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新生スワコ8ピークスミドルはここがスゴい!〈レース編〉

投稿日:2023年12月26日 更新日:


ルミナ編集部

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2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©Kenta Onoguchi

>>SUWAKO 8PEAKS MIDDLE TRIAHTLON

トライアスリートに満足してもらうために

2024年6月23日に第2回大会が開催される「スワコ8ピークスミドルトライアスロン」は、2022年「人気大会ランキング」(※Luminaユーザー約3万人を対象に実施しているアンケート調査をもとに作成したランキング)で、初開催ながら総合4位、ミドルレースでは1位に輝いたレースだ。

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好評のうちに終了した第1回大会(2022年)の良さは残しつつ、1年充電期間を生かして課題だったポイントを改善した。参加選手(トライアスリート)の満足度UPを最優先に、かつ開催地域住民にも理解を得やすく、長く続く大会となるよう、過去にとらわれない見直しを行っている。

【満足度UPのための改善点&進化
POINT❶ スイム&バイクコースを見直し、できるだけ諏訪湖畔でフィニッシュできるように設計

▼スイムコースを2㎞から1.9㎞に短縮。前回のイレギュラーなスタート方法から、泳力を考慮した年代別を基本とした方法に。
▼バイクコースを78㎞から66.2㎞に短縮。バイクコースの関門時刻を調整。同時に、ローカルルール(バイクコース途中でのショートカット)を設定。

POINT❷ ランコースの改修が進み、より脚にやさしく

▼ランコースの改修が進み、さらにゴムチップのコースが増え、脚にやさしいコースに。
▼暑さ対策を拡充、シャワーブースを一部追加。

POINT❸ ついに実現する「6市町村挙げてのおもてなし」

▼前回、コロナ下の事情もあり思い通りに実現できなかったというエイドステーション、フィニッシュ会場でのおもてなしを実施。
▼バイクでは茅野エリアなどでのエイドの応援を盛大に。
▼フィニッシュ会場では、6市町村の飲食ブースを展開。フィニッシャーにはミールクーポンを配布する予定。
▼前回同様、大会前後の花火を上げる予定。

POINT❹ 諏訪湖をバックにしたT2・フィニッシュ会場

▼フィニッシュ会場の位置が諏訪湖ヨットハーバーに変更。湖を背景にフィニッシュできる。
▼T2・フィニッシュ会場付近に無料駐車場を用意。宿泊先が湖周エリアでなくても、当日、駐車場を拠点に行き帰り動きやすいように。
▼T2・フィニッシュ会場の諏訪湖ヨットハーバーで、キッズRUNイベントを開催。フィニッシュ会場をより賑やかに。

※いずれも2023年12月時点での予定。変更の場合もありますので、あらかじめご了承ください。

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

太田麻衣子さん©Kenta Onoguchi

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

孫崎虹奈さん©Kenta Onoguchi

改善された点や進化したポイントを確認しつつ、前回大会に出場したトライアスロンコーチ、マイマイこと太田麻衣子さん(ラプレム主宰)と、大会MCを担当したまごちゃんこと孫崎虹奈さん(自身もトライアスリート&コーチ)に大会の魅力について語り合ってもらった。

諏訪湖、八ヶ岳に富士山、絶景のコースを走る

マイマイ■まず、レースの魅力を3種目別にお伝えしていきます。ただ、気象条件などにもよりますので、あくまで2022年のレースに出た感想です。

漕艇場を泳ぐ、スワコ8ピークスミドルトライアスロンのスイムコース(レース写真は前回2022年大会・以下同)©Kenta Onoguchi

《スイム》
スイムは穏やかです。淡水なので、不安要素があるかもしれないけれど、私は気になりませんでした。匂いもないし、水温も適温で泳ぎやすいスイムコースだと思います。

カヌーやカヤックも行う漕艇場なので、距離表示があって、分かりやすかったです。スイムスタートのときには、お祭りの音楽もあって、私が主宰するラプレムの会員さんもたくさん出場したのですが、評判がとても良かったです。

また、2022年はまだコロナ下でさみしい印象の大会が多かったので、音楽や演出で盛り上げてくれて、わくわくした気持ちでスタートできました。今回一緒に魅力を伝えている、まごちゃんもMCで盛り上げてくれましたし。

