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まだ間に合う、冬トライアスロンに挑戦!

投稿日:2017年3月15日 更新日:


中島靖弘

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欧州やカナダを中心に高い人気を誇るウインタートライアスロン ©Janos Schmidt/ITU

この冬、まだ間に合う! ウインタートライアスロンに挑戦しよう。

持久系スポーツをつなげて楽しみたいトライアスリートは、冬にもトライアスロンをやっちゃいます。

ランとバイク、クロスカントリースキーで行われるウインタートライアスロンは、ヨーロッパやカナダで人気のスポーツのひとつであり、ITU(国際トライアスロン連合)の世界選手権も北欧を中心に開催されています。

不整地や不安定な場所でトレーニングを行うことは、負荷がかかり持久力向上の効果だけでなく、動きの効率向上も期待でき、夏のトライアスロンシーズンに向けたトレーニングとして積極的に取り入れたい種目です。

雪上でのラン、バイクはそのトレーニング効果は期待でき、さらに転んでも雪なので痛くないという大きなメリットがあります。

写真はウインタートライアスロンの世界選手権 ©Petko Beier/ITU

雪の上ではバイク&ランの技術も自然と高まる

ランは、足が埋まる前に短い着地時間で、次の一歩に進む技術や左右前後にずれながら足が埋まった場合の対応は体力的にも大きな効果があります。

バイクは、マウンテンバイク(MTB)を使用し、雪上だけでなく舗装路や不整地など大会によって特色のあるコースを走ります。特に雪にハンドルがとられ、まっすぐ走ることが難しいため、身体全体を使ってまっすぐ安定させて進むための技術を自然に習得することができます。

力任せに強引なペダリングだとタイヤが滑ってしまう雪の上を、適度なトルクをかけて、円を描くペダルに可能な限り均等に力をかける理想のペダリングも自然に習得することができます。

 


国内シリーズ第3戦は新潟・津南町
クロカンスキーはレンタルでもOK

クロスカントリースキーは、技術的な要素が大きく、ここでのタイムが全体の順位に大きく影響しますが、心肺持久力向上のためのトレーニング効果としては大きく、足の動きがバイクのペダリングに近いので、バイク強化にもつながります。

このチャレンジへの障壁になるのが、MTBやクロスカントリースキーなどの機材ですね。

4月2日に新潟県津南町で開催される「ジャパンウィンタートライアスロンシリーズ」の第3ステージでは、MTB、クロスカントリースキーのレンタルが可能ですので、ウエアとランニングシューズさえあれば出場可能。

ウエアは冬のバイクトレーニング用で十分ですし、シューズもトレイルランニング用シューズ、ロード用のランニングシューズでOKです。

この大会の競技距離は、ランは6km、バイク12km、クロスカントリースキーは9km。ラン3km、バイク9km、クロスカントリースキー6km という短めの距離も設定されています。

ロードでのトライアスロンに慣れている人は、「たったこれだけ」という距離ですが、十分達成感を味わえると思います。 世界選手権にもつながる大会です。

本格的なトライアスロンシーズンの前に、チャレンジしてはいかがでしょうか。LM

雪の上バイクライドは、力任せでは進まない=技術練習要素も多分にある

■イベント概要
2017ジャパンウィンタートライアスロンシリーズ
3rd stage 津南ウィンタートライアスロン大会

4月2日(日) ニュー・グリーンピア津南(新潟県津南町)

エントリーサイト

■著者プロフィール
中島靖弘(なかじま・やすひろ)
湘南ベルマーレトライアスロンチーム・ヘッドコーチ。フィジカルトレーナー、指導者としてオリンピアンから市民アスリートまで、数多くのアスリートの育成を手がける。日本トライアスロン連合のマルチスポーツ委員長としてウインタートライアスロンの普及にもたずさわっている。

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コメント

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  1. 毎年出てみたいと思うが1人は寂しいんだよな、、誰か東京から出場される方いたら私も連れて行ってください。笑

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