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【NAS×Lumina キッズトライアスロンスクール】子どもと楽しむトライアスロン、教えます

投稿日:2019年4月11日 更新日:


ルミナ編集部

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子どもの「楽しい」「やりたい」を
安心・安全にサポートするキッズトライアスロンスクール

自分の子どもにトライアスロンをやってもらいたい、と考えるトライアスリートは多いのではないだろうか。楽しさやすばらしさを知っているからこそ、それを子どもたちとも共有したいと思うのは自然なことなのだろう。

現在、首都圏と関西で展開している「NAS×Luminaトライアスロンスクール」の中で、勝どきと聖蹟桜ヶ丘では、「NAS×Lumina キッズトライアスロンスクール」を展開している。NASトライアスロンスクールの吉越慎吾さんに子どものうちにトライアスロンに取り組むメリットや親子での楽しみ方について聞いた。

レッスン前にしっかりドライランドで動きづくりやストレッチを行うのもトライアスロンスクールならでは

トライアスロンで心と身体の豊かな成長を育む

一番大きなポイントは、スイム、バイク、ランの3種目とも、左右対称の動きをするため、それが成長の過程でバラン良く身体が育っていくことにつながることです。

たとえば球技などの場合、利き手・利き足、投げ方や振り方によって筋肉の付き方や動き方にアンバランスさが出てしまいます。トライアスロンの3種目でも苦手な動きというのはあると思うのですが、基本的には左右同じ動きをします。水泳では上半身を、バイクとランでは下半身を中心に使うので、身体全体のバランスが整います。

子どものころに筋肉や動きのバランスを整えておくことがとても重要だと考えています。小学生のうちはトライアスロンをやって、中学・高校で他の競技に行くのも大いにありだと思っています。それがトライアスロンに関連する水泳や陸上でもいいし、サッカーや野球でもいいと思います。子どものころに、身体の動かし方を覚え、バランス良く筋肉をつけて、使い方を覚えておくことが、その後、どんなスポーツを行うにしてもとても大事なことだと感じています。

9月のオールキッズトライアスロンを目標にトレーニング。コーチが帯同してくれるので、安心してレースに参加できる 写真提供=スポーツクラブNAS

私は、ベビースイムの指導経験もありますが、筋力がないほうが身体の動かし方を覚えるんです。子どもは力がない分、なんとか身体をうまく動かそうと本能的に試行錯誤します。

子どもたちは、力の抜き方と入れどころの勘がすごくいいんです。大人の場合、力でカバーして泳げてしまうので、「頭で理解していても動きに直結しない」という状態になりがちですよね。水泳は重力がないところで行うスポーツなので、身体の動かし方がとても重要。ベビーや幼児の場合、「水感力を鍛える」ことに重点を置くのですが、水を感じる力というのは年齢が低ければ低いほど体得しやすいですね。

すべてのスポーツに通じる大事なことをトライアスロンから得ることができると感じています。特に水泳を例に挙げましたが、筋力に頼らず感覚で身体を動かそうとする能力や、左右のバランス感覚を養うことは子どもの成長期において、とても大事なことなのです。

コーチがレースに帯同してくれるので、選手である子どもも、親も安心して参加できる

必ずしも勝つことが一番大事ではない。
トライアスロンスピリッツで精神的成長も

他のスポーツと比べて、数字で評価されないという特徴がありますよね。トライアスリートなら身をもって実感していることだと思いますが、完走者すべてが勝者である、という考え方です。

ベストタイムとか1秒縮めたということが重要ではないから、そこで一喜一憂することが比較的少ない。子どもにとっては、そこが良いところかなと感じます。結果だけで判断するのではなく、今まで努力してきたことがレースで発揮できて、ゴールテープを切ることで自信につながったり、達成感を得ることができる。そういった経験は精神的な成長につながるし、そういうところがトライアスロンの魅力かな、と。

