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Mag-on UNION Vol.3 SUP選手・グライドパドルサービス代表 萱島宏太

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ルミナ編集部

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「単純に漕ぐ速さだけではなく、水の動きを感じて波や風をうまく使う感覚的な部分も影響するのが、競技としてのSUP(スタンドアップパドル)の面白さであり醍醐味。短い距離では体力勝負のところもありますが、長い距離になれば、レースでの駆け引きや、気象条件を味方に付ける上手さが必要です」
SUP競技の特徴のひとつに、選手たちのバッググラウンドの多様さがある。ウインドサーフィン、サーフィン、シーカヤック、カヌー……とそれぞれに培った武器を生かす。ライフセーバーの経験が豊富な萱島宏太さんは、海岸を監視する上でも重要な潮の流れをつかめるのが強みだ。「ライフセーバーは日々ハードなトレーニングをするので、体力はもちろんメンタルの強さがあります」とも付け加える。実際SUPレースにおいても、ライフセーバーの活躍は際立つ。

萱島さんとSUPとの出合いは、12年程前のハワイ。ボードの上で立ち漕ぎしながらいとも簡単に波に乗る、ハワイアンに衝撃を受けた。その後、知人に木製のパドルを作ってもらい、ロングボードで波乗りを始めたのがきっかけだ。4年前からは、本格的に競技へ取り組んでいる。

補給の成否が結果に結びつく

競技SUPの距離は、短いもので3km~6km、長ければ15kmや18kmで争う。海上や湖面にブイを浮かべて、コースを設定し、タイムを競う。海上でスタートしてフィニッシュすることもあれば、レースによっては波打ち際でボートを乗り捨て、ビーチを走ってゴールする場合も。

「6kmぐらいですと、レース中の補給はあまり必要ないので、スタート前にエネルギーを溜めておくほうが大切。ただ10kmを超えるような場合は、時間的にも体力的にも、最後は集中が切れてくるので、補給が重要な要素です」

競技中は両手が塞がった状態なので、ソフトフラスクに入れたエナジージェルを摂る際は、パドルを漕ぐ手がどうしても止まってしまう。おおよそ40分おきと想定しながらも、補給によるタイムロスをできるだけ避けるため、風上から風下に向かっているときや波に乗っているタイミングで行うことが多い。

エネルギーを摂るタイミングであっても、風上に進んでいて、すこし先のブイを超えれば風下のレグに入れるような場合は、そのときまでエナジージェルの摂取を我慢することもある。他の選手と競っているときも同様で、補給のタイミングも駆け引きの要素と成り得る。水上のマラソンとも言われるSUPでは、補給戦略の成否が結果を左右することも少なくない。

「競技中は揺れている水面のボード上で、常にバランスを取りながら漕いでいるため、水面が荒れれば荒れるほど、レース後半は下半身の疲労が蓄積していきます。また波に乗ったり、素早くターンしたりするときはボードの上を前後に動いて重心を移動する必要があるため、見た目以上に脚力が必要な競技だと言えますね。良いフォームで漕げているときはけいれんも少ないですが、レース後半に疲労でフォームが崩れてきたときや、少し違う動きをした際、たとえば水に落ちた場合などは、ボードに上がろうとして変な感じで力が入って、足がけいれんしたこともあります。それまで競っていた相手に、最後のビーチランで足がつって負けてしまったことも……」

トレーニングやレースで使用している補給食。Mag-onジェル(レーススタート前・レース中、写真左上)、Mag-on顆粒(レース前々日から使用、写真右上)、Mag-onウォーター(ハイドレーション、写真中央)、塩梅水(レース前のナトリウム&水分補給、写真左下)、ZENトラ(レース30分前、写真中央下)、ZENダルマ(レース後、写真中央下)、山よりだんご(レース前・レースの合間の空腹時、写真右下)

レース中にとどまらず
練習中のトラブル回避にも

競技中にこれまで感じた筋肉のトラブルの多くは、練習不足だと思っていたが、5月の大会で初めて対策を講じた。Mag-onの顆粒タイプをレース前々日と前日夜の就寝前、スタート30分前に1包ずつ、エナジージェルのアップルをレース30分前、レモンをスタート前に1個ずつを摂取。結果は、2016年全日本チャンピオンを抑えての優勝だった。

「レース後は全身パンパンでしたが、練習中から感じていたMag-onを飲んだから大丈夫という安心感もあってか、筋肉のトラブルに見舞われず、レースを有利に展開できました。いつも以上に自分の力を信じて全力を出し切れ、最後まで心配なく、冷静に臨めたのも大きかったですね。レースと違って、普段は監視艇が同行してくれません。自分のような選手がトレーニングするときだけではなく、一般の人がアクティビティでSUPを楽しむ際も、トラブルを避けるための安全対策やエネルギー補給に、Mag-onは役立ってくれるのではないでしょうか」


【プロフィール】
萱島宏太さん
SUP選手・SUPスクール&ガイド「グライドパドルサービス」代表
2013年Kanaka Ikaika 30km ダウンウインドレース12.6ft部門優勝、2014年西表SUPフェスティバル インフレータブルクラス優勝、2015年青島漕楽祭準優勝、梅園カップ優勝、2016年全日本SUP選手権3位、2017年Kerama blue CUP ディスタンス6位、CarvyCUP優勝。
19歳でライフセービングに出合い、サーフスキーやOC-1、パドルボードなどのパドルスポーツを始める。国際サーフィン連盟が主催する世界選手権の上位入賞とSUPの安全な普及・次世代のアスリート育成を目指し、活動している。1984年、大分県生まれ。
グライドパドルサービス■https://www.glidepaddle.com

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