コース上にはロープがしっかり張ってあるので、周りの風景に惑わされることなく、ロスしにくいと感じました。ミドル大会初参加でも安心してストレスなく泳げるコースだと思います。

バイクは富士山や八ヶ岳を望む御柱街道~エコーラインを走る絶景コース ©Kenta Onoguchi

《バイク》
私が一番推したいのは、何といってもバイクコースです。景色が本当に素晴らしい。都心のレースは周回コースが多いと思うのですが、ぐるっと1周回で、八ヶ岳の他、富士山も見ることができて「自然の中でトライアスロンをやっている!」と実感できるので、自然と気分が上がります。

この素晴らしい景色をバイク中に見られることがこのコースの一番の魅力だと思います。その分アップダウンもあるのですが、それは「挑戦のしがいがあるコース」という言い方もできますよね!

また、途中に案内看板がたくさんあったのもとても良かったです。注意喚起の「減速」などの他、「あと何㎞で富士山が見えますよ」というような看板もあり励みになりました。

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

諏訪湖の湖畔沿いを走るランコース。今回から選手同士がすれ違える個所もできて、より賑やかになりそう ©Kenta Onoguchi

《ラン》
ランは、湖畔を走るのですれ違いがなくてさみしかったのですが、応援の方がいないところでも、ボランティアさんが応援してくれました。
2024年はコースが変更されたことで、選手同士がすれ違えるポイントができたのはいいですね。

立石公園 写真=孫崎さん提供

コース上の距離表示看板にもこんなメッセージが。こうした細かい仕込みも選手にはうれしい ©KentaOnoguchi

バイク同様、「あと㎞でエイド」などの看板もあり、飽きずに走ることができました。

路面はタータンのような柔らかい舗装(弾性ゴムチップ舗装)で、走りやすいと感じました。湖面を見ながら走れるので、気持ち良いコースと言っていいでしょうね。

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

前回大会MCを務めたまごちゃん(写真左)。今年もMCを務める予定 ©Kenta Onoguchi

まごちゃん■私は、第1回大会のMCを務めさせていただきました。私にとっては、本格的に大会MCデビューしたレースなのでそういう意味でも特別な大会です。

《スイム》
当日は、MCをしていたので、スイムコースとフィニッシュ風景しか見られなかったのですが、スイムコースの魅力は普段泳げないところを泳げること。非日常感があり、泳いでみたいと思う人が多いのではないかなと思います。

コースに波がなく、プールみたいに黄色いコースロープで仕切られているので、泳ぎやすそうだなと感じました。ミドルは海のレースが多くて、波があって不安に思う人も多いと思うんですけれど、湖なので基本的に大きな波がなく、ミドルビギナーにオススメです。

また、スタートがウエーブ順で、待っている選手たちがスタートする選手を見られるレイアウトになっていて、スタンバイしている人は入水する選手に「いってらっしゃーい」と声を掛けられる場面もあり、良い雰囲気でした。

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

花火大会などのイベントも多い諏訪、フィニッシュエリアの演出も洗練されていると好評だった ©Kenta Onoguchi

《フィニッシュ会場》
フィニッシュは、屋内だったで音楽やライトの演出がとても良かったと思います。また日陰で応援の家族が待てたのも良かったですね。今年は屋外になるので、また違った演出だと思うと楽しみです。

絶対完走のためのバイクコース攻略

第1回大会では、地域住民への負担軽減から、道路規制時間を短くする工夫としてイレギュラーなスタート方法がとられたが、わかりやすいスタートに戻すことに。また、バイクで多く発生した関門でのリタイアについても、コースの走りごたえは残しつつ、距離の短縮やローカルルールで、諏訪湖のランにつなげられるように改善される。

前回同様、アップダウンのあるバイクコースをどう攻略するかが、完走のカギとなりそう。

【大会事務局からのお願い】
諏訪湖から長峰までの間にある川沿いの道は、普段と違う使い方(逆方向に進行)もある上、狭いので、バイクの試走は絶対にしないよう、ご協力をお願いいたします。
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マイマイ■バイクはスタートして20㎞の手前くらいまではフラットです。その後、「長峰」から「一番塚」まで(上のマップのバイク20㎞手前~30㎞手前あたり)、10㎞ほど上っていきます。この上りが完走のポイントとなります。私のレース中のデータを見ると、標高差742mを25分くらいで上っています。