子どものやりたい気持ちを尊重する

自分がトライアスロンをやっていないのに子どもにやらせてみよう、と思う親はなかなかいないですよね。「キツイ」というイメージが強いですし、「体力がないとできない」「うちの子には無理」と考えている方がやはり多いように思います。でも、子どもが「やりたい」から体験に来るという人がほとんどなんです。本人のやりたい気持ちを優先させ、尊重することがとても大事だと思います。

トライアスロンはチャレンジするスポーツです。できるかできないか分からないけれど、やってみよう、ということがとても大事なんです。「NAS×Luminaトライアスロンスクール」では、安全で楽しく、ということを重視していますので安心して参加してもらえると思います。子どもたちのやりたい気持ちをしっかりサポートして応援してあげたいと思っています。

子どもがやりたいと思っているのであれば一度体験させてみてください。そしてどんな感想をもってくるか楽しみにしてみましょう。

できた瞬間を見逃さず、子どもの「分かった!」を大事にする

ひとつでも「あ、分かったかも!」「できた!」という発見(気づき)とか、小さな成功体験があると、どんどん楽しくなって、ぐんぐん伸びていく。これは大人も同じですが、子どもの場合は特に顕著。キッズスクールのレッスンでは、それぞれの子どもに毎回そういった機会が訪れるよう、さまざまなバリエーションのメニューを織り交ぜ、「できた瞬間」を見逃さず、しっかりとほめてあげるよう心掛けています。

聖蹟桜ヶ丘のクラスは、小学校低学年から中学生まで、年齢に幅も泳力の差もあるのですが、2コースを使って、練習メニューを分けるだけでなく、トライアスロンならではの集団泳の練習で、小さい子が先にスタートして、中学生や泳ぎが得意な子はそれを追いかけていく(※抜くほうも・抜かされるほうも実戦的な練習になって、鬼ごっこのような楽しさもある)といった全員で行うメニューも実践しています(平野コーチ)。

親も一緒に楽しむことがいちばん

楽しんだり、苦しくても頑張っているお子様の姿を見たら、ぜひお父さん、お母さんも一緒にやってみましょう。何も急にトライアスロンをやってください、という意味ではなく、何か1種目でもいいですし、一緒にウォーキングする、ということでも構いません。子どもと一緒にスポーツをするという体験をしてみてください。思わぬ発見や楽しさがあるはずです。子どもがやっていたから自分もトライアスロンに出るようになったという親御さんもいらっしゃいます。とてもうれしかったですね。

ご両親どちらかがトライアスリートの場合、「週末はいつも練習でいない」という家族の不満に耳をふさいでいる人もいるかもしれませんね。子どもと一緒に週末にトレーニングしたりレースに行くというのが習慣化すると、家族としての在り方もうまくいくのではないかと思います。孤独なトライアスリート……ではなく、家族も応援したい気持ちになり、トライアスロンを通じて家族に一体感が生まれてくるはずです。

キッズトライアスロンスクールですが、親子で楽しめるイベントができたらいいなと思っています。子どもの様子を見学しているだけよりも、一緒に身体を動かしたほうがずっといい。1dayのイベントなどもいいかもしれませんね。親は子に、子は親に頑張っているところを見せたいと思うことから、イベントも一層盛り上がりそうです。

コースロープを外して集団泳

トライアスロンとの出会いの場として

毎年秋に開催される、オールキッズトライアスロンを1年の目標にして練習しています。当日はコーチが帯同して、準備やアドバイスなどを行っています。実はレースに参加したお子様たちよりも親御さんが感激しているパターンが多いんです。「うちの子がこんなに頑張っている!」と刺激をもらえるようですね。

子どもたちには、レース後に感想文を書いてもらうのですが、「次はこうしたい」という前向きな言葉がたくさん並んでいます。このレースという発表の場を子どもたちが楽しめる場にしたいと思っているので、レース会場でもしっかりとチームとしてサポートしています。

理想としては、子どものときにトライアスロンをやっていて、一度離れてしまってもまた大人になったらトライアスロンに戻って来てくれるような指導をしたいと考えています。トライアスロンって楽しいな、好きだな、またやりたいな、というように。

