BODY CONDITIONING GEAR HOW TO

TKがレース会場にも「パワーブリーズ」を携行する理由。

投稿日:2017年3月6日 更新日:


竹谷 賢二

text by:

連載「達人たちの持ち物リスト」
file.02 竹谷賢二さん


トレーニングはもちろん、レース会場にも必携の「パワーブリーズ」

パワーブリーズ」は、横隔膜、肋間筋など呼吸に使用する筋力(いわゆる呼吸筋)を鍛えるハンディ型の呼吸筋トレーニング器具。運動中の呼吸を快適にし、持久力を高められるのですが、日々のトレーニングだけでなく、レース会場にも必携のアイテムなんです。

遠征時はレース前なので事前のトレーニングはテーパリングのため、コースと体調確認のための軽いライド、ラン、スイムになりハーハーと追い込むようなことはしないのですが、そうするとレースのときに強度が上がったとき(それは主にスイムのスタート直後だったりしますが)、やたらにキツく感じて体調が悪いのではないかという錯覚や、思い込みに陥ることがあります。

それを防ぐためにもハーハーとしたキツい呼吸の刺激は身体に与えておきたいので、パワーブリーズはそんなときにも役に立っています。

また同様にウォーミングアップを十分に行うことが難しいアイアンマンなどトライスロンの会場において、呼吸の辛さを緩和して落ち着いて泳ぐためにも、私はスイム直前にパワーブリーズを使ってウォーミングアップをしています。

呼吸をしっかりすると脳の覚醒レベルも高まるので、朝早いことが多いトライアスロンのレース前には、もってこいでもあるんですよ。TM

2016年アイアンマン・ケアンズ、スタート直前のTK(右端)©Kenta Onoguchi

パワーブリーズはLUMINA.comでご購入いただけます。

■著者プロフィール
竹谷賢二(たけや・けんじ)
会社勤めのサラリーマンアスリートからプロに転向し、MTB(CX)の全日本選手権優勝4回、2004年アテネ五輪日本代表。現役引退後、2012年からは指導者としての活動の傍ら自らトライアスロンに挑戦。IM世界選手権(ハワイ)などで活躍している。スペシャライズド契約アドバイザー、エンデュアライフ代表

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コメント

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  1. 児玉 修司 児玉 修司 Master

    Lumina4月号「達人の叡知」で平野司さん(ロンドンオリンピック 日本代表選手トレーニングパートナー)も高強度での追い込みに使っているとコメントいただきました。
    これ、実際に使ってみると呼吸時の負荷が通常のトレーニングにはない感じでかかるんです。大会会場などでテストできる機会があったらぜひお試しを。


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