トライアスロンに参加するのに必須のギアの一つがバイク(スポーツ自転車)。トライアスロンに必要なものの中で最も高額なアイテムの一つです。でも残念ながら、トライアスリートのバイクに対する扱いは今一つ。先週のレースが終わってから一度も輪行状態を解いていない……なんてこと、ありませんか?
バイクに付着した海水やドリンク、砂などの汚れは放置しておくとこびりついて落としにくくなるだけでなく、パーツの腐食や可動部の固着などを招く原因になります。レースが終わったタイミングや雨天走行した後などに洗車しておくと、バイクの調子を上げたりパーツの寿命などを延ばすことができます。
水あり?水なし?洗車の2大派閥
フレームやパーツ内部に水が入る・錆を招くという理由で水洗いをしないという人がいる一方、ツール・ド・フランスなどのプロレースでは、メカニックが走り終えたバイクを高圧洗浄機で洗車しているシーンを見ることがあります。
これ、どちらも正解です。
きちんとケアできるなら水あり洗車
水洗いを使う何よりのメリットは、手が届きにくい部分やこびりついた汚れを素早く落とせること。汚れを浮かして水で洗い流せば、いわゆる「磨き傷」もつきません。
水をかけていいところ、悪いところを意識しないと浸水やグリスが流れるなどのトラブルが起きる恐れがあります。ただ実際のところは、短時間の洗車では高圧の水を直撃させない限りそうそう内部に水は侵入しません。雨のレースや通勤などの方が時間的にも浸水しやすいはずです。仮に浸水しても、水分を拭き取ってグリスアップすれば問題ありません。
手軽さなら水なし洗車
マンションなど、水場が用意できない場合は水なしで洗車するしかありません。逆に言えば、ちょっとしたスペースや室内でも行えるのが水なし洗車です。手が届きにくいところや頑固な汚れは、適切な道具や洗浄剤を使うことで水あり洗車にそん色ないレベルで落とすことができます。
水なし洗車を体験してみる?
Lumina×Sharetterの洗車講座では、室内でもできる水なし洗車を自分のバイクを使って体験できます。現在はフレーム・ホイールの洗車と、チェーン・スプロケ洗浄の2つの講座を開催中。「買ってから一度も洗車してないんです……」というバイクでもOK。なるべく手間をかけずにきれいにするワザで、ピッカピカになってください!
※2017年9月7日現在の情報です。最新情報はSharetterアプリでご確認ください。