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今夜(7/19)TTステージ! TDF トライアスリート目線の最新&注目TTバイク事情

投稿日:2019年7月19日 更新日:


KOZUMA SPORTS

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KONA前哨戦!? タイムトライアルバイク「超」最前線

今から数時間後(日本時間7月19日21時)に始まるツール・ド・フランスの個人タイムトライアル(以下TT)。今からビールを買い込み、準備万端でテレビ観戦を待ち望んでいるトライアスリートも多いのではないだろうか? そんなあなたに、先の7月7日に実施されたチームタイムトライアルの現地取材で浮き彫りになった、トライアスリート目線の最新&注目情報。

現地取材/コーヅマスポーツ
取材協力/大塚修孝(Triathlon GERONIMO)

7月7日のチームタイムトライアルで目立った点は下記の3つ――

1)ディスクブレーキ採用のチームが増加

2)エアロポジションの多様化

3)フロントシングルギヤを採用するチームも目立つ

――これらトライスロンバイクにも通じるエレメンツを、注目チーム(バイク)ごとに見ていこう。

ボーラ・ハンスグエーロ/SPECIALIZED

前後シマノのディスクブレーキをまとったS-WORKS SHIV TT。同じくS-WORKSを採用する「ドゥクーニンク・クイックステップ」同様、スペシャライズドは、TT バイク、ロードバイクすべてにディスクブレーキを採用。

ライダーによってDHポジションが大きく違う点も興味深い。

チーム カチューシャ・アルペンシン/CANYON

トライアスリートにおなじみキャニオンのTTバイクは「チーム カチューシャ・アルペンシン」のほかに、ナイロ・キンタナ(コロンビア)を擁する「モビスター チーム」が採用。ディスクブレーキではないが、興味深いのが、カチューシャがロードバイクにディスクを採用しているのに対し、モビスターはノーマルのリムブレーキだったことだ。

フロントはシングルギヤ。今日(19日)の個人タイムトライアルは前回のチームTTよりも起伏がある(約200mの高低差)のだが、メカニックのアレハンドロさんに聞いたところ、「シングルギヤは変えないよ。ギヤ比を今日のコースの範囲内にセッティングしているから問題なしさ」とのこと。

チーム カチューシャ・アルペンシンのメカニック、アレハンドロさん

モビスター チーム/CANYON

こちらが、モビスターのエース、ナイロ・キンタナが駆るモデル。ブレーキまわりも含め、見た目の印象とは逆に細部がオーソドックスにまとまっているのが面白い。

キンタナのエアロポジションは今の風潮に反して昔ながら(?)の超低姿勢セッティング。

チーム サンウェブ/CERVELO

「いっちゃってる」TTバイクの元祖ともいえるサーヴェロのフラッグシップモデルともいえる新型P5。サンウェブはTTバイク、エアロロードバイク、(純)ロードバイクの3種類を使い分けているのだが、ロードバイクだけがノーマルのリムブレーキを採用。メカニックによると「コースの適性、ライダーの特性と好みによってチョイスしてもらっている」とのこと。

アスタナ プロチーム/ARGON18

エースのヤコブ・フルサング(デンマーク)にはアルゴン18のスペシャルTT バイクが用意されていた。もちろん前後ディスクブレーキで、ホイールにはコリマの「30周年スペシャルエディション」と銘打たれたモデルを装着。

プロロゴ (prologo)のサドルもブランニューモデル。メーカー広報の説明によると、「コンパクトにデザインすることによりポジションを安定させ、しかも軽量に仕上げられている」とのこと。

チーム イネオス/PINARELLO

TTバイク、ロードバイクともリムブレーキモデルに徹底的にこだわるチームある。優勝候補のゲラン・トーマス(イギリス)を擁するイネオスはフレームをはじめ、ホイールなど目を見張る革新性と相反するようにブレーキはオーソドックス・スタイル。

>>さらに詳細な「トライアスリート目線のツール・ド・フランス最新バイク&機材分析」は、今後Lumina本誌・WEBマガジンで掲載予定

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