ENJOY THE TRI supported by SHIMANO
純粋にトライアスロンを楽しめるように
千葉シティトライアスロンまで1カ月(練習会開催当時)。30人余りの「千葉チャレ」メンバーたちがアクアスロントレーニングを行った。自分の目標に向けて、またひとつ自信を付けた。
写真=播本明彦 Photographs by Akihiko Harimoto
レースで生きる、海でのアクアスロントレーニング
晴天の下、海での実戦的トレーニングを堪能したのは、10月16日(日)に開催される「千葉シティトライアスロン」に向けたチャレンジ企画「千葉チャレ」のメンバーたち。千葉チャレはスポーツを真剣に楽しむアスリートを応援するシマノの「ENJOY THE TRI」シリーズの第4弾となる。
プロトライアスリートの篠崎友コーチの下、アクアスロン(スイム300m×ラン2.5㎞)3セットのメインメニューをこなした。この日配られたオリジナルウエアでやる気スイッチがオン!テンション高めにしっかりレースのシミュレーションができたようだ。
これまでのチャレンジシリーズも担当した篠崎コーチは、「トレーニングはまず不安を取り除くというところから始めます。
スイムを例に挙げると課題はやはり海ですよね。足が着かない所でいかにプールと同じようなスイムをすることができるか、が目標になります。また海自体を知ってもらうことでプールとは違った魅力にも気づいてもらいたいという思いもあります。
スイムと同じようにバイクやランも不安は大きなストレスになり、レースをする上では諦めやちょっとしたトラブルに心が負けてしまいます。不安を取り除き、できたことに喜びや達成感を感じることができれば、その次はいかに楽しみを見つけられるかというフェーズに入っていきます。
初めてのトライアスロンとなると、本人にとっては無意識かもしれませんが、ここでの練習や心構えがトライアスロンの基準となっていきます。そのため、タイム短縮だけにとらわれず、海でのスイム、公道を走るバイク、重たい脚で走るラン(笑)を純粋に楽しんでもらいたいですね。
もちろん速くなることも楽しみのひとつですが、もっとたくさんの魅力があることを伝えていきたいです。今回のトレーニングは、レース1カ月前(練習会実施当時)ということで実戦に近い感覚を養ってもらうメインメニューを設定しました。メインに入る前には、準備運動と海慣れとして30m~50mの直線を真っすぐ泳ぐ、呼吸を意識して泳ぐ、密集して泳ぐ、追い抜く練習、と海での泳ぎ方の練習をしました。
最後に深さに合わせたドルフィンスルーをやってアクアスロンへ。1セット目はみんなで途中止まりながらコースの下見と流れの確認を、2セット目はイメージする51.5kmのレースペース、3セット目は全力で。皆さんめっちゃ頑張ってました!
ポイントは周りに人がいる状況で自分のペースを作ることです。それを体験してもらえたかなと思います」
3セットをしっかりこなしたメンバーたちは、レースに向けて自信をつけたに違いない。10月のレースの様子は次号でリポート予定。メンバーたちがどんな表情でフィニッシュラインを越えるのか、今から楽しみだ。