くもり止め持続効果10倍を実現した《スワイプ アンチフォグ》って?
競泳界のトップスイマーや、トライアスリートの間で愛用者が多いスイミングゴーグルの国産ブランド「VIEW」。製造元メーカー、タバタの技術力の高さは国内のみならず世界でも注目を集めているが、同社が長年の研究を経て、ついに開発・製品化に成功したのが、次世代くもり止め技術《スワイプ アンチフォグ》だ。
ゴーグルがくもった際に、レンズ面を「指でこする」ことでくもり止め効果が復活する、この革新的な技術を搭載するモデルは、同社の従来品に比べ、くもり止めの効果持続性10倍(平均)を実現したというから、驚き。
日々、プールでスイムトレーニングを積むトライアスリートにとっても、ゴーグルがくもり始めたときのストレスはトレーニングへの集中を妨げるし、くもり止め効果の切れたゴーグルに、マメにくもり止めを塗り足して使う手間を好む人はいないだろう。
「こすって復活!」レンズ面を簡単にリフレッシュできて、そのくもり止め効果がより長く持続する《スワイプ アンチフォグ》は、日々泳ぎ続けるトライアスリートにとって、一度使ったら、もう普通のゴーグルには戻れない、マストアイテムになりそうだ。
どうして「こすって復活!」するのか?
スワイプ搭載モデルでは、くもってきたら「レンズの内側をこする」ことでクリアな視界が復活する。
でも、このレンズをこするという動作、これまでのゴーグルでは 「やってはいけないコト」だったはずではなかったか? そう感じる人も多いだろう。
従来のゴーグルのくもり止め加工は、水分をレンズ内側にいきわたらせ、くもりを防ぐ「水膜効果」を使っていた。レンズの内側に汚れや油分などが付着すると、くもり止め効果が低下してしまうため、レンズをこすって水膜を落としてしまうのはNGとされてきた。
しかし、《スワイプ アンチフォグ》は、レンズ内側をこすって、付着した汚れを取り除くと水膜が復活、くもりがとれて、ふたたびクリアな視界が確保できるのだ。
❶レンズがくもった状態
❷こすって汚れを取り除く
❸クリアな視界に
クリアな視界が長もちする「お手入れ方法」
《スワイプ アンチフォグ》の効果を持続させるメンテナンスの方法は、きわめてシンプル。レンズのくもりが気になってきたら、水で濡らして→指でこすって→軽く水ですすぐ。これだけで、すぐにくもり止め効果が復活!
このひと手間で、ゴーグルがくもるストレスから解放されるなら、日々泳ぐトライアスリートにとっては、これほどありがたいことはない。
もちろんくもり止め効果は永久に続くわけではないが、タバタが公表している試験結果(下の図参照)にあるように、従来品の10倍以上長もちする。
❶レンズ面を水で分濡らす
❷指先で5~10回ほど強くこする
❸軽く水ですすいで完了!
実際泳いで試して検証された《スワイプ アンチフォグ》の実力
くもってきたら、レンズ内側をこする。これだけで、くもり止め効果持続10倍というが、実際本当なのか? タバタでは、もちろん「こすり耐久性」などラボでの試験と、実際のアスリートモニターによる使用試験で、《スワイプ アンチフォグ》の実力を裏付ける結果を得ている。
では、実際、自分が日々のトレーニングライフに導入してみたら、どんな感じなのか? スワイプ搭載モデルを使ったモニターの使用例(下の図)と、使用動画を見れば、さらに具体的に想像できるかもしれない。
くもり始めたら「スワイプ!(こすって復活!)」。2018年は、トライアスリートのスイムトレーニングシーンでも、これが新しい習慣になりそう。
SWIPE搭載モデル
ダブルフィットは、圧迫感の少ないソフトなフィット感で、長く着けていても快適。トライアスリートのスイムトレーニング用としてもちょうどいい「V540SA」(写真)や、女性専用モデル「V820SA」、超低抵抗を極めたレーシングモデル「Blade ZERO」「Blade」などに搭載されている。