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新たなエアロポジションを提案するハンドルバー〈SPEECO ABB〉

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ルミナ編集部

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DHポジションのデメリットを解消する
「革新的エアロポジション」を実現

エアロダイナミクスを追求したカスタムハンドルやエクステンションバーなどを展開するオランダのパーツブランド「SPEECO」(スピーコ)の革新的エアロハンドルが、この4月から日本国内で展開される。

「SPEECO ABB-The Aero breakaway bar」は、ステム一体型のドロップハンドルで、カスタムオーダー製品だが、一番の特徴はブラケット部分を持ったエアロポジション(写真下の状態)の際、ドロップハンドルのショルダー部分に前腕を置くスペースが確保されている点。

SPEECOが2019年のトラック競技ポイントレースの世界王者ヤンウィレム・ファンシップとともに開発した、ナローな(幅の狭い)ハンドルバーで、このブラケットを握ったポジションをとると、トライアスリートにとっては馴染みの深い「DHポジション」に近いエアロポジションをとることができるのだが、このときの腕の負担を軽減することができるのだ。

ドロップハンドルのショルダー部分が幅広く、前腕を置ける形状になっている

シフターが内側に傾くような形状をとり、腕を置く部分の幅は狭くなっている

DHポジションの場合、例えばコーナーの前後では、直前にブレーキレバーに持ち替え・立ち上がりで再びエクステンションバーに持ち替えるという動作が生じてしまうが、

同社が「第4のポジション」(※ドロップハンドルの①上、②下、③通常のブラケットに次ぐ4つ目のポジション)として提案している、このエアロポジションは、ブレーキレバーを握ったままとることができるため、こうした無駄な動作をとらずにすむ。

また、ドロップハンドル本来の操作性も損なわないため、路面の悪いコースや、コーナー、折り返し、上り下りの多いコース、強風時などの悪天候時も安全にバイクをコントロールできるというメリットがある。

特に、多くのレースのコース特性や、日常的なライド環境から、ミドル~ロングでもロードバイク使用率が高い日本のトライアスリートにとって、このメリットはかなり大きい。

UCI(国際自転車競技連合)ルールに準拠したロードレースでのハンドル使用については現在、認可申請中だが、トライアスロン大会での使用は問題ないとのことで、DHポジションに代わる新たなエアロポジションを実現するアイテムとして、トライアスロン界でも注目を集めそうだ。

空気力学にも精通した、トラック競技ポイントレースの世界王者ヤンウィレム・ファンシップ。シフターが内側に傾いた「スーパーナローハンドルバー」を使ったこの革新的なポジションでロード界でも話題を呼び、さらに完璧なポジションを見つけるため、SPEECOと風洞実験などを繰り返し、「SPEECO ABB-The Aero breakaway bar」を開発した

SPEECO ABB-The Aero breakaway bar

価格237,600円(税込)
販売開始:4月末予定

カーボンモノコック(ステム一体型)
リーチ:355mm
トップ幅:32cm
ボトム幅:37cm
重量: 500 g
(カスタムハンドメイドのため、重量・サイズは参考値)

ハンドル形状:下の4タイプから選択

>>注文の流れ

❶取扱い店舗でサンプルハンドルバーを予約
❷店舗で現在使用のハンドルバーを採寸(またはフィッティング)
❸リードタイム8~9週間
❹店舗で取付

★最新の取扱い店舗・問い合わせ先などは下記サイトで確認を

SPEECO日本公式サイト:
https://sites.google.com/view/speeco-abb/

問い合わせ:WFサイクリング
wfcycling.info@gmail.com

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