力的な機能です。

摂取量:5g/回 健常成人男性39名にアルロース5gを含む飲料あるいはプラセボ飲料をそれぞれ摂取させた後、1時間の軽度運動(サイクリング)を行い、運動中の脂質酸化量を比較。
※脂質酸化量:脂肪燃焼の指標。増加すると脂肪の代謝量が増えた事を示す

糖は脂肪の元になりますが、アルロースは脂肪にならずに脂肪を燃やす糖なんです。アルロースを摂ると、GLP-1という脂肪燃焼に関わるホルモンの分泌を促すことがわかっています」

GLP-1というと一部界隈で話題になっているGLP-1受容体作動薬のことをご存じの方もいると思う。

「アルロースは普段、私たちの体内から出るGLP-1の分泌を促します」体内貯蔵量の多いエネルギー源、脂肪を効率良く使える能力が、競技パフォーマンスを左右する重要な素養のひとつとされるトライアスロンなどの持久系スポーツでは大きなメリットとして注目を集めそうだ。

血糖値の上昇抑制や回復促進
など気になるメリットも

さらにアルロースは糖の概念を覆す。「舐めると甘いんですけど血糖値は上がらないですし、インスリンも出ません。また、食事と一緒に摂ると食事由来の血糖値の上昇を抑制します。

つまり、炭水化物とアルロースを一緒に摂ると、血糖値の上昇を抑えるんですね。また、甘いんですけど、虫歯の原因にならないので、寝る前に摂取することもできます」

摂取量:5g/食 健常成人男女26名にアルロース5gを含む飲料あるいはプラセボ飲料を食事と共に摂取させ、食後の血糖値を比較

運動機能向上は、トライアスリートにとって見逃せないメリットだろう。「これは読者の皆さんが一番興味のあることだと思いますが、非臨床試験において、運動機能向上、疲労回復、筋肉増加といった効果が確認されています。

また、健常成人の男女を対象とした試験で持久力向上効果も確認されています。このような結果からアルロースにはアスリートのパフォーマンスを上げる効果があると期待しています」

アルロースは、筋肉や疲労回復にどのように影響しているのだろうか。現時点で期待できる可能性について説明してもらった。

「筋肉にはマイオスタチンという筋肉を減らそうとするホルモンがあります。年齢を重ねるとこれが強くなると言われていますが、韓国の研究グループの論文によると、老齢マウスにおいて、アルロース摂取により、マイオスタチン分泌が抑えられること、筋肉の合成の司令塔であるmTORが活性化されることが報告されています。

疲労に関しては感じ方が人それぞれなので、何をもって疲労回復とするかは捉え方が難しいですが、アルロースを摂ることで、肝臓にグリコーゲンを蓄積させるグルコキナーゼと呼ばれる酵素を活性化させることが分かっていて、速やかにグリコーゲンとして蓄積されることが疲労回復に寄与しているかもしれません。

あと、肝機能数値が改善するということも報告されていて、肝臓のデトックス効果があるということは疲労回復に繋がると考えられます」

通常、糖というのはエネルギー源として知られているが、アルロース自体は、カロリーがゼロなのでエネルギー源にはならない。しかし、トライアスリートの重要なエネルギー源となるグリコーゲンの肝臓での蓄積を増加させる働きがあるという。

「これは運動時に利用される筋肉グリコーゲンの回復や消費抑制に間接的に寄与すると考えられます」

アルロースがもつこれらの嬉しいメリットは、効果のない偽薬(プラセボ)を使った比較試験などによって、科学的なデータが多く報告されている。

試したくなる理由が揃っている

トライアスリートにとって魅力的な効能や作用を紹介したが、実際に使えるか、使う気になるかは次の3つのポイントも大切になる。

「安心」自然由来なのか。
「手軽」日常的に取り入れられるか。
「継続性」使い続けられるか。

口から自分の身体の中に入れるものだから、安心であることが大前提。使い方が煩雑だったり、使い方に汎用性がないと使うのが面倒になってしまうだろう。アルロースがこれらのポイントをいかにクリアしているか確認してみよう。

安心に関しては、冒頭で佐々木さんが語ったように、もともと自然界に存在している糖なのでクリアできるだろう。アルロース自体は水に溶けやすいので使い勝手もいい。

「アルロースってめちゃくちゃ水に溶けるんですね。コーヒーに入れてもいいし、いろいろな料理にも使えます」

これだけ使いやすい性質が揃ったアルロース。ほかの糖質や電解質などの成分と組み合わせて摂っても問題ないことから、すでにスポーツドリンクに使われている。1日に摂る回数が多かったり、摂るタイミングがシビア過ぎたりすると、継続することは難しい。

「脂肪燃焼効果を期待する場合は摂取シーンに拘らずに1日1回5gを摂取してください。血糖上昇抑制効果を期待する場合は食事と共に1日1回5gを摂取してください」

そして、おそらく多くの読者が共感してくれると思うが、継続の鍵となるのは味。まずいと続かない。味に馴染めずにサプリメント系を諦めたことがある人もきっといるはず。

「アルロースは砂糖の7割の甘味でスッキリとしたキレの良い味質ですし、高甘味度甘味料にはない自然な甘さを感じます」

脂肪燃焼促進や血糖上昇抑制など、持久系スポーツには大きなメリットをもたらしてくれそうな作用に加え、さらなる可能性を秘めた希少糖「アルロース」。トライアスリートは、この名前を覚えておいたほうがよさそうだ。

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