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超実戦的トレーニング KONAの翌日に15㎞走《mizu観察日記 vol.2》

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ルミナ編集部

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今泉瑞希さんコラム

>>スポーツと旅を愛する、”ふつう”な私のウルトラマン挑戦記録「mizu観察日記vol.02」

ウルトラマン・トライアスロンとは、スイム10km/バイク420km/ラン85kmを3日間で走破するレース。今年は、2024年7月26日~28日にカナダ・ペンティクトンで開催される。mizuこと今泉瑞希さんは、ウルトラマン完走を目指してトレーニングに励んでいる。

文・写真提供=Team mizu

前回のコラム>>ウルトラマンにチャレンジ!今泉瑞希さんコラム開始《mizu観察日記 vol.1》

ウルトラマンチャレンジが決まってから

mizuがウルトラマンにチャレンジすると決めたのは2022年夏頃。大会まで約2年の準備期間が始まりました。

それまではロングライド・ロングランが好きで走り回っていたイメージでしたが、意図的に長時間活動すべく大会への出場が増えました。

その中でも特にランは初めに行動を起こします。ウルトラマンのラン区間は80kmを超えます。そこへ向けた練習として、まずは2023年1月に開催された屋久島1周ウルトラecoマラニックへ出場し、しっかりと完走を果たしました。

今泉瑞希さんコラム

2023年1月の屋久島ウルトラecoマラニックで自身初のウルトラマラソン完走

85kmの本番(ウルトラマン)に対し100kmのマラソンを経験しておけば、なんとか大丈夫という彼女の前向きさが感じさせられた瞬間でした。Vol.1でもお届けした通り、普通のスポーツ好きの女性ではありますが、「チャレンジする!」となったときの集中力のすごさは格別です。

そういう意味ではアスリートの魂をもった普通の女性である気がしますし、応援してくださる方も多く集まるのだと思います!

アイアンマンNZで出場基準タイム突破

2023年3月には彼女自身久しぶりとなるロングディスタンスのトライアスロンへ出場しました。ニュージーランドで開催されたアイアンマンは目標のひとつアイアンマン世界選手権(KONA)への出場をかけた戦いでもありましたが、さらに大切なミッションが14時間半以内にゴールするということ。

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2023年3月のIRONMAN NZ で、ウルトラマン参加資格の14時間半を切ることができて安堵しフィニッシュシーン

14時間半とはウルトラマントライアスロンへエントリーする権利を得るために必要なタイムなのです。長距離であるがゆえに全体的なスピード(タイム)は必要とされないウルトラマンではありますが、最低限のトライアスロン能力が必要とされます。

つまりこのタイムを切らない限り出場チャンスは得られないのです。2019年12月に出場したロングのトライアスロンを最後に少し期間が空いてしまいましたが、12時間47分52秒の自己ベストと共に無事ウルトラマン基準タイム突破&KONAへの切符をふたつとも手にすることができた大会でした。

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無事に基準タイムを突破! さらにKONAへの切符も手に入れた

複数日続けての長時間練習

トライアスロン、ウルトラマラソン、トレイルランニング、ロングバイクイベントなさまざまな大会に出場した1年半。ただ、大会に出るだけではなくしっかりとウルトラマンに向けた練習として意味をもたせて挑みました。

【ウルトラマンを想定した3日間連続長時間トレーニング】

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2023年9 月ウルトラマンを意識した長時間(3日間連続)の練習

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2023年12月の伊豆トレイルジャーニー (70㎞)

イベントや個人的なベーストレーニングでは、複数日運動をすることも意識しています。たとえば、初出場となった2023年10月のアイアンマン世界選手権(KONA)のレース翌日に15kmのランを実施しました。そのレストタイムも12時間とウルトラマンに合わせた時間に設定しました。

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強豪アスリートも驚いた! KONAの翌日、15㎞ランを実施

また2024年3月には、しろさとTT200に出場。200kmを走り終えた後、ルミナさんに相談してOKをもらい、さらに30km追加走行をさせていただきました。その翌日には皇居ランニング60km、3日後には伊豆1周(200km)と運動日数と運動時間の積み重ねが順調にできています。

24.03 しろさとTT…女子総合4位・翌日80kラン予定でしたが60kで打ち切りました

2024年3月のしろさとTT200は女子総合4位。翌日80kmラン予定だったが60kmで打ち切った(編集部心の声:それでも十分すごいけど……)

ただしちょっとしたトラブルも。少し強度をミスしてしまい、膝痛を発症。悩まされた時期もありました。実は直近で参加した石垣島トライアスロンは、膝痛からの回復期間と重なり思うような練習ができていませんでした。当たり前のことでありながらも難しいコンディショニング。本番前に同じ過ちを繰り返さないように慎重にかつ攻めて行きます!

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2024年3月しろさとTTの翌日に皇居60㎞ラン。ミズサポメンバーに励ましてもらいながら

また、しろさとTTでのルミナさんのご協力や普段ケアをしてくださるトレーナーさん、もちろんミズサポの皆さまも含め多くの助けや応援があると実感する期間でもありました。これからもっと多くの方に応援いただけるよう、気合を入れて頑張ります!

石垣島トライアスロンの結果は!?

前途したとおり、膝痛によりあまり練習できなかった4月前半でしたが石垣島に少し早く入り個人合宿も行いました。スイム練習を行い、ウルトラマンで必要となるカヤック並走の練習も! そこでカヤック(クルー)の課題も見つかりました。

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初めてのカヤック並走練習で一度も陸に上がらず8㎞実施

スイム練習の他にも、ランやバイクの練習も軽めに行いました。残念ながら膝痛は完治するところまでは行けず、バイク練習の距離を短くする必要があり大会前に不安が残る練習となりましたが……石垣島の大会結果はなんと年代別優勝!

シーズン初戦で苦手なスタンダードディスタンス(51.5km)レースにおいての優勝はうれしいこと、そしてウルトラマンに向けたトレーニングで底上げができている証拠だと感じます。膝痛があったことも考えると、上出来です! 応援ありがとうございました!

今泉瑞希さんコラム

2024年4月、膝痛を抱えながらも、石垣島トライアスロンで年代別優勝

これからの時期の練習が本番に向けて重要になります。気温も上がり始めるこの時期は練習の内容はもちろん、パワーや心拍、深部温度など最大限活用して程よく管理された練習を行なっていく予定です。

また、走行会などこれまで開催してきたミズサポイベントも随時開催予定です! ぜひ練習にお付き合いくださいませ!

次回も『mizu観察日記』をお楽しみに!

前回のコラム>>ウルトラマンにチャレンジ!今泉瑞希さんコラム開始《mizu観察日記 vol.1》

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プロフィール mizu – 今泉瑞希 –
スポーツと旅を掛け合わせたスタイルで各種タイアップやイベント出演など幅広く活動中。豊富な経験、知見を生かしコンテンツアドバイザーも務める。2018年4月に人生初のロングレース、宮古島トライアスロンを完走。そこからトライアスロンが大好きになり、トライアスロンの魅力を発信し始める。2023年はアイアンマン世界選手権(KONA)にも出場を果たす。SNS総フォロワー数5万人超え。3月27日生まれ、群馬県出身。
HP https://mzkcyc.com
IG https://www.instagram.com/mzk_cyc
X https://twitter.com/mzk_cyc

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