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【参加者募集】トライアスリートのための食事と栄養セミナー開催<レポ&次回予告>

投稿日:2018年10月18日 更新日:


ルミナ編集部

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トライアスリートのための食事と栄養セミナー開催

Lumina11月号のテーマでもある「トライアスリートのための食と栄養戦略」。誌面の対談企画にも登場してくれたスポーツ管理栄養士の佐藤彩香さんが講師を務めるセミナー(全3回開催の1回目)が10月10日、東京・原宿の「リラックス食堂」で開催された。

写真=石田佑也(インソールマイスター、理学療法士)

【次回以降のテーマ】
第2回(11月7日)テーマ「コンディショニング」特別講師秦由加子(パラリンピアン)
▶第3回(12月5日)テーマ「ランクアップ」特別講師河原勇人

テーマ「リカバリー」シーズン後半の疲労をしっかり取り除こう

セミナーには平日夜にも関わらず、約20人が集まった。まず、佐藤さんによる毎日の食事のポイントをアドバイスする講義から始まった。

『Lumina』11月号の特集にも登場しているスポーツ管理栄養士の佐藤彩香さん。分かりやすい説明でトライアスリートの心をグッとつかむ

「皆さんも身に覚えがあるかもしれませんが、私が指導しているアスリートもだいたいケガをしてから、スランプになってから相談に来られる方が多いんです。本来はその前に改善するポイントがあるので、もっと早くに相談してほしいと思っています。“予防”という意識をもってほしいですね」

と話す。当然だが、食べ物から摂った栄養で身体が作られる。食べ物の選択は自分でコントロールできるわけだから、しっかり意識をもって食と向き合う必要がある。トレーニング、栄養、休養のバランスを賢く、質良く改善すれば、体調が良くなり、パフォーマンスアップにつながっていく。

多くのトライアスリートがそうであるように、働くアスリートの課題として
①エネルギー不足
②エネルギーに変えるための栄養素不足
③壊れた身体を作り直す栄養素不足

が挙げられる。それぞれの課題解決のためのポイントとして
①糖質の不足⇒アスリートの場合体重×6~7gの量が必要
②糖質や脂質をエネルギーに変えるための栄養素不足⇒ビタミンB群、マグネシウム、アリシン、クエン酸などを積極的に摂取
③身体を作り直すために必要な栄養素摂取⇒たんぱく質、ビタミンC、オメガ3系、鉄。たんぱく質の必要量は体重×1.5~2g ※たんぱく質はこまめに摂って吉

など、具体的な数字や食品名を出しながら分かりやすい説明で講義を進めていった。

特別ゲストの関根明子さん。参加者と積極的に交流してくれた

「朝トレーニング時の食事が分からない」という質問には、

「できれば、走る前にエネルギー源とアミノ酸を摂ってほしいです。朝はエネルギーが空っぽですから。それで走った後に、リカバリーとして食事ができれば理想的です。何も食べないという人もいるかもしれませんが、朝たんぱく質をしっかりとっておくことで、その日、1日の代謝が上がるので、ぜひしっかり摂取してほしいところです」と提案。

また、特別ゲストでオリンピアンの関根明子さんは「自分が現役のときは動的疲労は静的に、静的疲労は動的に解決するということをやっていました。つまり、精神的に疲労を感じたら、運動する、ということです。また朝のトレーニングでいうと、実業団時代は、走る前に緑茶とチーズを食べていました」など、元トップ選手ならではの体験談も語ってくれた。

※緑茶は脂肪を分解して血液中に出す働きと筋肉に運ばれた脂肪を燃焼させる働きがあり、良質なたんぱく質源であるチーズは疲労を抑える効果が期待できる、と佐藤さんは分析。

ワークショップでは、参加者同士が和気あいあいと。佐藤さんもグループに入り意見交換

講義のあとは、参加者がグループになってワークショップを行った。昨日1日分の食事内容を書き出し、そこから問題点や改善点を見つけ出し、代表者による発表も行った。その他、お酒やお菓子との付き合い方、トレーニングと食事のタイミングなどもアスリートの視点に立った、無理のないアドバイスを行った。

「これを食べれば強くなる、というスーパーフードは存在しませんから何より大事なのは継続することです。自分にとって、“BEST”な食事を続けられればよいですが、実際には難しい。ならば、“BETTER”な食事を続けていくことが大事です。インナーケアが身につくと、日常生活も改善されます。ぜひ、少しずつでも実践してみましょう」

会場となった「relax食堂」は栄養士がメニュー考案&調理をしているトライアスリートにもうれしいレストラン。サラダ、抗酸化作用が期待できる大豆と旅行食野菜のマリネ、たんぱく質の補給に豚肉の煮物、炊き込みご飯、など講義を受けた後にはビュッフェスタイルの食事で栄養素の復習も

頭から否定することなく、アスリートの事情を受け入れたうえでのアドバイスは「これなら続けられそう」「ぜひやってみたい!」と思える小ネタも満載だった。

次回テーマも興味深いので、食の意識を変えてパフォーマンスアップにつなげたい人はぜひ参加してみよう。

◎第2回「コンディショニング」
テーマは体重、肌・髪などボディケア。トライアスロン向けの体重管理からはじまり、ダメージを受けた肌・髪のケアやホルモンバランスなど、特に女性向けのセミナーを開催。(男性席も若干あり)

《開催概要》
日時:11月7日(水)19:30~
会場:relax食堂(原宿)
対象:トライアスリート、専門職など

《主な内容》
講義:トライアスリートに向けたコンディショニング
-トライアスロンと体重管理について
-ダメージを受けた肌・髪のケア
-女性のホルモンバランス調整など
体験:DNA解析と連動した、食事・栄養のデータ分析
試食:管理栄養士がオススメする疲労回復メニュー(ビュッフェスタイルの軽食付き)

《アドバイザー》
講師:佐藤彩香さんスポーツ専門栄養士、予防医学士)
ゲスト:秦 由加子さん(現パラリンピック選手)
司会:関口 秀之さん(青山トライアスロン倶楽部代表、港区トライアスロン連合理事長)

詳細や申込はこちらから>>>https://torameshi-1.2.flow-g.com/

©Kenichi Nakashima

プロフィール■Ayaka Sato
スポーツ管理栄養士・予防医学士。企業・保育園の栄養カウンセリング、献立作成、栄養計算などの活動を経て独立。大学、実業団、プロチームなどのスポーツ選手や健康志向の人たちに、実践型の栄養サポートを提供。手がける競技は競泳、陸上長距離、ソフトボール、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなど多岐にわたる。

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