COLUMN KONA Challenge

人を輝かせるトライアスロンの力と、100年豊かに生きるために大切なこと〈前編〉

投稿日:2020年7月14日 更新日:


ルミナ編集部

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2019年、木更津トライアスロンを走る山口さん ©Kenta Onoguchi


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〈100年コーチ〉山口一真が語る

人を輝かせるトライアスロンの力と、100年豊かに生きるために大切なこと。〈前編〉

KONAチャレンジを応援する(株)メイクスの取締役であり、自身もこのプロジェクトをきっかけにアイアンマンに出場するトライアスリートになった山口一真さん。

なぜ会社としてトライアスロンを支援するだけでなく、自らトライアスロンに取り組むのか? そこには趣味やビジネスだけでは語れない、人生の本質に関わる想いがある。

そこで山口さんにとってトライアスロンとは何か? 人生100年時代を豊かに生きるために大切なこととは何かについて話を聞いた。

©Kenta Onoguchi

山口一真
Kazumasa Yamaguchi
メイクス取締役/100年コーチ。1982年東京生まれ。小学校から大学までバスケットボールに打ち込む。社会人になってスポーツから遠ざかり、一時期体重が100kgを超えたが、選手時代のノウハウを活かした食事と運動により1年間で40kgの減量に成功。2018年メイクスのKONAチャレンジ担当になったのを機にスイム・バイク・ランのトレーニングを始め、木更津トライアスロンでレースデビュー。秋にはアイアンマン台湾を完走した。以後も毎年アイアンマンや宮古島などに出場を続けている。世界のアイアンマンレジェンド稲田弘さんとの対談をきっかけに、自身もKONA挑戦を表明。チャレンジの模様は下記ブログやインスタグラム、フェイスブックでチェックを。

「100年コーチ。」山口一真のブログ>>https://ameblo.jp/makes100coach
Instagram>>https://www.instagram.com/makes100coach/

トライアスロンが教えてくれたこと
「何歳になっても、自分を輝かせてくれるものがある」

--まず、メイクスはなぜトライアスロンを応援するのでしょうか?

山口 メイクスは「心と体の健康寿命100歳創り」をテーマに、多くの方が「人生100年時代」を心身とも健康で豊かに生きられるように、不動産を軸とした資産形成のサポートを提供している会社です。

私たちがトライアスロンを応援するのは、トライアスロンがまさにこの「人生100年」を豊かに生きる人たちのスポーツだと考えるからです。

最初は代表の仲村周作がトライアスロンを始め、何かトライアスロンを応援するプロジェクトをやりたいと考え、トライアスロンの最高峰であるKONA(アイアンマン世界選手権)にチャレンジするアスリートを応援するようになった。これが《KONAチャレンジ》です。

>>>関連記事「私たちはなぜKONAに挑む人たちを応援するのか?」

--山口さんはKONAチャレンジの担当として企画の運営にかかわりながら、自身もトライアスロンを始めました。

山口 私は小学校から大学までバスケットボールを真剣にやっていたので、元々スポーツには燃えるタイプなんですが、社会人になってから十数年、仕事に没頭して運動から遠ざかっていました。

KONAチャレンジに関わるようになって、トライアスリートの皆さんを見ていると、過酷なスポーツと言われているにもかかわらず、すごく生き生きと楽しそうにやっている。そこに何があるんだろうと興味が湧き、自分もやってみようと思ったんです。

水泳はまったくダメだったので、最初の頃に参加したスイムセッションでは25mプールの途中で立ってしまったことも。恥ずかしかったですね。

デビュー戦はKONAチャレが始まった2018年夏の木更津トライアスロンでした。ショート(51.5㎞)ですが、スタート前は人生で初めてというくらい緊張しました。大人になってこんなに本気でドキドキしたり必死になったりできるというのが自分でも不思議でした。

2019年、木更津トライアスロン・ランコースを走る山口さん ©Kenta Onoguchi

--その年のうちにアイアンマンに出たわけでが、そこまでのめり込んだ理由は何でしょうか?

山口 トライアスロン、特にアイアンマンなどロングディスタンスに出ているアスリートがすごく輝いて見えたからです。ロングを完走するにはかなりの練習量が必要ですから、仕事や家庭生活と両立しながら続けるのは簡単ではないはずですが、困難なことに挑み、自分のあるべき姿を追求しているからこそ、人は輝くことができる。

自分でもやってみてわかったんですが、トライアスロンに時間や労力を使うから、その分仕事や家庭のことがしんどくなるかというとそんなことはないんですね。むしろそれまで経験したことのないエネルギーが湧いてきて、仕事も含めて生活全体に張りが生まれる。

私の場合、毎日夜遅くまで仕事をしていますし、他にビジネスマンとしてのスキルアップのためにMBAの勉強もしていますが、その中でもアイアンマンに出続けるのは、私にエネルギーを与えてくれるからです。

もちろん人それぞれのペースがありますし、人生のステージによって、重点的に取り組むものが変わるかもしれませんが、チャレンジすることで日々新しい活力が生まれることを、トライアスロンは教えてくれる。だから多くの人がのめり込むのだと思います。

©Kenta Onoguchi

なぜ人はアスリートを応援するのか?
「トライアスロンには周囲の人たちも幸せにする力がある」

--KONAチャレンジ公式サイトの「ライフストーリー・インタビュー」などで、よく家族の理解や応援の大切さについて語っていますね。

山口 やはりかなりの時間やお金を費やしますから、家族の理解なしには続けられません。

ただ、これも自分でやってみてわかったことですが、単にどのくらいの時間やお金をトライアスロンに使うかを納得してもらえばいいということではないんですね。その前に自分がどうトライアスロンに向き合い、取り組んでいるかが大切になる。

トライアスロンにどれだけひたむきに取り組んでいるか、それが生活全体をいかに生き生きと豊かなものにしてくれているかを見れば家族はわかってくれますし、むしろ応援してくれます。

夢を追う人、理想を追求する人には、人を巻き込む力があるからです。

--確かにトライアスロンには人の心を打つものがありますね。

山口 私自身は自分の理想を追求する行動の一環としてライアスロンをやっているんですが、ひたむきにやっていると、なぜかまわりも応援してくれるようになる。

KONAチャレメンバーの牧野星さんが、自らのひたむきさで家族に理解され、周囲の仲間を良い意味で巻き込んでいく姿は、まさにその例のひとつだと思います。

>>>関連記事「KONAを目指す挑戦者たちのライフストーリー/File.09_牧野星さん」

高校球児を多くの人が応援するのと似ているかもしれません。高校生がひたむきに努力して甲子園をめざす姿、甲子園で勝利をめざして必死に戦う姿には、人の心を打つものがある。スポーツをしていない人でも老若男女を問わず、惹きつけられ、応援してしまう。それは応援する人たちも球児たちに元気をもらっているからです。

トライアスリートもあえて過酷な競技に挑むことで、応援に値する存在になれる。理屈だけで考える人は、「何を好きこのんで苦しいことをやってるんだ?」と考えるかもしれませんが、理屈を逸脱するからこそ人をワクワクさせるものがあるのではないかという気がします。

>>>後編に続く

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