真夏のレースとして定番化しつつある、木更津トライアスロン(通称きさトラ)。5回目の開催となる今年も、もれなく真夏の8月25日(日)に開催する。あらためてきさトラの人気の秘密や、コースの特徴、初心者にも参加しやすい理由などをおさらいしてみよう。Lumina本誌でもお馴染みの皆さんに自分の「きさトラ体験」を語ってもらった。
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#001 自衛隊駐屯地を駆ける、という非日常の世界へ
連載1回目は2016年ゲストアスリートの竹谷賢二さん。同じくオーバー1000人大会の横浜トライアスロンとの比較も交えて、きさトラの楽しさを語ってくれた。
都心近くとは思えない 広大な空間と開放感
初参加した木更津トライアスロンは、アイアンマン、宮古島といったロングが中心な自分にとっても、十分に魅力的な大会でした。まずは都心からとても近くて日帰り参加ができること。これは過去2回参加している横浜トライアスロンと同様ですね。その横浜は観光地である山下公園を中心として参加するアスリートと応援する人たちの一体感と盛り上がりが最高でして、街中を疾走するという日常ではできない非日常が魅力的です。
それに対して木更津トライアスロンは、自衛隊駐屯地の中という普段は入ることができないまさに非日常の世界が会場となり、都心近くとは思えないほどの広大な空間を貸し切り、普段味わうことのない開放感の中でトライアスロンを楽しめます。
今回は台風の影響からか風が強く、バイクとランは爆風が吹き荒れていましたが、薄曇りであり、かえって真夏の酷暑にやられず良いコンディションだったといえます。
スイムは風の中でもまるでプールのような感じで泳げました。視界は腕の先、全般的に泳ぎやすく、1500mでのベストタイムが出せました。
バイクは木更津トライアスロンの最大のウリである滑走路ライド。全体を見渡せる直線区間が長く、圧倒的にTTバイクが有利なコースになっています。滑走路なので遮るものは何もなく風の影響をもろに受けて、向かい風区間はしっかりとこいでいても時速33㎞程度。しかし追い風区間は最高時速57㎞とハイスピードで走れました。一部コーナーの続くところもありますが、滑走路ですから道幅はものすごく広く、追い越しも安全にできます。追い越される立場のビギナーにも安心感があるでしょう。
ランは滑走路の周辺道路を4周回。広々としたコースでは、ライバルがどこを走っているのか、その差が一目瞭然な感じで、手を抜くことができない辛く楽しいコースになっています。
今回はフィニッシュ後、ラン観戦に回りましたが、広大な空間を埋め尽くすかのように走る千人ものアスリートの大集団は見ていて圧巻でした。都心なので参加人数も多く、知り合いのアスリートもとても多かったので、応援も楽しめました。初心者から自己ベスト記録を狙うアスリートまで、参加して良し、観戦と応援で来ても良しな木更津トライアスロン。
夏の後半の年中行事に加えたいと思う魅力にあふれていました。
※『Lumina』2016年11月号よりWEB用に編集して転載。
◎木更津トライアスロン
開催日:8月26日(日)
開催地:千葉県木更津市
種目:オリンピックディスタンス、スプリントディスタンス、リレー
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木更津トライアスロンの詳細は公式HPへ
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