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2024年トライアスロン「レース選び会議」を読む!

投稿日:2024年2月2日 更新日:


ルミナ編集部

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Mt富士トライアスロン

人気大会投票1月半ば時点の途中経過速報では宮古島大会を抑えて総合2位に入っているMt.富士トライアスロン富士河口湖。2023年大会の好天も後押ししてか得票数を伸ばしている ©Shugo Takemi_Mt.Fuji Triathlon Fujikawaguchiko

2024年トライアスロン「レース選び会議」
Supported by アミノバイタル® アスリートクラブ
イベントダイジェスト《前編》

Mt富士は宮古島をしのぐか?
最新人気大会ランキング速報

大会MCとしても各地の大会で活躍するアミノバイタル® アンバサダーまごちゃん(孫崎虹奈さん)と、おそらく日本で最も多くの種類のレース(約100種!)に出ている作家でトライアスリートの謝孝浩さんが、2024年のトライアスロン大会選びについて語り合った、オンラインイベント(1月26日開催)

特に51.5㎞~ミドルのレース選びの参考になりそうなエッセンスを抽出したテキスト・ダイジェスト版。

前編は「Lumina読者・トライアスリートが選ぶ人気大会ランキング」途中経過速報を見つつ、おふたりとともに最新の人気大会をチェック!

>>イベント・アーカイブ動画ご視聴はコチラ

©Akihiko Harimoto

■謝 孝浩 Takahiro Sha
1962年長野県生まれ。上智大学文学部新聞学科卒。 在学中には探検部に所属しパキスタン、スリランカ、 ネパールなどに遠征する。卒業後は秘境専門の旅行会社に就職し、添乗員としてアジア、アフリカ、南米など世界各地を巡る。2年で退職し、5カ月間ヒマラヤ 周辺を放浪。帰国後はPR誌、旅行雑誌、自然派雑誌などに寄稿するようになる。その後、トライアスロン雑誌での大会実走ルポなどを通じて日本にも目を向けるようになり、各地を行脚している。「トライアスロン旅烏」シリーズは、Lumina創刊以前から続く、長寿&人気連載。著書にルポ『スピティの谷へ』(新潮社)、小説『藍の空、雪の島』(スイッチ・パブリッシング)など。

■孫崎虹奈 Nijina Magosaki
ジュニア時代からエリートレースで活躍し、大学時代には日本選手権にも出場。卒業後は3カ年でアイアンマン世界選手権(KONA)出場を目指すLumina企画「KONAチャレンジ」にサポートスタッフ兼任メンバーとして参加し、2019年アイアンマン台湾で女子総合優勝、KONA出場権を獲得。コロナ禍を経て、2023年10月、KONAに初出場、見事完走を果たした。現在、フリーのコーチ、大会MCとして多方面で活躍しており、2023年はタテトラ、木更津、伯方島など十数大会の国内レースでMCを務めている。

Lumina編集部 まずはLuminaでは毎年恒例となっているユーザーのべ約3万人を対象としたアンケート調査結果に基づく「人気大会ランキング」の1月中旬時点での途中経過速報を見てみましょう。

ここから最終的なランキングが確定(Triathlon Lumina4月号・3月4日発売号付録『トライアスロン・レースガイド』誌面で発表)するまでには、まだ変動があると思いますが、

現時点では前回、初開催にして総合2位(51.5km1位)に躍進したMt.富士トライアスロン富士河口湖が、2023年復活開催して戻ってきた宮古島大会を抑えて、総合2位に踏みとどまっています。

まご(孫崎虹奈さん=以下同) Mt富士トライアスロン、私はまだ行ったことはないんですが、人気があって良い大会と聞いていて、すごく気になりますね。

謝(謝孝浩さん=以下同) 第1回大会から「満員札止め」で、昨年の2回大会もすぐに定員に達して、すっかり人気大会として定着しましたよね。私は初開催のときにLuminaの取材として参加しましたが、やっぱり富士山を見ながらトライアスロンができるというロケーションが素晴らしかった。

