COLUMN INDOOR TRAINING

ほぼインドア練習でIRONMAN世界最速をマークした男。

投稿日:2017年3月30日 更新日:


戸原 開人

text by:

©Kenta Onoguchi


湘南ベルマーレ戸原開人がリスペクトする「世界の強豪たち」。

file.001 LIONEL SANDERS


ローラー台とトレッドミルで、アイアンマン世界最速をマークした男がいる。

凄い選手は世界中にたくさんいますが、その中でも特に私(戸原)が刺激を受けた選手として、LIONEL SANDERS(ライオネル・サンダース)を紹介します。

週平均140㎞をトレッドミルで走破!?

彼は2010年にトライアスロンを始めて、その短いキャリアにも関わらず、アイアンマン70.3のレースを中心に大成功を収めている選手のひとりです。昨年は28歳にしてアイアンマン世界最速記録である7時間44分29秒を打ち立てました。

驚くことに、彼は寒いカナダに住んでいることもあって、ほぼすべてのトレーニングをローラー台とトレッドミルで行います。

一般的に退屈と言われる室内トレーニングではありますが、過去の彼のBLOG記事では、週にアベレージで140㎞をトレッドミルで走破していたこともあったそうです。

それはオーバートレーニングだったと彼は語っていますが、屈強な精神力をうかがい知ることができます。

ライオンネス・サンダース公式サイトに掲載されている動画


超インドア派ゆえの欠点もまた魅力?

そんな彼にも弱点があり、ローラー台のトレーニングに依存しているため、レースのバイクパートのコーナーリングひとつで遅れてしまい、テクニカルなコースでは大きくタイムを失います。

また、水泳が苦手ですので、展開によっては後方からのバイクでの単独追い上げに大きなエネルギーを費やしてしまい、良い成績を残せないレースもあります。

しかしそれら弱点を克服し、彼は将来コナを優勝できる選手のひとりだと私は思います。

貪欲な姿勢から学べることも多く、今後もライオネル・サンダース選手の動向をから目が離せません。

■LIONEL SANDERS(ライオネル・サンダース)公式サイト
https://lsanderstri.com/

2016年、コナでは29位に沈んだが、翌月11月のIMアリゾナで7:44:29のIM世界最速記録をたたき出した ©Kenta Onoguchi

 
■著者プロフィール
戸原開人(とはら・かいと)
湘南ベルマーレトライアスロンチーム所属のプロトライアスリート。アイアンマンなどロングを主戦場に活躍。2015・16年には宮古島大会を連覇し、国内ロングトップの座に立つ。2016・17年シーズンは、日本人プロとして2011年の西内洋行選手以来となるコナ(アイアンマン世界選手権)出場への期待が高まる。コナではライバルとなる海外のトッププロについても、日々研究を怠らない。

©Kenta Onoguchi

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コメント

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  1. オールドスクールなファッションも含め印象的な選手だなぁと思ってましたが……いよいよ世界王者候補に名乗りを上げた感じですねー。2017年コナでの戸原選手との直接対決も今から楽しみです。

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