2017年、Pearl Izumiが新たにリリースしたオーダーウエア(受注生産型チームウエア)「AIR TRISUIT」の開発に、同社のアイデンティティでもあるユーザー目線をもたらすべく結成されたトライアスロンコミュニティ。ブランドアンバサダーの大西勇輝さん、北川麻利奈さんや、パタンナーでKONAチャレンジ(公式サイト参照)メンバーでもある巽朱央さんら社内コアメンバー、駒田博紀代表をはじめとするOn Japanスタッフ、プロスイムコーチ前田康輔さん、有志のゲストらで、佐渡や宮古島などのイベントを愉しむ。
Aタイプ初挑戦から、表彰台のさらなる高みを目指す者、選手たちを全力サポートするメンバーまで、総勢16人の仲間が同じ旗印(チームウエア)のもとひとつになった、PI TRI 2018シーズンの集大成、佐渡国際トライアスロンを振り返る。
それぞれの挑戦が迎えた秋
チームウエアの良さって、いったい何だろう? ユーザー目線のそもそも論に立ち返ることから始まったパールイズミのトライウエア開発プロジェクト。その実践的アプローチの中核を担うチーム「PI TRI」は、昨年に続き、一年のメインイベントである佐渡トライアスロンへと帰ってきた。
今年は宮古島に続きAタイプに初挑戦し、「チームとしての目標と、個人としてのそれを両方達成する」ことを目指してきた大西勇輝さんは、レース1週間前から腰に強い痛みが出て、故障を長引かせない範囲で「行けるところまで行く」という難しいレースに。ラン15㎞地点でレースを降りざるを得なかった。
「この状態でよくランまでいけたという気持ちと、悔しさが半々」と複雑な想いをにじませたが、チームのレースはまだ終わっていない。そのまま仲間の応援へとまわった。
ランでその大西さんからバトンを受け継ぐようにして奮闘したのは、昨年Aタイプ年代別優勝を果たし、今年は女子総合での表彰台を目標に掲げていた巽朱央さん。
「ランの終盤、また歩きそうになっていたら、後ろから(KONAチャレメンバーの)東度さんに『アケオちゃん、歩いちゃダメ!』と喝を入れられて(笑)、最後まで抜きつ抜かれつの楽しい展開でした」。結果、総合5位に入り、見事表彰台に上った。
今年は「チームとして、より成熟して、結束力を感じることができた」と振り返るのは、このプロジェクトのリーダーでもある清水秀和さん。
自らは腰を痛めAタイプ初挑戦を途中で切り上げなければならなかったが、チーム全員で挑んだトライアスロンに悲壮感はない。フィニッシュ会場に最後の花火が上がり、その光を見つめるメンバーたちの背中を見守りながら、チームの仲間とともにある喜びをかみしめ、次の秋へと続く挑戦に向け、決意を新たにしていた。
▶「AIR TRISUITS」オーダーなどに関する詳細は公式サイトでチェック!
https://www.pearlizumi.co.jp/lp_airseries