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最先端機器とエリートランナーの指導がトライアスリートの走りを変える。『SPORTS SCIENCE LAB』体験レビュー

投稿日:2017年11月27日 更新日:


ルミナ編集部

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箱根やニューイヤー駅伝などで活躍した元トップ選手ら一流の講師陣がフォームチェックや改善のためのアドバイスを担当してくれる

今年、東京・表参道にオープンしたスポーツサイエンスラボ(SSLAB)。トレーニングに関する最先端の機器やノウハウを駆使して、それぞれの目標達成に向けた効果的なワークアウトを実現してくれるという注目の施設は、トライアスリート的にどう活用できるか?

IRONMAN70.3世界選手権出場を目指して、トレーニングを積んでいるエイジグルーパー早川仁さんが体験リポートしてくれた。

 

IM70.3世界選出場を目指すエイジグルーパー早川仁さん。実際にSSLABでのトレーニングを体験し、早速その効果を実感しているという

客観的データで、安全に効果が最大化されるペースを学ぶ

SSLABは主にマラソンを目指す人向けのイメージがあったが、今回、自分で試してみて、トライアスリートにもおススメできると思った。実際、エリート選手を含めトライアスリート率が徐々に高まりつつあるとのことだった。

ルミナ経由で体験を申し込み、表参道の裏手にあるSSLABを訪れてみると、そこはスポーツジムというよりは名前通り、まさにLAB(ラボ=研究室)の佇まい。そして待っていてくれたのは、かつて早稲田大学の優勝チームメンバーとして箱根を沸かせた三田裕介さん。

箱根駅伝ファンとしては早速テンションが上がる中、まずはトレッドミルでフォームチェック。臀筋の使い方などランニングフォームのアドバイスを彼から受けた後に、いよいよメインの低酸素トレーニングを開始。

自分は標高約1500mの高地を模した低酸素環境を体験。トレーニング中は10分おきに血中酸素濃度(SpO2)と心拍数を計測し、安全かつ効果が最大化されるように、走行ペースを管理してくれる。

1回の体験でいきなり効果を実感できるものではないかもしれないが、ホンの数十分のスローペースジョグなのにSpO2の値は明らかな変動を示しており、身体に適切な負荷がかかったことは間違いなかった。

トップアスリートと同レベルの最先端機器を活用して、トレーニング効果を最大化してくれる

数回の練習にして、脚への疲労感やランタイム向上を実感

自分は来期、トライアスロンのラン10kmを約40分で走りきることを目標としている。そのためにはVO2Max(最大酸素摂取量)やAT値(※)を現状より引き上げ、さらにはフォームを改善しランニングエコノミーを高めないとならない。

SSLABにはそのために必要な設備に加え、箱根ランナーで実業団ランナーとしても活躍した三田さんや、八木勇樹さん、他にも陸上経験者がスタッフとしてそろっており、ランの悩み相談やアドバイスを受けられることも魅力だ。

走能力を高めたいランナーは一度試すべき環境がここにはある。私は、初回のお試し後に入会してからわずか数回のトレーニングだが、早くも脚への疲労感の軽減や、ランタイム向上の効果を実感しつつある。

今後どこまで自分のランパフォーマンスがどこまで向上するかとても楽しみだ。

「ランニングアビリティ測定」のイメージ動画。VO2MAXやAT値などを正確に把握することで、レースやトレーニングの幅を広げ、内容を濃くしてくれる

 

箱根やニューイヤー駅伝などで活躍した三田裕介さん(左)と八木勇樹さん(右)他にも一流のスタッフがそろっている

SPORTS SCIENCE LAB公式サイト
https://sslab.tokyo/

※無酸素性作業閾値:有酸素トレーニングと無酸素トレーニングの境目。血中乳酸濃度4ミリモル(mm mol/l)ほど。SSLABでは呼気からの計測でこのAT値を算出している。



■プロフィール
早川仁(はやかわ・ひとし)

トライアスロン歴2年、47歳のエイジグルーパー。2017年、九十九里トライアスロン年代別6位、ホノルルトライアスロン年代別8位。2018年の目標はスタンダードディスタンスでJTUランク入りして日本代表チームに選ばれ、IRONMAN 70.3世界選手権に出場すること。

 

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