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【2019年6/9開催】アイアンマン・ケアンズ<TK×河口まなぶ>レースレビュー

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ルミナ編集部

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©Kenta Onoguchi

IM Cairns Race Review
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波にもまれ、風になる至福の旅。
対談 TK×河口まなぶ

2016年のレース後、TKと河口さんにレースについて語ってもらった。開催時期は今も同じで、コースもほとんど変わっていないので、来年の対策のヒントに。

プロフィール
Kenji Takeya(写真・右)
スペシャライズド契約アドバイザー、エンデュアライフ代表。MTB(XC)選手時代は、会社勤めのサラリーマンアスリートからプロに転向し、全日本選手権4勝、オリンピック出場(2004年アテネ)などアジアを代表する選手にまで上り詰めた理論派。引退後、2012年からはトライアスロンにも参戦し、アイアンマン世界選手権(ハワイ・コナ)には7度出場。■エンデュアライフ http://endurelife.co.jp/

Manabu Kawaguchi(写真・左)
雑誌やウェブ、TV、新聞などで活躍するモータージャーナリスト。日本カー・ オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。日本を代表するYouTuberのプロダクションサイトUUUM(株)に所属し、10万人が登録する車動画チャンネル「LOVECARS!TV!」をもつほか、車のWeb コミュニティ「LOVECARS! ‐Web自動車部‐」)や、Facebookの「大人の自転車部」「初めてのトライアスロン部」も主宰する。トライアスロン歴は6年目で、現在「KONAチャレ」のメンバーとしてKONA出場を目指している。

アイアンマン・ケアンズ
2019年6月9日(日)
SWIM3.8km/BIKE180.2km/RUN42.2km
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©Kenta Onoguchi

——河口さんがアイアンマン(以下IM)初海外IMなのに対して、竹谷さんはケアンズは2回目(2016年当時)の出場。それぞれの目線からこの大会の印象を語っていただければと思います。まずスイムコースについては?

TK 今回は波がすごくて、日本の大会なら中止だろうなと思いましたが、本来は四角い泳ぎやすいコースですよね。スタートも人数がそろい次第出る、少人数のウエーブスタートで混乱が少なかったですし、進行事態はスムーズ。
河口 僕のレベルでも国内の大会では、さらにゆっくりな方もいるから、スイムで前が詰まってしまって進めなくて、結局密集してしまうこともある。

TK ただ、年代別入賞などを狙っている人は順位が分かりづらいから難しい面はあるかもしれません。
河口 水はきれいでしたよね。

TK (ヨットハーバーの近くに設定されていた)前のコースよりも水はクリア。宮古島みたいな亜熱帯の海で泳ぎやすかったです。
河口 時間が経つにつれて、波が大きくなってきたけれど、追い潮の部分もあったので、結果的には、そんなに影響は大きくなかったかなと。

TK 視覚的にはなかなかのもので、横を泳いでいる人が上に居たり、下に居たり、スイムなのに段差というか、高低差を感じました(笑)。

©Kenta Onoguchi

——バイクコースはいかがでした?

河口 フラットだと聞いてはいましたが、僕レベルだと、ジワジワと脚をそぎ取られる上りはあるなと。最初の折り返しへ向かうワインディングとか。
TK 気持ち良い道ですよね。

河口 車で走ったら気持ちいいんだろうな(笑)。終わったと思ったら、またちょっとしつこく続く。グッと上る個所もありますよね?
TK でも、純粋な上りはごくわずか。あとはスピードの貯金をもって上れるので、そんな上っている記憶がないなと。インナーに落として、意識して上るところは滅茶苦茶短い。

河口 感じ方の違いが大きい(笑)。
TK 上り方の問題もあると思いますよ。ギヤを軽くしたり、上体を起こしたり、上りの態勢に入るのが早過ぎて、自分で上りにしちゃう、みたいなこともあると思いますよ。

河口 ポートダグラスのような、よく外国にある観光地の高級別荘地のような町に折り返しがあるというのはいいですよね。一瞬ワーッと盛り上がる。こっちの人は、選手みんなに対して惜しみなく応援してくれるから。
TK MCもいて盛り上げてくれる。名前とレースナンバーを読んでくれて、そこでワーッと歓声が上がって。

