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レース前後もフルで満喫!
アイアンマン台湾 滞在・観光の楽しみ方
レース攻略編に続き、2027年4月11日開催の「アイアンマン台湾(澎湖・ポンフー)」に向け、2025年・2026年と2年連続完走を果たした竹谷賢二(TK)さんが移動や現地での滞在、そしてレース後の観光まで解説する。
アイアンマン台湾
2027年4月11日開催
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アドバイス=竹谷賢二
写真=大会事務局、竹谷賢二さん提供

Takeya Kenji
MTB競技のオリンピアンで現役引退後はトライアスリートとしてアイアンマン世界選手権に11回連続出場・完走。2024年コナ4位、2025年ニース5位と2度の表彰台入り(55-59歳)を果たしており、年代別優勝を目標に、チャレンジを続けている。アイアンマン台湾には2025年・2026年と2年連続出場。
スムーズな移動とバイク輸送のポイント
竹谷賢二(TK) 台湾自体はすごく行きやすいですが、台北から澎湖(ポンフー)へ渡るところが離島なので、ワンクッションあって、大変な部分があります。
人の移動は問題ないんですが、バイクの輸送が難しいところがあるんですよね。ローカル線の飛行機機材が小さいので、乗るか乗らないかが運次第になってしまう。
乗らない(受託してくれない)ことが実際に起こっているので、ここは要注意です。一緒に飛行機に乗れるハッピーパターンと、乗りませんと言われて現地で別途陸送で運ばなければいけなくなるアンラッキーパターンがあります。

そのリスクを避ける選択肢として、バイクを切り離して考える輸送方法があります。ひとつは、フルツアーで船を使って人間と車で行くパターン。もうひとつは、人間は飛行機で行き、バイクは後からフェリーで輸送してもらう大会側のトランスポートサービスです。
手荷物として飛行機に乗せる成功確率を80〜90%に上げるための事前条件はふたつ。
① 203cm以内のなるべく小さい箱(パッケージ)に詰めること。
② 予約時にローカル航空会社へ「この荷物を持っていくから積んでね」と事前にコミュニケーションを取っておくこと。
大きいケースを使ったり事前に予約していないと、優先順位が下がってかなり厳しくなり、確率は半々に落ちてしまいます。どうしても飛行機に乗らなかった場合は、台北から南まで新幹線で移動して、自分でフェリーに乗って澎湖へ行った方もいますね。

バイクの移動スケジュールを考慮する必要があるので、旅行の拘束時間は少し長めにかかります。ツアーを使うにしても輸送サービスを使うにしても、行き帰りにバイクの荷動きのワンクッションが入るため、金曜日飛んで月曜日に帰るというスケジュールはなかなか難しいです。
私の場合は、木曜日に羽田を出て現地に飛び、木曜日のうちにバイクのトランスポートに預けて澎湖に入ります。
バイクのトランスポートサービスは、個別に連絡を取り合って柔軟に対応してくれます。台北松山空港でバイクを受け取ってもらい、自分たちは飛行機で渡って土曜の早朝に現地で受け取る形です。その間、金曜日はアスリートチェックインをしたり、軽めにランニングをしたりして、のんびり過ごすことができます。
バイクのトランスポートが心配な方は、ツアーに入るのが一番移動しやすいのかなと思います。
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世界一素晴らしいバンケット&フード
月曜日のアワードパーティーとロールダウンセレモニーが終わると、そのままランチタイムのパーティーに入っていくんですが、この食事の質が非常に良いんです!
シェラトンホテルグレードのフルスペックの中華料理が出て、めちゃくちゃ美味しくてバリエーション豊かで、食べきれないくらい出てきます。日本で食べたら2万円くらいの価値があるんじゃないでしょうか。

ウェルカムパーティー(バンケット)もホテルクオリティのビュッフェ形式でとても美味しいです。食に関して言えば世界一と言っていいレベルです。
北米やアジアの他の場所、日本、今年出た世界最大のトライアスロン「チャレンジ・ロス」ともまた趣が違って、食がしっかりしている台湾ならではのクオリティーです。ぜひ、アワードパーティーも楽しんでほしいですね。

