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86歳アイアンマン世界王者 稲田弘さんに学ぶ。Vol.2<スイム>肩甲骨の可動域は20代にも負けていない

投稿日:2019年3月27日 更新日:


ルミナ編集部

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稲田さんの身体を〝数値″で見てみよう

Vol.1では、稲田さんの普段のトレーニングから食生活、睡眠方法についてインタビューを行った。ここからは、13 人のアスリートが3カ年計画でIRONMAN World Championship(アイアンマン・ハワイ)初出場を目指すプロジェクトKONA Challenge(通称KONAチャレ)と連動して、数値でより詳しく解剖していこう。

稲田さんの存在は、企画をサポートしている株式会社MAKESがミッションとして掲げる「住環境づくり通じて、心と体の健康寿命100歳創りに貢献する」という理念にも合致する。

3カ月に1度メンバーが行っているサポート4施設で全く同じ測定を行った。

SWIM AQUALAB

肩甲骨の動きは 20代にも負けてない

スイムを担当するAQUALABは、最新鋭の流水マシーンを導入し、真上と真横の2方向から動画を撮影することにより、泳ぎを自らの目で確認できる。

インストラクターが動画を再生しながら、都度アドバイスをしてくれるので、頭で考えることと、身体を動かすことが直結しやすい。

参考までに稲田さんの2018年コナでのスイムタイムは1時間51分25秒(3800m)、宮崎のワールドカップでのタイムは42分57秒(1500m)。

まずはウォーミングアップを行い、フォームなどのアドバイスをもらってからインストラクターの和田泰仁さんが速度を設定し、プルブイを使って20分間の測定に入る。測定の目的は20分なるべく同じ速度で泳ぎ切ること。

「ウォーミングアップは0.9~1.0で設定し、測定では1.1で9分55秒まで、その後1.0に速度を下げて18分35秒からは、また1.1に上げましたが、まだ余裕がありそうですね」

【速度の目安表】

※プールでの50mのタイムを参考にしているが、あくまでも目安。流水による負荷や本人の水の抵抗により多少タイムが異なるポイント数が大きいほどレベルは高い!

和田さんによると、稲田さんのスイムフォームの特徴は、「ヒザが外を向いているので、足が開いてしまうこと。そのままキックをすると身体全体のふらつきにつながるので、キックなどで足を寄せる練習をするといいですね。板キックは心肺機能の向上にも役に立ちますので、トライアスリートには取り入れてほしい練習法です。

また、右足をけるときに左ヒザが曲がり過ぎてしまい、それにともなってお尻が下がってしまう。左ヒザを曲げずに待つこととキックの幅を狭めてみましょう」というアドバイスをもらって実践すると明らかに改善されていた。


左ヒザが曲がり過ぎてしまい、お尻もさがってしまっている。「ヒザを曲げずに少し待ってみましょう」とアドバイスをもらって実践

和田さんの言葉を「意識して行った」という稲田さん。左ヒザが曲がり過ぎず、右足を待って粘っていることが分かる。

ヒザが開いてしまって、バタ足(キック)の幅が広く、ブレがち

板キックで軌道の修正を行った。「今までそこは意識したことがなかったけれど、これからは意識してやりたい」と稲田さん

測定時はプルブイを挟んで行う。下半身動きに少し課題があるだけに、プルブイで強制されると非常にスムーズな泳ぎ、姿勢に

言われたことをすぐにできることは、実はとてもすごいことです。アドバイスを意識してすぐに体現できるのは、神経伝達が早いと言われている小学生や10代。80代でそれができることに驚きました

それから、泳ぎ全体に言えますがとてもリラックスしていて、姿勢が真っすぐに保たれています。特に上半身、肩甲骨の動きがとてもスムーズで、だいたい男性はぎこちない動きをする人が多いのですが、肩甲骨の動きだけでいえば、僕の主観ですが、20代~30代と言ってもいいくらいです。測定はプルブイを付けて行うので、より安定して泳げていましたね」

Yasuhito Wada
日本選手権、日本学生選手権出場。現役時代はバタフライが専門で、高校時代までは自由形長距離にも取り組む。丁寧かつ的確な指導と優しい語り口で人気のインストラクター。現在指導している最高齢は70代の男性。トライアスロンを始めたい、とレッスンに通っているそ。1989年、兵庫県生まれ。

>>>インタビュー「86歳世界王者のトレーニング・食事・睡眠から学ぶこと。」
>>>スイム「肩甲骨周りの柔軟性は20代にも負けていない」《AQUALAB》
>>>ラン「最大酸素摂取量から見えた強さの秘密」《Sports Science Lab》
>>>バイク「競技歴はまだ16年、スキルアップの伸びしろだらけ」《Endurelife》
>>>ボディーコンディショニング「プロも驚く体幹の強さ」《R-body》

【4/28開催★KONAチャレEXPO】

ロングでKONAや自己ベスト更新を目指す人から、いつかレースデビューしたい!という人まで、トライアスリートの挑戦に役立つ”学び”と”気づき”の総合イベント。86歳のKONA王者・稲田弘さん✕TK(竹谷賢二さん)やKONA常連エイジのクロストークから、参加して・楽しめるワーク付きのセミナーまで、盛りだくさんな内容が、すべて参加無料で体験できます。
★詳細・エントリーはこちらから https://kona-challenge.com/expo/index.html

>>>KONAチャレ過去掲載記事を読む

◎「KONA Challenge supported by MAKES」オフィシャルHP

オフィシャルページでは、メンバーのトレーニング状況やピックアップコンテンツなどを随時更新しています。

◎MAKES
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