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【2019年6月9日開催】アイアンマン・ケアンズ OZ流トライアスロンの遊び方

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ルミナ編集部

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©Kenta Onoguchi

IRONMAN CAIRNS 2019
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日本と時差1時間のシークレットガーデンへ、ようこそ。

日本からオーストラリアへ。地球の南北を上下として、その縦移動は世界のアイアンマンを旅する者に絡みつく時差もかすかで、ケアンズならたった1時間。かの大陸の北部に位置するこの街は特に日本に近く、成田を夜に出て、翌朝に着く時間感覚は、ほとんど伊豆七島への船旅のよう。

約7時間の空旅を経て、ケアンズ国際空港に着けば、そこからレース会場までは10㎞ほど。「これなら走ってでも行けますね」。異口同音、会場に着いたトライアスリートたちは、そう言って笑う。

そんな近さの一方で、レースを取り巻く環境や文化の豊かさは、遥か彼方の別世界。世界中のアイアンマンを転戦してきたクリス・マコーマックが、世界でも屈指の美しさと絶賛したバイクコースから、OZのポジティブなエネルギーに包まれたランへと至る140(あるいは70.3)マイルは、アイアンマンが到達したひとつの理想を教えてくれる。

日本人専用のコナスロットが用意された2016年、日本人も多く参加。それ以降も行きやすさやコースの魅力などにより、多くの日本人がケアンズでアイアンマンになっている ©Kenta Onoguchi

そして、三度アイアンマン・ジャパン不在の時代がやってきた今年。日本人だけに用意された30のコナスロットも後押しして、400人近いアスリートが、日本から押し寄せた。アジア以外で、これほど多くの同朋があふれた海外アイアンマンは、例を見ない。同じ国の仲間がともに走る海外レースは、心地良く、特別な温かみを感じさせるものだ。

「(日本では)その良さの割に意外と知られてなくて、とっておきのレースだったんだけど、これでみんなに知れわたっちゃいましたね」

2012年にこのイベントがアイアンマンシリーズに名を連ねて以来、何度となく出場してきた、あるエイジグルーパーがそうつぶやいた。その良さが広まった嬉しさと、知られてしまったくやしさをにじませる、秘密の楽園の守り人のような複雑な顔で。

明るくタフな、OZの遊び。

レースの前々日、金曜日に開催された「Cairns Post Bright Night Run」。美しい夕景の中を、地元の人々や応援にやってきた選手の家族らがにぎやかに練り歩く、いや、一応走る  ©Kenta Onoguchi

地理的にも、言語的にも、ほかとの交流が少なく隔たりが大きい日本にあって、トライアスロンもまた独自の道を歩んできた。

「いやいや今の時代、ネットを介せば世界との隔たりなんてないも同然」と、あなたは嗤うかもしれない。

しかし、たとえばオーストラリアのアイアンマンウイークで、レースそのものはもちろん、その宵祭りとしての関連イベントやコース沿道での応援、レース運営のボランティアなどを、まるでよく冷えたキュウリをバリバリかじるようにして遊び倒すオージースタイルに触れれば、日本のトライアスロンにはない、シンプルにして明快な楽しさを感じずにはいられないだろう。

特に、太古からの熱帯雨林とグレートバリアリーフという、ふたつの世界自然遺産をもつ観光都市としてのケアンズは、その心楽しいOZスタイルを我々海外からの来訪者にも、わかりやすく体験させてくれる。その楽しさを知れば、日本のトライアスロンだけの楽しさもまた、より一層鮮やかに見えてくるはずだ。

アイアンマン・ケアンズ
2019年6月9日(日)
SWIM3.8km/BIKE180.2km/RUN42.2km
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SWIM


2014年からスイム会場となったパームコーヴ。細長い四角いコースを1周するコースレイアウト。併催されているアイアンマン70.3ケアンズは下記マップの黄色いブイの所で折り返す。

BIKE

©Kenta Onoguchi

ケアンズの街から北へ70㎞、ポートダグラスを折り返してくるバイクコース。

RUN

マッケンジーやD・デロウら歴代王者を下して優勝したのは本誌に書き下ろしコラムを連載していたこともあるのティム・ヴァン・バーケル。「日本の読者に良い報告ができてうれしいよ」(2016年)©Kenta Onoguchi

エアポート通りまで、エスプラネードラグーン沿いを空港方面に進み、折り返してくる3周回のコース。

and more……

ケアンズでの初勝利をいつもの(?)ジャンピングフィニッシュでキメるバーケル。地元紙『ケアンズポスト』では、レース前日の誌面で特集されるなど、なかなかの人気者なようで(2016年) ©Kenta Onoguchi

女子のレースを制したのはコナでも上位常連のジョディ・スワロー。イギリス代表のオリンピアンとして鳴らしたパワフルなスイムから、ほかを寄せ付けず独走勝利(2016年)©Kenta Onoguchi

ランの周回数をチェックするためのシリコンバンドもしっかりMドット印で。「お土産にもうひとつくれない?」「ダメでしょ(笑)」というやりとりはお約束 ©Kenta Onoguchi

パームコーヴの海岸沿いに長ーく続くT1、約3000人分のトランジションエリア ©Kenta Onoguchi

過去最多400人近い日本人アスリートが参戦した今年のIMケアンズ。ホノルルトライアスロンか、IMコリアか、というくらいに知った顔と会うことが多く、同国人同士励まし合ってレースを楽しめたという声多数(2016年)©Kenta Onoguchi

色とりどり・きらびやかな光り物を身にまとったり、仲間や家族そろって仮装ランをキャッキャと楽しんだり。Post Bright Night Runに遊ぶオージーたちの楽しそうなこと。応援に行くなら、ぜひ参加したい©Kenta Onoguchi

とにかく明るくエネルギッシュなOZスタイルはレースデイも当然、遊び倒す。仲間や家族だけじゃなく、すべての選手をこのテンションで応援してくれる ©Kenta Onoguchi

ニッコリ笑って走るママ。それを沿道からキャッキャと楽しそうに応援する息子。物心つく前からこんなに楽しい遊びを覚えたら、「トライアスロン? 何が楽しくてそんな辛いことを?」なんて大人にはならないだろうなぁ ©Kenta Onoguchi

そうやって育ったかどうかはわからないけれど、荒れるスイムコースを前にしても、不安よりワクワク感を漂わせる大人たち ©Kenta Onoguchi

大人のアイアンマン&70.3の前日は、おなじみ「IRONKIDS」で大いに盛り上がろう。キッズアスリートたちの健気な奮闘ぶりは万国共通ただただ微笑ましく、楽しい。日本から参加した選手もいた ©Kenta Onoguhi

フィニッシュゲートのあるメイン会場を何度となく通り過ぎるラン。知り合いとすれ違い、応援する家族に何度も会うから、辛い顔をしているヒマなんてない⁉©Kenta Onoguchi

TKこと竹谷賢二さんKONAチャレメンバーの河口まなぶさんによるレース攻略やケアンズの魅力を語り合った対談はこちら>>>

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