「AQUALAB」でのスイム測定に続いて、「Endurelife」でのバイクFTP測定の様子をレポート。
BIKE
Endurelife
ペーシング能力はさすが スキルUPでまだ速くなる
エンデュアライフでは、FTP値(※)の測定を行っている。
バイクにおいても、良いと聞いたコト・モノは、積極的に試している稲田さん。パワーメーターもシマノのクランク一体型を購入し、気になっていたペダリングの左右差などをチェックするのに使ってみたりはしたが、FTP値を測るのは初めて。
KONAチャレメンバーと同じ、20分間の全力走テストに臨んだ。
テスト慣れしないうちは、最初にペースを上げ過ぎてしまい、20分トータルでの全力を正しく計測できない場合も多いが、稲田さんの場合、ペーシング能力に長けており、ほぼ問題なく完遂。FTP値は108Wだった。
「年齢や体重を考えると100Wくらいかと想像していたので、予想より高かったです。しかも今日は落車した後で自転車のセッティングが乱れていたので、テスト慣れも含め、きちんと条件が整えばもっと高いでしょうね」
80代の平均値はないので、これが今後、後進の基準になっていくわけだが、一般的にFTPの7割くらいが適正なレースペースといわれる。
「稲田さんの場合、75~80Wくらいが目安になります。実際レース中にパワーメーターを見ながら走ることはないと思いますが、心拍と併せ『この値を超えたらまずい』という目安にしてもいいかもしれませんね」
稲田さん自身が気にしていたペダリングの左右差より松田さんが気になったのが、ペダリングで足首がやや過剰に動く「アンクリング」。
「ずっとつま先立ちのような状態でペダルを回しているので、ふくらはぎに負担があって、ランにも影響しているかも。『引き足』よりは、上死点から斜め前に少し押し出してあげる感覚に意識を置いたほうがいいと思います」
この測定の翌日からバイク合宿に参加し、170㎞ライドも行う予定の稲田さん、「早速、今回のアドバイスを踏まえて乗ってみなきゃ」と目を輝かせていた。トライアスロン競技年齢はまだ16年ほど。バイクに関しては、スキル面の改善で、まだまだパフォーマンスアップを図ることができそうだ。
Body Geometry FIT with Retülのバイクフィッターとしてスクール、プライベ-トレッスンなどを通じて多くのトライアスリートの技術向上をサポートしている。自身IM完走経験ももつトライアスリート。
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