太田麻衣子のウキウキトライアスロンライフ#03
前回>>#02 【宮古島で新たなレースも夢じゃない!?】
ケガをしたからこそ見えたことがある
皆さんこんにちは! トライアスロンコーチ太田麻衣子です。
「しろさとTT200に出てきました」という内容予定でしたが……大会4日前に不注意で落車した影響でDNSとなりました。そのため今回は予定内容を大幅に変更し、応援側から見た「しろさとTT200」、バイクトレーニング時の注意事項をお話ししていきます。
応援から見たしろさとTT200
前日の雨は上がり、やや肌寒さと風がありウエアチョイスが難しそうでした。途中「さむい~」という声もちらほら。これも経験。
佐渡では暑いと思っていたら雨で寒いこともあるので、防寒の用意はさまざまなパターンを用意できると良いですね。2日後は雪が降ったので、そこに当たらずラッキーでした。
スタート前にゲストライダーとして一言、自戒を込めて「よそ見しない! 安全第一! 無理しない! 転倒した際に頭を守るヘルメットの顎紐を指1~2本まで締めること」をお伝えしました。
その後は応援ゾーンにいたのですが、多くの方が冬場にしっかりトレーニングされているなという印象を受けました。
練習でここまでノンストップで乗れることはあまりないと思うので、姿勢の取り方・補給・乗りながらの休憩の仕方などを試せたのではないかなと思います。
そして今回はブリックランイベントがあり、バイク後にランをされる方も多く、まさに実践的なトレーニングができだのではないでしょうか。
ゲストの上田藍選手や細田雄一選手ら、トップ選手と一緒に走れるのも貴重な経験になったと思います。ラプレムからは総勢32人で出場したので、終始応援していて楽しくあっという間の8時間でした!
プロの走りを感じられる距離感がイイ
「しろさとTT200」はゲストライダーが豪華で、トップ選手の走りを間近で見ることができます。それもしろさとTTの魅力。出場された方は、公開されているオフィシャル写真を見るだけでもいろいろ分かるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
オリンピアンで2021年の日本トライアスロン選手チャンピオンの上田藍選手&細田雄一選手は、稲毛インター所属時のチームメイトで切磋琢磨した同世代です。
自転車競技パラリンピック代表の藤田征樹選手。彼は東海大学チームトライアスロンボンバーズの同級生。4大会出場して5つのメダルを獲っています。また一緒にトライアスロンに出るのが楽しみです!
3選手の活躍を見ているとまだまだ頑張れば伸びるかもしれないと力をいただいています。上田選手、細田選手とは最近一緒に練習させてもらい直接の刺激をもらいました。
トライアスロンはエイジ別順位があるので、特に同世代の活躍は励みになると思います。レベル、世代関係なくみんなで切磋琢磨して健康に楽しんでいけるスポーツがトライアスロンの魅力のひとつだと思います。
そして「しろさとTT200」に限らず、こうやってイベント企画・運営をしてくださる主催者の皆さんのお陰で私たちは楽しむことができていることを忘れてはいけませんね。
バイク乗るときに注意すること
しろさとTTで皆さんのライディングを見ていたら、落車しなければ……とかなり後悔しています。私が落車した原因はよそ見。宮古島合宿最終日、コーナーにある知り合いのヴィラに気を取られていて気が付いたら真下に縁石があり避けられず落車してしまいました。
診断を受けたら「ろく軟骨損傷」でした。落車11日目からウォーキングを始め、落車20目目でしっかりローラートレーニングとゆるり泳げるようになり、身体を動かせる喜びを改めて噛み締めています。
「いつも乗っている道だから」恐らくそんな油断とよそ見からの落車。皆さんにはこんなことを起こしてほしくないので、バイクトレーニング時には次のことに気をつけてください。
【マイマイからの注意点】
☑よそ見しない
☑サイコンは最低限の操作で。凝視しない
☑クイック、ネジがちゃんと締まっているか確認
☑タイヤ劣化していないか
☑久しぶりに乗る方は必ずバイクショップでチェックを受ける
☑一人で乗るときでも手信号、集団時は声でも合図を。手を出せないときは無理しない。前の人が出せないときは車間空けて自分で確認。
☑何人かで乗るときは、前の人と同じラインで乗る。怖くない程度に車間を開ける。
☑車道を走る際は、車から見えていないと思って乗る。腕全体での手信号、信号では車の後ろで待機する。
☑車道→歩道に上がる際、角度を付けて上がる
☑余裕あるペースで乗る。頑張り過ぎない。思いっきり頑張るなら登り!
他にもたくさんありますが、とにかく安全第一! 焦らない、頑張りすぎない、前を見て乗る。一瞬の判断ミスで一生の後悔とならないように。
安全ライドでウキウキニコニコ楽しいトライアスロンライフを♬
>>次回は「ケガ期間の過ごし方」などを予定
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>>#01【KONAの表彰台を目指して】
>>#02 【宮古島で新たなレースも夢じゃない!?】
太田麻衣子/おおたまいこ
ラプレム代表 https://linktr.ee/lapulem_maiko
大学からトライアスロンを始めて日本選手権8位、U23世界選手権代表など。今はコーチングをしながら一緒にレースを楽しむスタイルでトライアスロンを満喫中!
【2022年レース予定】
5月15日(日)ワールドトライアスロンシリーズ・パラシリーズ横浜
6月12日(日)アイアンマン・ケアンズ
7月2日(土)LAKE BIWA triathlon in MORIYAMA
9月4日(日)佐渡国際トライアスロン 日本選手権
★10月6日~8日KONA(アイアンマン世界選手権2022)