ウルトラマンにチャレンジ！今泉瑞希さんコラム開始《mizu観察日記 vol.1》

今泉瑞希さんコラム

＞＞スポーツと旅を愛する、”ふつう”な私のウルトラマン挑戦記録「mizu観察日記vol.01」

文・写真提供＝Team mizu

今泉瑞希、ウルトラマントライアスロンにチャレンジします！

ウルトラマントライアスロンというレースを聞いたことはありますか？　ルミナ読者の皆さんなら多くの方が聞いたことがあるかもしれませんが、世間ではほぼ知られていないトライアスロンレースのひとつです。

現在、ウルトラマンのブランドレースは世界で3カ所（カナダ・アリゾナ・フロリダ）の開催のみで、スイム10km／バイク420km／ラン85kmとウルトラマンと呼ぶに相応しい距離設定。世界選手権はアイアンマンと同様にハワイ島・KONAで行われます。

2023年アイアンマン世界選手権（KONA）

さすがに1日で完遂できる距離ではないため、3日に分けて行います。制限時間は1日12時間×3日間＝36時間です。想像もつかない過酷な3日間が待っていることでしょう。

そんな過酷なレースにmizuこと今泉瑞希がチャレンジします。彼女は、スポーツと旅を愛するトラベルサイクリストでInstagramを中心とするインフルエンサーとして活動しています。趣味がたくさんあり、自転車、マラソン、トレイルランニング、登山、乗馬、他さまざまなスポーツ観戦等。

趣味のひとつ「日本百名山ハント」。2022年10月に北海道・羅臼岳登山で

多彩なmizuはもちろんトライアスロンも大好きなスポーツのひとつで、2023年にはアイアンマン世界選手権（KONA）に出場しました（2024年4月号にインタビュー掲載）。

2023年アイアンマン世界選手権（KONA）。同世代のアスリートひらめさん（写真右・平柳美月さん）、孫崎虹奈さん（写真・中央）とmizu

そんなスポーツ好きな「普通」の女性がなぜウルトラマントライアスロンに出場を決めたのでしょうか？「Team mizu」クルーが彼女の活動を、レース出場からレース後のレポートまで、LuminaのWEBマガジンでお伝えしていきます。

どんな練習をしているの？　ケアや食事、レース中の補給は？　なんて、トライアスリートの皆さんにとっては気になることがたくさんあるかもしれませんね。

ぜひ、一緒にmizuの挑戦を観察してください！

今泉瑞希さんコラム

プロフィール　mizu – 今泉瑞希 –
スポーツと旅を掛け合わせたスタイルで各種タイアップやイベント出演など幅広く活動中。豊富な経験、知見を生かしコンテンツアドバイザーも務める。2018年4月に人生初のロングレース、宮古島トライアスロンを完走。そこからトライアスロンが大好きになり、トライアスロンの魅力を発信し始める。2023年はアイアンマン世界選手権（KONA）にも出場を果たす。SNS総フォロワー数5万人超え。3月27日生まれ、群馬県出身。
HP https://mzkcyc.com
IG https://www.instagram.com/mzk_cyc
X https://twitter.com/mzk_cyc

こちらも趣味のひとつ乗馬。いつでも笑顔のmizu

誰かの原動力になりたい

ウルトラマントライアスロンに挑戦する！　と聞くと「普通の人には無理！」とほとんどの方が感じると思います。では彼女は普通ではないのでしょうか？　実は学生時代も含めスポーツで飛び抜けた成績を残したことがない、いわゆる“普通の人”なのです。

ただきっかけのひとつとなった箱根駅伝が人生を大きく変えました。スポーツが創り出す台本のないドラマに感銘を受け「スポーツの魅力をより多くの人に伝えたい」という想いで大学卒業後テレビ局へ就職。

2016年から、仕事で箱根駅伝中継を毎年担当しているmizu。写真は第100回記念大会（2024年）

そこで、スポーツ中継を担当しました。私生活でもマラソンの挑戦から始まり、25歳のときには初めてアイアンマントライアスロンに挑戦。気が付けばウルトラマントライアスロンに挑戦するところまで来ていました。

スピードやタイムに追われるレースが苦手な彼女ですが、長時間動くことが大好きで暇さえあれば動いています。それでも仕事を普通にこなし週２回は深夜まで仕事をする普通の大人なのです。箱根駅伝できっかけを与えてくれたランナーのように『誰かの原動力になりたい』という思いでmizuも挑戦し続けます！　そのひとつがウルトラマンへの挑戦です。

2023年アイアンマン世界選手権（KONA）©Kenta Onoguchi

ウルトラマンカナダの詳細

mizuが挑戦するのはカナダ・ペンティクトンで7月26～28日の3日間にわたって開催されるレースです。

ここでウルトラトライアスロンについて説明しておきましょう。

2023年アイアンマン世界選手権（2023年）、初KONA！

【DAY1】
初日はスイム+バイクの一部で構成されます。スイムは湖で行われ、距離は10km。カヤックで帯同することが条件のため、カヤックをしっかりと操作できるクルーが必要となります。選手の能力以外にも技術知識が必要な重要パートです。

初日のスイム後にはバイクの前半、144kmが待ち構えます。獲得標高1600mのコースと山岳コースです。全長420kmのバイクパートを2日間に分けて行い、１日目で前半が終了します。

【DAY2】
２日目はバイクの後半を１日で行います。後半とはいえ初日で1/3程度の距離しか消化しないため276kmという長距離が待ち構えます。獲得標高は2,400m。初日に続きしっかり上る印象ですが走行距離との割合を見ると２日目は少し上りが少ない印象です。交通規制がない状態での走行となるためライトなどフル装備で臨むことになります。

【DAY3】
最終日はラン。３日目という疲労に加え85kmもの長距離が待ち構えます。ウルトラマン挑戦を発表して以来、複数回の100kmマラソンに出場しているmizuですが3日目に……というのは未知の領域。最難関のランで締めくくることになります。