身軽な旅ライドで、秋もトレーニングを継続
暑過ぎず・寒くもない、秋はバイクライドには最適な季節だが、多くのトライアスリートにとっては、国内レースシーズンも終盤にさしかかり、オフシーズンの入り口という微妙な時期。
次のレースはまだ先だから、集中してバイクトレーニングをするには、ちょっとモチベーションに欠ける。冬のマラソンシーズンを前に、トレーニングもラン中心になり、ついついバイクから離れがちになる人も多いだろう。
しかし、せっかくのバイクライド・ベストシーズン。やり方・考え方さえ工夫すれば、トライアスリート的にも、これからがバイクトレーニングに最適な季節になる――そう語るのが、競輪・ロードのプロ選手からアマチュアまでを指導するスマートコーチング代表の安藤隼人さん。
自らもジュニア時代からレースで活躍してきたベテラン・トライアスリートで、先日もフランス・ニースのアイアンマン70.3世界選手権に出場してきたばかりだ。
「これからは気温も下がってきて、バイクライドには良い季節です。バイクに長距離乗ることでトレーニング自体も継続できるし、バイクのテクニックを磨くこともできます」(安藤さん、以下同)
安藤隼人(あんどう・はやと)
MTBやロードレース、トライアスロンのオリンピアンから一般サイクリスト、トライアスリートまで、幅広い層への指導経験が豊富なプロフェッショナルコーチ。トレーニングスタジオ「スマートコーチング」代表。自らもジュニア時代からトライアスロン、自転車ロードレースで選手として活躍。現在も指導活動のかたわら内外のトライアスロン大会に参戦しており、この9月にはアイアンマン70.3世界選手権に年代別カテゴリーの日本代表として出場・完走している。
知らない土地を旅しながら、トレーニングになって一石二鳥
何よりもバイクを楽しむことが、トレーニングにつながると安藤さんは言う。
「トレーニングだと思うとモチベーションを維持するのが難しいし、同じところを毎日のように100km走るのも飽きてきますよね。もちろん同じコースを繰り返し走ることで、自分の力の付き具合やコンディションを確認できるメリットもあります。
でも、私はもともと旅が好きなので、なるべく同じコースを走りたくない。知らない土地で旅を楽しみながら、トレーニングにもなれば一石二鳥です。
また、特に海外のミドル~ロング・トライアスロン大会では、遠征先でコース試走をするのも限界があるから、バイクコースを初見で走ることも多いはず。こうした知らない土地での旅ロングライドは、そうした状況への対応力を磨けるという副産物的なメリットもあります。
だから、秋は自転車で旅したり、地方のイベントに出たりと楽しみながらバイクに乗るのがオススメです」
山岳ツアーガイドの経験もある安藤さんは、輪行旅の達人でもある。レースや仕事などでバイクを持っていくときも、輪行(※自転車を運べる状態にして移動)して現地での旅ライドを楽しんでいる。
例えば昨年9月、すくもトライアスロン(高知県宿毛市/ミドルディスタンス)のプレイベントの際には、ただ飛行機などでダイレクトに高知へ入るのではなく、
広島空港までの空路、さらにそこから尾道までのバス移動で輪行し、そこからバイクに乗ってしまなみ海道を渡って愛媛に入り、最後は高知空港まで走って帰京する3泊4日の旅をした。もちろん、そこはロードバイクで。
「実質3日間で、350~400kmは走れたと思います。往路と復路で空港を分けるのもポイントです。航空券を予約していると、どうしてもそこまで行かざるをえないですからね(笑)。仕事の移動とバイクで走ることを組み合わせることで、自分の練習時間を確保しています」
ミニマムなパッキングで
レースに近い身軽さを
9月、ニースのアイアンマン70.3世界選手権(ミドル)に出場した際も、車にバイクを積んで移動しながら今年のブエルタ・ア・エスパーニャのコースでも使われたピレネー山脈のアンドラ公国などを走ってきたという(=冒頭写真)。