あとは(東京オリンピックの際に)フランス代表が合宿をするような、とても良いバイクコースで、多少上り区間はあるものの基本的にはフラットで走りやすい。

普段は泳げない(遊泳禁止)の河口湖を泳げるというのも魅力的です。

首都圏からはもちろん、東海圏からもアクセスが良い。そういう、いろんなことを加味してトータルで魅力的な大会。

3月からエントリー受付開始とのことですが、僕は昨年、ちょっとノロノロしていたらもうエントリーできなかったので・・・今年、出てみたいという方はクリック合戦、頑張ってください(笑)

Mt富士トライアスロン

Mt.富士トライアスロンのバイクコースに使われている西湖周回は自転車競技やランニングのロードレースも開催されてきた、走りが楽しめるワインディングロード(写真提供=大会事務局)

まご 私は大阪出身で、旅行に行ってみたい人気観光地としてなじみがある伊勢志摩(里海トライアスロン)がずっと気になっています。いつも安定して上位に入っている、人気大会ですが、まだ出たことはないので行ってみたいですね。

そのあとに続くオリンピックディスタンスの横浜、木更津、館山あたりもトップ10常連ですが、都心からのアクセスが良く、行きやすいのがいいですよね。電車でも行きやすい。

木更津トライアスロン

木更津(=写真)や館山など都心からのアクセスが良く、当日受付OKなど「参加しやすさ」に特化した都市型大会は根強い人気 ©Kenta Onoguchi

横浜トライアスロン

同じくトップ10常連の都市型51.5㎞WTCS横浜。ランは赤レンガ倉庫前を走る(※2024年大会はエントリー受付終了)©Akihiko Harimoto

 同じく上位に安定して入っている石垣島大会は、コロナ下でトライアスロン大会が軒並み開催されなかったときも、率先して開催してくれましたし、以前よりも「地元の想いが伝わる」大会になってきたので、上位常連になってきたんじゃないでしょうか。

まご 私も一昨年、コロナ下で出る大会がない中で開催されるとのことで、真っ先に申し込んで、出場しましたが、最高の大会でした! 今年も一瞬でエントリー受付が終わってしまいましたよね。

石垣島トライアスロン

走りごたえのあるコース設定の良さもさることながら、トライアスリートを歓迎してくれる地元の熱意・ホスピタリティの高さで即完売の人気大会として定着した石垣島大会(※2024年大会はエントリー受付終了) ©Akihiko Harimoto

根強い人気の新島、徳之島も
もっと上がってきておかしくない

Lumina 現時点でのトップ10位以下、20位くらいまでの大会で、これからさらに上位に上がってきそうな大会はありますか?

まご 千葉シティはもっと上がってきそうな気もします。身近で出た人の評価がすごく高くて、レース写真を見ていても楽しそう。キッズ&ジュニアのカテゴリーも充実していたと思うので、私自身、普段、教えている子どもたちと一緒に出てみたいなと思ってます。

千葉シティトライアスロン

秋の都市型51.5kmとして着々と人気を集めている千葉シティトライアスロン。人気大会ランキングでトップ10に迫るか ©Kenta Onoguchi

 はつかいち(縦断みやじま国際パワートライアスロン)は、昨年大会が最後の開催ということで私も出場してきたのですが、「やめないで!」という地元や選手からの声も熱くて、このランキングでも、もっと上位に上がってきてもおかしくないかなと。

徳之島も人気大会でファン、リピーターが多いですよねー。

トライアスロンIN徳之島

ミドルの老舗&人気大会「トライアスロンIN徳之島」2024年は6月23日開催 ©Sho Fujimaki

Lumina 五島長崎、徳之島、皆生あたりは、トップ10に入ることも多いですから、この後のランキングの行方に注目ですね。

(オンラインイベント)参加者からは「新島、伊豆大島、アイランドシリーズが入っていない!」というコメントもいただきました。

 確かに新島もいいですよね。すぐに行けるリゾートみたいな感じ。レースがシーズンはじめのほうなので、南の島へは行けないけれど、早くシーズンインしたいという方におススメ。

