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世界初、手首でランニングパワーを計測できるポラール「Vantage V」

投稿日:2018年11月2日 更新日:


ルミナ編集部

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トライアスロン完全対応のマルチスポーツウォッチVシリーズが進化。

ポラール・エレクトロ・ジャパンは、トライアスロンモードを備えたマルチスポーツウォッチの旗艦機種「Vシリーズ」の最新モデル「Polar Vantage V」(ポラール・ヴァンテージ・ブイ)を発表した。

11月8日(木)より、オンラインストアを含む全国のポラール製品正規取扱店で販売を開始するこの製品は、希望小売価格69,800円(税別)、胸ストラップ型心拍センサー「Polar H10」付き75,800円(税別)。日本語表示対応は、来春を予定している(※購入後、アップデートが可能)。

世界初(※同社調べ)となる手首でのランニングパワー計測をはじめとした最新鋭の計測・分析機能を搭載しており、トライアスリートの間で大きな話題を呼びそうだ。

▼KONA(アイアンマン世界選手権)歴代王者の人気選手セバスチャン・キーンル(ドイツ)がモデルとして登場するPV

トライアスリートに大きなメリットをもたらす3つの注目新機能

ポラールが満を持して発表したVantage Vは、トレーニングで得られたデータの分析・フィードバックの新機能や、カラータッチパネル、ボタンの両方を生かした操作性能の向上、トレーニングモードで最大40時間使用可能なロングライフバッテリーなど、さまざまな面で進化を遂げているが、トライアスリートとして注目すべきは、以下の3つの新機能だろう。


① 世界初、手首での「ランニングパワー計測」

トライアスリートとして、まず気になるのは、この「ランニングパワー計測」機能だろう。バイクではペダルやクランク、ハブなどに付けた専用センサーで計測したパワーをトレーニングの強度設定や進捗の確認、レースでのペーシングの指標とすることは一般的になっている。

ランニングでも専用センサーを足に付けて走力の出力(ワット)を表示する製品はすでに存在しているが、Vantage Vは「スピードの変化率」などに基づく独自のアルゴリズムにより、本体のみでランニングパワーを計測できる。

「ランニングでパワーがわかったとして、どう活用するのか?」という疑問をもつ人もいるかもしれない。もちろん、具体的にどうこの機能を活用できるかは、実際にVantage Vを使用してみたいところだが、

すでにバイクでのパワー管理になじんでいるトライアスリートならば想像がつくとおり、心拍数よりもタイムラグが少なく、直接的に、身体が物理的に発揮している出力(=身体にかかる物理的な負荷)を把握できる指標「パワー」をリアルタイムでチェックできることは、バイク同様、ラントレーニングにも、大きな変化をもたらす可能性がある。

たとえば、練習(運動)強度の設定。心肺にかかる負荷で強度設定できる「心拍数」と、筋肉などにかかる物理的負荷で強度設定できる「パワー」を、両方活用することで、より正確な強度管理ができそうだ。

また、「トレーニングを続けていった結果、同じパワーでも心拍数が低くなってくる」等、心拍数とパワーの相関をチェックすることで、トレーニング効果(進捗)を確認することもできるかもしれない。

② 身体への負荷をより詳しく確認できる「トレーニング負荷 Pro(TM)」と、回復状況を確認できる「リカバリー Pro(TM)」

パワーをより身近な指標として活用できるようになったことで、ポラールの既存製品に搭載されていたトレーニング負荷(疲労度)の分析機能がさらに強化された。

新たに搭載されたトレーニング負荷 Pro(TM)は、負荷を、筋肉の疲労度=「筋肉負荷」と、心肺機能の疲労度=「カーディオ負荷」、自身が感じる疲労度=「自覚的負荷」の3種類に分類。

筋肉負荷は、ランニングパワーや自転車のパワーメーターなどでパワー計測をした際に、負荷状況を数値化。カーディオ負荷は、トレーニングで計測した心拍数から負荷を数値化する。また、自覚的負荷はトレーニング後に自分でトレーニングの疲労度を10段階評価することで得られる。

この3つのデータの分析により、トレーニング後に身体のどの部分に疲労がたまっているかを客観的数値で確認できる。

直近と過去のトレーニング量を数値化し比較することで、身体の状況をオーバートレーニングか、適正なトレーニング量か、そのバランスを可視化できるという。

リカバリー Pro(TM)は、H10心拍センサー(※別売)を付けて心電を計測することで、トレーニングによるストレスだけでなく、日常でのストレスも計測し、身体の回復状況をより正確に計測できる。

手首型心拍計では初の赤色LEDを含む9つのLEDセンサーと、4つの接触センサー(丸い金属部分)で、かつてない高精度の心拍計測を実現

③ 2色LED&複数センサーを統合し、心拍数計測精度をさらに高めた「Polar Precision Prime(TM)センサー」

スポーツ心拍計のパイオニアでもあるポラールが、こだわりを見せているのが、心拍計測精度のさらなる追究。

一般的な光学式心拍計(手首計測)は緑のLEDを使っているが、Vantage Vで初めて採用された新方式では、緑と赤色の2色のLEDを計9個使用。赤色の波長を加えることで、より深い位置の毛細血管の計測も可能になり、血管の状態をより正確に把握することができるという。

また、3D加速度センサーと皮膚に接触する面には電極センサーを4つ搭載。皮膚と光学式心拍センサーの接触状況を把握でき、手の動きで発生する誤差(モーション・アーティファクト)の補正をより正確に行う。

OWS、プールスイムでも、もちろん手首で高精度の心拍計測が可能

もともと、心拍計測の正確性には定評のあるポラールだが、Vantage Vでは、2色LED光学センサー、電極センサー、3D加速度センサーという3つのセンサーを融合させることにより、心拍数計測の精度を過去最高レベルに高めることに成功したとしている。

***
ランニングでのパワー管理が、トレーニングにどんな変化をもたらすか?
そして、それがどこまで一般化するか?

この議論も含め、Vantage Vはトライアスリートにとっても大きな注目を集める話題作となりそうだ。

■Polar Vantage V(ポラール・ヴァンテージ・ブイ)
カラー:ブラック、ホワイト、オレンジ
バッテリー:1日1時間のトレーニング、24時間心拍計測使用で最大1週間/トレーニングモードでGPS(高精度)、心拍計同時使用で最大40時間
重さ:68g
サイズ:46×46×13mm
防水:30m防水(WR30)
希望小売価格:69,800円(税別)

◎製品ページ https://www.polar.com/ja/vantage/v

10月31日、東京で開催された製品発表会には、ブランドアンバサダーの高橋尚子さん(写真中央)も登場。ポラール・エレクトロ・ジャパン代表取締役の園部英生さん(同左)とのトークセッション形式で愛用するポラール・マルチスポーツウォッチの良さを語った

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