(>>>前回の「#05 アストロマンで体感した「AIR TRISUIT」の実力。」はこちら)
いざレースとなれば、誰の助けも借りず、自分だけの力で進めていく個人競技(スポーツ)である一方、 その準備段階から、レース中の励まし合い、ワイワイにぎやかな遠征旅行まで、仲間がいるともっと楽しいトライアスロン。
そうした「チームスポーツ」としての楽しさと、チーム・コミュニティの結束を強くして、それをさらに盛り上げてくれる、「チームウエアの良さ・愉しみ」について、Team PIのメンバーで、自転車(ロードサイクリング)などでも、そうした愉しみを経験してきた北川麻利奈さんが語る。
なぜ、チームウエアづくりは、こんなに楽しいのか?
文/北川麻利奈 写真/播本明彦、小野口健太
「オリジナルのチームウエアをつくりたい!」そう思うのはなぜだろうと考えてみたところ、チームウエアを着るということの醍醐味は「一体感」にあると思い至りました。
まずレースまでの練習を積み重ねる時期において、メンバー同士がお互いを高め合い、叱咤激励を繰り返しながら、自然と利害のないピュアな信頼関係が築かれていく。
レース当日は、メンバーそれぞれが違う状況(仕事や家庭、その他もろもろ)の中、それぞれの想いを胸にベストを尽くす1日になる。
レース中の「楽しい!」「苦しい・・・」を共有したり、励ましがエネルギーの源になるのは、ともに練習を重ね、同じウエアを着てレースに出場しているチームメンバーなのではないか? そこに信頼関係があるからこそ生まれる特別な「底力」があると思っています。
だから、どんなレベルの選手であっても仲間とウエアを作ってレースに出るというのは、信頼できる仲間と感情を共有できる楽しいお祭りのようなもの。大人になってから、こうした特別な時間をもてることは素晴らしいことです。
個人スポーツでも、一体感を味わえる喜び。
また、チームウエアというのはそのチームのアイデンディティを表現するアイテムでもあります。
チーム名は名札のようなもの、さらにスポンサーロゴが入っていたりするとよりわかりやすい。どのチームにどのような選手が所属しているのかということは、社員が企業文化を構築するのに似ている部分があり、それが公式のレースの場で「お披露目」されることでチームの対外的なアピールになる。
例えばチームを牽引する強い選手がいて、練習会を企画したり事務的なことを担う縁の下の力もち的な人、お笑い担当のムードメーカーの人がいる。そういう人たちが作るチームのカラーみたいなものが、同じウエアを着てレースに出続けることで周りにどんどん知られていって、相乗効果でチームメンバー以外の仲間が増えていく。
チームによっては、デザインやカラーを大きく変えないチームがあるのも、そういう伝統みたいなものがあって、メンバーがそれを誇りに思っているからなのかもしれないですね。
いずれにせよ、個人スポーツながら、こうした一体感がもてるということの喜びは、人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。
(>>>#07 仲間と目指す51.5km→ミドルデビュー バージョンアップのために必要なこと。<前編>へつづく)
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■プロフィール
北川麻利奈さん
学生時代は水球選手として活躍。卒業後、大手企業や出版社、外資系IT企業などを経て現在はフリーランスのPR、編集・ライターとして活動している。トライアスリートとしては日本選手権など51.5kmを中心にレースに出場、2016年のホノルルトライアスロン優勝(日本人としては初)などの戦績をもつ。
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