金曜日の夜に竹芝桟橋発のフェリーに乗って現地へ入って、土曜日がレースなので、日曜日まで滞在すれば、たっぷり観光も楽します。

新島トライアスロン

「すぐに行けるリゾートみたいな感じ」と謝さんもその良さを語る新島トライアスロン。2024年は5月18日開催予定 ©Akihiko Harimoto

2024年トライアスロン大会の選び方

Lumina 謝さん、まごちゃん、それぞれの「大会選びのこだわり」を教えてください。

 大会を選ぶとき「どの要素を優先して選ぶか」だと思うんですが、もう少し若かったころは、たまに「自己ベストを出したい!」というときもあって、そういうときはフラットで、風の影響も少なく、ガンガン行けそうなコースを選んでました。

ただ年齢を重ねるごとに、タイムじゃない、楽しみ重視で大会を選ぶようになりました。
そうした大会選びの、ひとつ指標となっているのが「ローカル度」。

トライアスロン大会遠征には、その土地に行かないと味わうことができない様々なことがあると思うんです。それは、もちろん観光スポットだったり、食の楽しみだったりもするんですが、何度も行きたくなる人気大会というのは、そこに関わっている人だとか、地元の人たちの応援だったりとか、そうした「人間の温かみ」を感じられる大会なんじゃないかと。

よく大会主催者の方に「人気大会となる要素はなんですか?」と聞かれるんですが、大会をつくっている地元の皆さんの熱さ・熱意というのは、すごく選手に伝わるんですよね。

地元の皆さんに「歓迎されているなぁー」と思える大会は素晴らしい。たとえ美味しいモノや有名な観光スポットがなくても、山の中の誰もいないようなところで地元の方に応援されたりとか、そうした人の温かさ、熱意を感じられる体験というのが実は一番印象に残るし、また行きたくなる。

村上国際トライアスロン

村上・笹川流れ国際トライアスロン(新潟・9月)

まご 私は学生時代まではタイムや順位を追い求めていたので、日本選手権(お台場)やアイアンマン世界選手権に出るために予選のレースに出る――という感じだったんですが、

社会人1年目に佐渡の大会に出たときに、出ている私たちがみんなヒーローであるかのように、地元の人たちが応援して、ワッショイ持ち上げてくれるのに感激しました。マラソン大会にも(地元・沿道からの声援は)あるんですけれど、ひとり一人を応援してくれているという感覚は、トライアスロン特有じゃないかなと。

村上(新潟県)でエリートレースに出たときも、エリート選手だけじゃなくて、エイジの選手にも沿道の皆さんがホントに一生懸命に声援を贈ってくれていて、地元の方とトライアスリートが触れ合うっていいな~と、感じました。

Lumina 以前、日本のトライアスロン大会に出たことがある海外のトライアスリートに「日本のレースの良さは?」とたずねてみたとき、おふたりが挙げたような、地元の住民の皆さんが、沿道に出て選手を応援してくれるというのが日本のローカルレースならではで、ほかにはなかなかない素晴らしい要素だと話していたのが印象的でした。

実は私たちが思っている以上に、この地元・沿道からの温かい声援というのは、日本のトライアスロン大会が誇れる文化なのかもしれませんよね。

一方でまごちゃんは、競技そのものに集中できるという良さをもつ大会もあると?

まご そうですね。木更津や館山、横浜など都市型や閉鎖的な環境で行われている大会には、トライアスロンそのものが好きだったり、このスポーツへの理解が深くて、応援したい人が集まっているので、そうした空間の中でのレースというのもまた面白いと思います。

「良い大会・人気レース」の条件とは?

