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NZが「理想の海外合宿先」と言われる理由。

投稿日:2017年3月10日 更新日:


堀陽子

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NZ合宿拠点の都市オークランドの広々とした公園は、平日もアスリートたちで賑わう ©Kenta Onoguchi

 

堀陽子が語る「トライアスロンライフNZスタイル」

NZは、なぜ日本からのトレーニング合宿先として人気があるのか?

南半球にあるニュージーランドは、日本のオフシーズンとなる冬の季節は夏。しかし夏と言っても気温は30℃に満たないことがほとんどで過ごしやすい。豊かな自然の中で、どこへ行っても沢山のアスリートがトレーニングしている姿を見かけ、「つい自分も!」と、練習したい気分になってしまいます。

夏のシーズン中は、週末はもちろんのこと平日の夕方に行われるイベントが数多くあります。こちらでは仕事が終わるとレース会場に直行し、レースに参加するというスタイルは当たり前なのです。

また、練習会もショップやクラブチームなどが定期的に主催するものがどこにでもあり、平日は早朝や夕方にあるので仕事に行く前や終ってからでもしっかりトレーニングすることができるのです。

©Kenta Onoguchi

日本人アスリートのリピーターが増えている理由

そうしたいつでも気軽にトレーニングができる環境に来てみたいと、毎年日本から来られる方がいらっしゃいます。そして、一度来たらまた翌年も、そうして何回も来られる方が多いのです。

特に3月はアイアンマンNZがあるので、レース前の合宿と合わせて長めの日程で来られる方がいらっしゃいます。今年も、NZに連続でいらしている選手の方々が合宿&アイアンマン参戦でいらしてますが、今回NZに来られて9回目となる選手の方にその魅力をうかがってみました。

IMNZレース期間中にはオークランドの堀さん宅に多くの日本人選手が滞在する ©Kenta Onoguchi

「気候が良く熟睡できるので、体調を崩さずトレーニングできる」

NZは練習環境が抜群なのがやはり一番の魅力です。海の青と森の緑が素晴らしい景色に恵まれ、滞在先の街中をちょっと離れるだけで車も少なくバラエティーに富んだバイクやランコースが迎えてくれるのでとても気持ち良くトレーニングができます。

また、スイムもビーチがすぐ近くにあるので、朝食前にひと泳ぎすることもできます。海は遠浅なのでひとりでも心配なく気軽に泳ぐことができますし、こちらのアスリートたちもいつも誰かしら泳いでいるので会うとお互いに声を掛け合います。

日本との時差もわずかで、短い滞在でも着いたその日から効率的な練習に取り組めます。日本に比べ日中でも比較的過ごしやすく、朝晩も涼しく熟睡できるので日本の寒い環境に居るより体調を崩さずに練習が続けられるのがやはり魅力です。

そして何よりも、目標達成のために怖いコーチに指導を委ねることが目的のひとつでしょう(笑)LM

 

©Kenta Onoguchi

 

■著者プロフィール
堀 陽子(ほり・ようこ)
1993~96年にデュアスロンで活動後、アイアンマンに主戦場を移し、2007年までトッププロとして活躍。コナ(アイアンマン世界選手権)での最高位は18位。97年、NZに渡り、日本人アスリートの合宿も受け入れる旅行ガイド社「WILD EDGE LTD」を運営。オンラインでのプログラム提供などパーソナルレッスンも手がける。

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