河口 あれは日本のレースにはない感じ。道(路面)も良いですよね?
TK 舗装のきめが比較的粗いところもあったんですが、今回は雨が降ったので、結果的には多少粗くて雨水が流れてくれたほうがグリップが良かった。

河口 確かに雨だから滑るとか、怖いということもなかった。車が走っている個所もあるけれど、ボランティアが交通整理をかなりかっちりやっている。日本だとなかなか車と共存できないでしょ? 通行止めにしないとダメ。
TK ドライバーのほうの理解度というか、国民の理解があるかどうか。

河口 僕らの走っている位置だとひとりで走っているタイミングも結構あるんですが、ドライバーもちゃんとこちらを見ていてくれている感じがして、そのあたり安心感があります。
TK エアロバーを握っている時間帯も長い。全体の9割くらいかな。完全にTTバイク向きのコースですね。宮古島よりも、もっと気持ち良く走れるコースじゃないかなと。

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——ランコースについては?
TK 以前よりはコンパクトになっていて、周回数も増えている。今のほうがフルに応援を受けられるのでいいですね。何が辛いって、誰もいないところをひとりで黙々と走るってつらいじゃないですか。そういう意味では、ハワイとか辛さマックス(笑)。ここは小刻みに景色も変わるし、応援がすごいじゃないですか。ほとんど、お祭りみたい。あとエイドも何度も通れるからいいですね。ライバルとの差も、たくさんある折り返しで確かめられる。

河口 僕もそれはやりました! 仲間とすれ違ったタイミングで、お互いの頑張りをチェックして励みにして。
TK 今回は日本人参加者も多かったので励みになりましたね。宮古島のランみたいな感じ。

河口 でも、あれだけ応援をずっとかけられ続けるって、なかなかないですね。日本でも横浜トライアスロンとか、東京マラソンくらいじゃないですか?
TK そうですね。日本だったら、熱海でトライアスロンやってるような、そんな感じ(笑)。「あぁ自分たちは今、楽しいことをやってるんだな」と、そう思わせてくれる。

河口 やっている人に対するリスペクトがすごい。声かけてくれたり、ハイタッチしてくれる子どもが多くて、うれしい。日本では、あそこまでのノリはなかなかないですよね。エキスポのショップが並んでいる感じなんかも上手ですよね。見てて楽しい。

©Kenta Onoguchi

TK 日本ではこういう楽しみ方ができる大会というのは少なくて、それはもう人(民族)の違いだから、日本で同じようなイベントができるのを待っていても仕方ない。どんどん海外のレースに出て楽しむべきだと思います。もちろん日本にも宮古島とか、すごく良い、日本らしい良さをもった大会はあるんですけれど、ケアンズのような楽しさとは比較できるものじゃない。

僕はできればトライアスロンとかアイアンマンでは、世界のいろいろなところの祭りに行きたいので、1回出たところは出ないつもりだったんです。今年も本当はメルボルンに出る予定だったんですがF1が来て大会がなくなっちゃった。そんな経緯もあって、またケアンズに出ることになったんですが、2回目でも良いですね、ここは。

「トランジションタイム抜きで9時間半」を目標に臨んだTK。すべて込みで9時間46分でフィニッシュし、危なげなくコナ出場権をゲット(2016年) ©Kenta Onoguchi

 

2015年のIMジャパン北海道に続IM2戦目だった河口さん。ヒザを痛めて十分な練習が詰めなかったと言うものの、13時間56分で余裕をもってフィニッシュ ©Kenta Onoguchi

 

日本人参加者が多かった今年のケアンズ。スイムスタート前の盛り上がりも、レースでの奮闘ぶりもOZに負けてません ©Kenta Onoguchi

 

日本語の競技説明からトランジションエリア解説まで、日本人アスリートに優しい態勢が整ったケアンズ。写真左から日本人選手をサポートしてくれたジャックさん、ペイジさん、そしてサム酒井さん ©Kenta Onoguchi

 

日本の選手だけに用意されたコナスロット(2016年IM世界選手権)30枠の発表では、多くのエイジが歓喜の叫びと涙を沸かせた ©Kenta Onoguchi

2016年(対談当時)のレースリポートはこちらから

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