スポーツクラブNASならではの安全で安心して参加できるトライアスロンスクールという信頼性と、Luminaならではのトライアスロンの魅力をどこよりも伝えられるメディアという特性と多くのコンテンツを駆使して、他にはない子どもと親のためのトライアスロンスクールを目指していきたいと思います。

トライアスロン体験の間口を大きく広げたい。入口の扉は広いほどいい。誰でも安心して参加できるトライアスロンスクール、それが「NAS×Luminaトライアスロンスクール」です。

体験会にぜひ親子でお越しください。

VOICE

《スクールに通う生徒のお母さんより》
ゴールテープを切ったら自信がついて笑顔が増えた

先に通っていた兄の影響もあり、1年生のときからトライアスロンクラスに参加しています(現在3年生)。やはり1年生のときから(スクールの延長として)出場している「トライアスロン大会」は緊張するようで、最初は泣きながら走っていたのですが、一度ゴールしたら、それが彼女の中ですごく大きな自信になり、翌年からは泣かなくなって、楽しみになってきたようです。

小さい子にとっては、大会に出るという緊張感はかなり大きかったようですが、ゴールした達成感や、「次は頑張らないと」という緊張感を保って、みんなで練習していくという過程の中では、いろいろな人に支えてもらったり、悔しかったり、うれしかったり、私(母)も子どもの頃、経験できなかったような、いろいろな経験をすることができているなぁと。

陸上の教室やスイミングのクラスにも通っているのですが、トライアスロンクラスは、いろいろな身体の動かし方を習うことができるので、特に楽しみにしているようです。子どもたちの影響もあって、父親もロードバイクに乗るようになったり、家族で身体を動かすことを楽しんでいます。

【スクール】

スポーツクラブNAS聖蹟桜ヶ丘(2コース貸し切り)
①30分の陸上トレーニング
②着替え
③1時間のプールトレーニング
指導:平野修也コーチ
スポーツクラブNAS勝どき(プール1面貸し切り)
①45分の陸上トレーニング
②着替え
②1時間のプールトレーニング
指導:孫崎虹奈コーチ

【特徴】

《陸上トレーニング》
ストレッチ、体操、動きづくり
《ポイント》
柔軟性、バランス力、俊敏性、身体の使い方を習得する
《例》
バランス:目をつぶって片足立ち、押し相撲
俊敏性:高速踏み台昇降(速く動く)
遊びの要素を入れて行う。ひとつの動きではなく、入りロな動きを混ぜ、あらゆるパターンの動きを体験させる。大人になると難しいが、子どもはすぐに順応できる。

《プールトレーニング》
対象は25m泳げることだが、泳ぎが苦手な子もいるので、泳力レベルに分けて行う。
基本はキックや姿勢づくり。トライアスロンスクールならではの海で泳ぐための練習。
・イルカ飛びのスタート
・集団泳
・コースロープを外してオープンウォーターに近い状態をつくる
・ブイ周りトレーニング

ブイ周りのトレーニング

波を起こし、オープンウォーターに近い状態を作り出す

◎体験・お問い合わせは各店舗まで
スポーツクラブNAS勝どき https://www.nas-club.co.jp/kachidoki/
スポーツクラブNAS聖蹟桜ヶ丘 https://www.nas-club.co.jp/seisekisakuragaoka/

 

 

コーチプロフィール■

ひらの・なおや
聖蹟桜ヶ丘担当。競泳、ライフセービング、フィンスイミングの3競技を専門とするマルチアスリート。ライフセービングで国際大会に出場する現役トップアスリートでナショナルチームの指導も手掛ける指導者でもある。


まごさき・にじな
勝どき担当。Luminaイベント担当で、自身今年のKONAを目指してる現役トライアスリート。小学生時代からトライアロンをはじめ、競技歴は10年以上。日体大トライアスロン部時代は、4年連続日本選手権出場経験あり。

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