連載「達人たちの持ち物リスト」
file.10 Sam 酒井さん
コンフォータブルでいられるための手動式エスプレッソマシーン
僕がコーヒー好きのアスリートにお勧めしたいのは、「AERO PRESS」と言う「ゴムパッキンで生じる圧を利用した手動式のエスプレッソマシーン」です。
「コーヒーが好き」と言うだけでなく、「コーヒーを飲むことで便意を催す」ことが習慣化している僕にとっては「コーヒーマシーン」は必需品で、なおかつ、砂糖やクリームの入ったコーヒー、缶のブラックコーヒーなどは代用が効かないこともあり、レースはもちろん、合宿や出張時にも必ず持ち歩いています。
もうひとつの理由は、僕は夜遅くに満腹まで食べないと熟睡できないこともあり、朝食はほぼ100%で摂らず(摂れず)、昼ごはんが1日の食事のスタートになります。
そんな状況も一因に、朝、午前中のトレーニング前には「絶対にカロリーを摂らない」ことが習慣? 信念? になっています。
妻(酒井絵美)には「アスリートではない」と、よく注意を受けますが、これが長年続けてきた僕の習慣で、こうすることで「コンフォータブル」でいられることを大切にしています。
コーチという立場では「絶対に人には勧めません」し、むしろ「注意を促します」が、「人により快適は異なる」という個別性を大切にする、僕の指導方針にもつながっています。
https://www.youtube.com/watch?v=IRF2EMuA4rY
■著者プロフィール
sam酒井(さむ・さかい)
独自の視点でトライアスロンシーンのトレンドをマーケティングしながら、アイアンマン・ハワイをはじめ、世界各国の大会にも出場。トライアスロンをキーワードにさまざまなエクスペリエンスを提供する「SAMEMI ENDURANCE(サミーエンデュランス)」創業者。妻はロングのトッププロ酒井絵美。
ケアンズでお世話になった野中です。
このエスプレッソマシーン、相当惹かれます♪
そもそもコーヒー好きなだけでなく、同じく、コーヒーのお陰で
レース当日の早朝もアレが出てくれる人種なので・・・。(笑)
以前、サムさんが紙媒体のルミナで、
「レース当日の朝食は摂らない。トランジションで準備しながら、パンを・・・」
と書かれていて、心救われた思いをしたことがあります。それでもいいんだ!と。
というのも、アイアンマン当日の朝食を、食べると気持ち悪くなってしまうけれど、
食べないわけにはいかないと強迫観念を感じていたからです。
で、洞爺湖ではレース中リバース・・・。
ケアンズでは、起きて水とコーヒーだけ。
朝食なしで、トランジションでの準備中にゼリー飲料1.5本だけ摂って、
その後、気持ち悪くなることなく、完走できました。(もちろんレース中の補給はしっかりしましたけど)
今後もロング当日の朝、朝食は摂らないで行くつもりです。
朝食を摂るのが当たり前という中、ほとんど摂らない方が調子よくレースできるというアスリートは、
意外にいるのでは?と想像します。
自分の体質も、「胃腸が弱くて食べれない」のではなく
「燃費がいいのであまり食べなくても大丈夫」と思うようにしています。(笑)
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