Lumina 今回のオンラインイベントにも参加いただいている大会主催者の方から「良い大会の条件とは?」という事前質問もありました。

参考情報として、今回のレースガイドのアンケートで「レース選びで重視するコトは?」という設問をしていて、これも速報値ですが、一番多かったのが「観光・グルメ」という項目でした。

Lumina読者・ユーザーのべ約3万人を対象とした人気大会アンケート調査(途中経過速報)より

 トライアスロン大会の開催地には、皆生とか象潟とか、普通では読めない難読地名の土地もたくさんありますが、たとえばそういう土地のことを、トライアスロン大会を通じて知ることも多いですよね。

で、知るだけじゃなく実際に行ってみても、すごく良いところが多いんですよね。

例えば象潟なんかは、鳥海山を望む眺望が素晴らしくて、バイクコースも変化に富んでいて、アフターレースの楽しみでは、大会の時期にちょうど旬を迎えた岩ガキもすごく美味しい。

「芭蕉レース」という名称のとおり、松尾芭蕉の『奥の細道』にゆかりのある土地でもあるんですが、そこれで詠まれた句の舞台を知ることもできたり、トライアスロン大会が縁で訪れて知れることもたくさんある。

秋田トライアスロン芭蕉レース象潟大会(7月開催)©Akihiko Harimoto

そういうトライアスロン大会遠征ならではの、奥深い旅の楽しみというか、「実際行ってみないとわからない、その土地の良さ」を知ることができるレースもありますよね。

あと、僕はダイビングをするので、いぜなや宮古島、石垣島、五島列島など大会遠征の延長でダイビングを楽しんだりすることもあります。

まご 私は佐渡でもダイビングしました!

 そんな風に、普通とは一味違う、観光の楽しみ方がいろいろできるのもトライアスロンの大会遠征の良さだと思います。

いつかは行ってみたかったけれど、きっかけがなくて行ったことがないところを訪れる機会になる。これもトライアスロンの大会遠征の楽しみとしてはありますよね。

例えば伊勢志摩でいうと伊勢神宮とか、南紀白浜大会でいうとアドベンチャーワールドへパンダを見に行くとか。有名だけど、トライアスロン大会で遠征していなければ行ったことがなかったかもしません。

まご 一方、仕事などのご都合で遠征期間が限られてしまうとか、できれば日帰りで参加したいという方には、「近さ」「アクセスの良さ」が、レース選びの上で大事な要素ですよね。

最近で言うと海の森(※東京オリンピックのボート競技の会場として整備された「海の森水上競技場」)を会場に開催される大会のような、日帰りで楽しめる大会というのも人気がありますよね。

このアンケート結果のグラフのとおりで、人気大会は大きくわけて、「観光・グルメ」が楽しめるところと、「(都市圏から)近くて」「アクセスが良い」ところのふたつにわかれると思います。

私の場合は年間の予算的な問題もあるので、観光目的の大会をひとつかふたつ、あとはトライアスロン自体を純粋に楽しむために近くてアクセスの良い大会を3つくらい、といった感じで年間のレース出場計画を練っています。

>>後編「2024年おすすめ&注目の51.5㎞~ミドルはどこだ!?」につづく

>>イベント・アーカイブ動画ご視聴はコチラ

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今回のイベントもサポートしている「アミノバイタル® アスリートクラブ」とは、

「正しい食事×アミノ酸補給」で、スマートなトライアスロンライフを送りたい、大人のトライアスリートのためのコミュニティ。

2×日本王者・細田雄一選手(博慈会所属)や、まごちゃん(孫崎虹奈さん)らが指導・監修するオンラインセミナーやリアル練習会(豪華懇親会つき!)、トレーニング合宿、各地のレース会場でのセミナーなど、さまざまな独自イベントの開催情報を随時アップデートしている。

メンバー登録(無料)して、Facebookグループに参加すると、毎回「満員札止め」の練習会イベントの優先エントリー情報や、メンバーだけが特別価格で購入できるオリジナルウエア&アイテムの購入リンク、お得なプレゼントキャンペーン情報なども知ることができるので、

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