トレーニングの一環として、レースに近い身軽な状態で走りに集中するためには、荷物を最小限にしてパッキングするのも重要だ。
2~3泊の旅で安藤さんが持っていくのは自転車を入れる輪行袋のほかに、容量6リットルくらいのトレラン用のバックパックと、ヘルメットとシューズを入れるエコバッグのみ。宿泊先に、あらかじめ着替えなどの荷物を送ることもある。
朝晩は冷え込むこともあるため、この季節は防寒着も必要だ。安藤さんが愛用するのは普段着でも使えるシンプルデザインの薄手のウィンドブレーカー。ネックウォーマーもあると便利だ。
「真冬になるとウエアも厚着になってかさばるので、荷物も増えてしまいます。まだそこまで寒くない秋口なら、持っていくものも最小限にできるので輪行旅には良い季節ですよ」
ロードバイクでテクニックを磨き、長距離ライドに慣れる
旅の計画を自分で立てるのが難しい人は、全国各地で開催されている自転車イベントに参加するのもいいだろう。秋はイベントの数も多いし、目指すイベントがあればそれに向かってトレーニングするというモチベーションも生まれる。
自転車イベントには順位やタイム、周回数を競うレースやエンデューロ、順位は競わずに景色やエイドステーションの食べ物を楽しむロングライドやグランフォンドなどに大きく分かれる。これらのイベントにはTTバイクでは参加できないものも多いので、注意が必要だ。
「トライアスリートにはTTバイクしか持ってない人もいるかと思いますが、これを機にロードバイクを手に入れるのもいいでしょう。TTバイクでコーナーリングや下りが苦手な人は、ロードバイクに乗ることで基本的なバイクテクニックが練習できると思います。
150~200kmぐらいの長距離を走るイベントもあるので、ロングディスタンスのバイク180kmに慣れることもできます」
輪行旅にも便利なコンパクトなパッケージで、アミノ酸とエネルギーを補給
旅ライドであろうとイベントであろうと、トレーニングも兼ねて長時間自転車に乗るなら、毎日できるだけ休憩時間も短くして走り続けたいから、素早くスマートな栄養補給と、集中した走り、リカバーを狙ったアミノ酸補給は欠かせない。
安藤さんが鹿屋体育大学の自転車競技部時代から愛用しているのが、アミノバイタル® シリーズだ。
「私は燃費が悪いほうなので、ライド中のエネルギー補給は欠かせません。赤いパッケージの「アミノバイタル® アミノショット®」パーフェクトエネルギー®ならコンパクトで、輪行旅でもかさばらないのがうれしいです」
1本(内容量45g)109kcalと、ほかのエナジージェルなどと比べると一見、それほどカロリーは高くないが、糖質と合わせ長時間スポーツの後半でも途切れないためのエネルギー源アミノ酸(アラニン+プロリン)2500mgを含むので、ロングライド・トレーニングでの補給にもうってつけ。
また、走りにしっかり集中して、途中、崩れてきたフォームをチェック&修正したり、といった冷静な判断を下していきたいなら、運動前・中に必要なアミノ酸を素早く補給できる青いパッケージのアミノバイタル® プロ や、アミノバイタル® アミノショット® もオススメ。
そして、ライド後のリカバーには、ゴールドパッケージのアミノバイタル® GOLD が欠かせない。
先述の広島~高知ライド(3日間で350~400km)のように数日間にわたって、まとまった距離のライドをこなすことになる場合も、毎日のライド後、アミノバイタル® GOLD を飲めば、しっかりダメージからのリカバーを助けてくれる。
いざレースシーズンに入り、目標レースに出る際、遠征先で失敗しないコンディショニングのシミュレーションとしても、アミノバイタル® オススメ・ラインアップを携えて、秋のバイクライドに出かけてみてはいかがだろう。
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