雑誌やネットのメンテナンス記事を見ると、チェーンメンテハンスはクリーナーを使って汚れを落とし、チェーンオイルを一コマ一コマ差して、スプロケットをばらして……みたいに書かれていて、「こんな面倒なの無理!」って思いませんか?
その手の記事は間違いではないのですが(というか、正しい)、普段からやるにはよほどメカ好きでないと難しいですよね。
では日常的に何をやればいいかというと「乾拭き」。走った後に、ぼろ布やキッチンペーパーでチェーンの汚れをぬぐってください。写真のようにチェーンを包んで力を入れずにフキ、フキ、と2往復ほど。
これをチェーン1周分繰り返せばOKです。所要時間は1分もかからないくらい。
これなら簡単ですよね。
「それじゃオイルが取れちゃう」と心配になる人もいるかもしれませんが大丈夫、チェーンにオイルが必要な場所は、プレートとプレートの間なのでウエスで軽くふいた程度ではオイルは切れません。むしろ表面についた余分なオイルはホコリを呼んでチェーンを汚す原因にもなります。
普段から乾拭きをしておけば、チャリチャリ音がし始めたらオイルを足してあげる程度で結構きれいな状態を保てます。雑誌に載っているようなメンテは、レースの前や雨天走行の後でチェーンが真っ黒になった時くらいで十分ですよ。
とはいうものの、「もうすでに真っ黒なんですけど」という場合もあるはず。その場合はクリーナーでしっかり汚れを落としてから注油し、余分なオイルを乾拭きしてください。
どうやって汚れを落とすかとか、チェーンオイルの量をどうするか、など不安な方はLuminaメンテスクールのチェーンメンテナンス講座へ。ご自分のバイクで実習できますよ。毎回ピッカピカになってます。
自分の自転車を使ってチェーン、スプロケットの洗浄を実際に行います。
当日必要なもの:自分の自転車、お手持ちのチェーンオイルやブラシ・洗浄剤など ※ない方はご相談ください。
開催日:水曜夜 18:45~19:45
会場:Lumina編集部(恵比寿)最新情報はLumna’s Entryでご確認ください。
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