レース後の台北&澎湖観光
月曜のアワード(15時頃終了)の後に台北に移動して最終便で日本に帰ることもできますが、バイクの受取があるので台北で1泊することをオススメします。火曜日に台北松山空港でバイクを受け取って帰るスケジュールです。

アーチの奥には初代総統である蒋介石を記念して建てられた「中正紀念堂」の本堂がある。定番観光スポット
私の場合、月曜に台北に移り、火曜日に台北を1日観光して、水曜日に帰国しています。
台北の古い街並みから若者に人気の新しい街までちょいちょい観光して翌日に帰る形だと、レース後の解放感もあってかなり楽しめます。

國立故宮博物院(台北故宮博物院)も定番のひとつ。バスや電車で移動可能
台北ではよく行く夜市や、歴史の博物館、建国の父の銅像のある広場に行ったり、ルーロー飯や小籠包を食べ歩いたりしています。
台湾の若者に人気のあるカステラや豆腐などのスイーツを食べに行ったり、歴史を見て、ショッピングして、食べ歩きして……と、台北は地下鉄やバスなどの足も整っているので何でもカバーできます。

台湾の中華料理は八角などの香辛料がきついイメージがあるかもしれませんが、若者やニューファミリーが行くような人気の店は香辛料控えめで、日本で食べる美味しい中華のような味付けのお店もあります。
そういったお店を選ぶと本当に美味しいものが食べられます。

澎湖で最も古い歴史を持つレトロな石畳の街並みで、紅磚(赤レンガ)造りの建物や歴史ある建築が立ち並ぶ観光スポットを楽しめる。マッサージもオススメ
逆に澎湖のほうはコテコテのローカル感があります。お粥や、八角の匂いがするもの、港町ならではの魚の煮付けなど、古き良き港町感があります。
旧市街地のセンターストリートや、小樽の倉庫街のようなヒストリカルロード(旧ストリート)には雑多な商店が立ち並び、海鮮やお粥、量り売りの漢方薬、お土産屋、マッサージ店などが揃っています。

名物はやはり海鮮。水槽がズラリと並んでいる通りがあり、そこで獲れたての新鮮な魚や貝をその場で調理してもらうのは醍醐味です。山盛り食べても比較的安いので、魅力があります。
治安についても全く問題ありません。台北はもちろん、澎湖も台北に比べたらはるかに田舎町ですが、夜中に歩いていても、雑居ビルの中のマッサージ屋に行っても全然安心して快適に過ごせます。
地元の方も非常にフラットで優しく接してくれます。

ローカルフードも楽しめる
澎湖では英語や日本語が通じないことが多いですが、スマホ片手に渡り合えばコミュニケーションは成立するので困ることはありません。
ただし、漢字表記のみのローカルなお店(旧市街の食事やマッサージなど)はキャッシュオンリーのところが多いので、台湾ドルの現金を持っていくのが安心です。
アルファベット表記の店はだいたいキャッシュレスが使えますので目安にしてみてください。物価も高くないので、日本の感覚で飲食やマッサージを楽しめますし、時差もほぼありません。

滞在拠点(ホテル)選びのポイント
ローカルトリップにフォーカスするなら旧市街側も良いですが、アイアンマンに参加することが目的であれば、メイン会場に隣接しているオフィシャルホテルの「シェラトン」や、その界隈のオフィシャルホテルを予約するのが断然オススメです。

オフィシャルホテルを選べば、アスリート受付、説明会、エキスポ、アワード、フィニッシュ、シャトルバスなどの動線がすべて集約されているので、「ホテルでアイアンマンをやっている」ような一体感と利便性があります。
部屋からフィニッシュエリアが一望できたり、忘れ物をしてもすぐ取りに戻れたり、家族が応援・休憩しやすかったりとメリットが大きいです。レース中もホテルのスタッフが氷を用意してくれたりします。

初めてのアイアンマンであればなおさら、満足度が高く時間が無駄にならないオフィシャルホテルがいいでしょう。
台湾は移動もしやすく、ボランティアの若者たちからパワーやエネルギーを感じることができ、滞在中も困ることがほぼありません。ぜひレースも滞在もフルで楽しんできてください!

