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

太田さんのレース時のデータ

10㎞ただひたすら上る機会って実はあまりないかもしれませんが、準備(上りの練習をするなど)をしておけば問題ありません。

宮古島のアップダウンよりはつらいかな、という印象がありましたが「ヒルクライムコース」というほどではないですし、関東の人ならば分かると思いますが、上りトレーニングの名所と言えるヤビツ峠(表ヤビツ=約11㎞のヒルクライム)ほどではありません。

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©Kenta Onoguchi

まごちゃん■私はレースには出ていませんが、コースは試走しています。マイマイさんの言う通り、上りの10㎞がポイントです。この上りはつづら折りではなくて、直登するんです。

これは好き嫌いあるかなと思いますが、前の人がずっと見えている状態。私は目標があったほうが上りやすいので好きなコースです。

また、下りが怖いという人もいるかもしれませんが、ワインディングで先が見えない下りよりも、真っすぐ先まで見通しがきくほうが安心して下れます。

「長峰」から「一番塚」までの上り以外だと、エコーラインはゆるやかな上りになっています。コース図を見て、TTバイクかロードバイクかで悩む人もいるかもしれませが、ここはDHポジションで飛ばせるので、10㎞の直登のことを鑑みてもTTバイクのほうがオススメです。

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©Kenta Onoguchi

マイマイ■厳しいコースという印象があるかもしれませんが、落車が1件もなかったそうです。できれば試走することが理想ですが、できなかったら車で下見するのもいいと思います。

コースのポイントと言える10㎞の上りは、壮大な八ヶ岳に向かって走りますので気持ちが良いです。また、景色のポイントでいうと「深山」で曲がったところから、富士山がよく見えました。橋の部分は山並みがきれいで美しい景色が見られます。

前回大会で多くの人がタイムオーバーとなってしまった場所は「自由農園」の所です。上りきってすぐの場所なので、完走対策としては10㎞の上りをしっかりペース配分すれば大丈夫です。あとはせっかくなので、下ばかり向いていないでコースと景色を楽しみましょう!

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©Kenta Onoguchi

トライアスロンらしい演出でワクワク感増大

まごちゃん■コースとは別軸ですが、大会会場全体の仕立て・演出がとても良かったと思います。フィニッシュ会場は建物の中だったのですが、帰ってきた選手にスポットライトが当たったりしっかり演出されていました。

音楽も盛り上がる曲をシーンで変えて流していました。前回は、アイアンマン世界選手権でもコーナーMCを担当していた、ウィット・レイモンドさんと一緒にMCだったのですが、選曲はウィットさんが担当してくれたので、まさに「トライアスロンらしい」ミュージックになっていたと思います。

諏訪湖周辺は、花火大会やお祭りがとても多くて、その音響や演出を担当している地元企業の皆さんがトライアスロンレースも担当してくださるので、本格的な音響・演出が叶うわけです。

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©Kenta Onoguchi

マイマイ■まごちゃんの言うとおり、大会の仕立ての良さは抜群でした。MCのおかげで気分が上がり、選手同士、会場全体の一体感がありました。

厳しいコースだからこそ、走りぬいた選手たちはフィニッシュ会場でみんなでほめたたえていました。私は時間帯的にひとりでフィニッシュできたのですが、ひとりでもみんなでも楽しめるフィニッシュの雰囲気だったと思います。

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©KenntaOnoguchi

2022年スワコ8ピークスミドルトライアスロン ©Kenta Onoguchi

2024年は、フィニッシュ会場のフードなども充実するようです。諏訪湖周辺は食べ物もおいしくて魅力的なので、6市町村の飲食ブースをフィニッシュ後に楽しめるなんて、最高じゃないですか!

レースはもちろんですが、終わった後にワイワイするのがトライアスロンレースの醍醐味ですよね。前回同様花火も上がるようだし、まだスタートもしていませんが、すでにフィニッシュ後が楽しみです(笑)。

▶後編〈観光&ホスピタリティ編〉に続く

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この記事にも登場している「まごちゃん」こと孫崎虹奈さんと、大会を知り尽くした実行委員会メンバーが、新生「スワコ8ピークスミドルトライアスロン」のレース攻略法からアフターレースの楽しみ(食・観光)までを徹底解説する事前オンラインガイドツアー、開催決定♪

開催日 2024年1月12日(金)
時間 20:00~(21:30終了予定)
参加無料
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