COLUMN

続・すぐにIRONMANになれるのはこんな人だ!

投稿日:2017年4月11日 更新日:


野中 秋世

text by:

©Kenta Onoguchi

連載「アイアンマンいどみました。」

「下から目線」でお届けする、アイアンマン初挑戦・完走への道③


あっと言う間にアイアンマンになれるのは、こんな人たちだ!>>その2

前回からの引き続きで、アイアンマン早期デビューができてしまう人はどんな人かを、大人になってからの競技歴やトライアスロン歴とは別の指標で、お話させていただきます。フルマラソンを3時間半で走れなくったって、やってしまう人はやってしまう!

★元来エネルギッシュで、ド根性がある人・・・トライアスリートのイメージ通りの人は、やはりアイアンマンへの道も近い!です。怖いもの知らずのうちに早期デビューできてしまうかも。

★食事に好き嫌いのない健啖家で、胃腸が強い人・・・日頃からしっかり食事を摂っている人は、安定したパフォーマンスを見せている印象です。胃腸が強いというのも、アイアンマンとして重要な要素。胃腸が弱く、食事の好き嫌いの多いわたくしとしては、うらやましい限り。

★どこでも寝られる人。睡眠時間が短くても大丈夫な人・・・飛行機や慣れないホテルにて。どんな環境でもすぐ寝られる人や、仮眠をとるのが得意な人は有利です。

また、フライト先は、急に暑かったり、湿度が高かったり、寒かったり。そんな環境の変化が気にならず、移動中に爆睡でき、当日に向けてのコンディションを整えられる人は、アイアンマンは近いです。

もしくは、睡眠時間が短くても大丈夫な人も強い! レース前日は緊張している上に、朝早いので、デビュー戦は短い睡眠時間で臨む可能性が高いからです。

©Ayumi Kawagishi


★出張等で、移動慣れ、飛行機慣れ、海外慣れ、時差ボケ慣れしている人
・・・海外経験が豊富な人は、海外のアイアンマンデビューをしやすいのは間違いありません。

渡航歴のある国でのレースはやりやすいはずです。どこでも寝られて、移動慣れしているような「環境適応力」がある人は、早期にデビューしやすいと言えます。

★家族の理解がつくり出せる人。仕事の時間をコントロールできる人・・・トライアスロンをやっていれば感じることですが、トレーニング時間の確保と、レース予定を早めに入れられるかどうかということはとても重要で、アイアンマンはボリュームがあるだけになおさらです。

実はこれが最重要かもしれません。家族に理解してもらえて、時間をコントロールしやすい仕事に就いている場合、アイアンマンは近いです。

★子どもの頃、水泳部、自転車部、陸上部だった人・・・最近のことではなく、子どもや学生の頃、3種目のうちのひとつでも、スクールや体育会系の部活に打ち込んだ時期がある人のアドバンテージは、アイアンマンに関して言えばとても大きいです。距離が長いため、小さな差かもしれない要素が、最終的には大きな差となるからです。

★今、トライアスロンのスクールに通ってる人、チームに属している人。アイアンマンの友人がいる人・・・焚き付けられるというだけでなく、情報が得られるという点が大きいです。「その情報をもっているか、もっていないか」が、完走できるかできないかの違いになる場合があります。

★中長期目標を立てるのが得意な人。本番のプランニングができ、さらに不測の事態には軌道修正できる人・・・適切なトレーニングのプランニングができるだけでなく、レース中も、自己分析、補給のペース配分、関門までの貯金時間の計算等ができるクレバーさがある人は有利です。

―――こうして列挙してみると、アイアンマンって、やっぱり超人ですね。そして体力自慢なだけでなく、知的な人が多いのも事実です。

仕事も家庭も遊びもトレーニングも、なんでもかんでも、高次元でできてしまう「スーパーマンな人達」だらけなのかも……。アイアンマンのデビュー戦では、自分以外の全員が自信に満ち溢れているように見えます。

©Kenta Onoguchi

先を急ぐより、長く楽しみましょう。

自分はそんなスゴイ人じゃないよ、という方へ。

大丈夫です。これは、あくまで、早期にデビューしちゃう人の話。そもそもアイアンマンは、焦ってなるものではないかと。ちょっとずつ積み上げればいいんです。

むしろ、一気に燃え上がりすぎて、あっという間に燃え尽きてしまわないことのほうが大事です。

トライアスロンをやっている人は、普通の人よりも生き急ぐ傾向にありますので、得過ぎた情報に惑わされず、焦らずに、マイペースでアイアンマンデビューしましょう。そのほうが、絶対に長く楽しめますよ。

何より、早くデビューしたい人へ声を大にして忠告させていただきたいことがあります。

アイアンマンは、ミドルディスタンスまでのトライアスロンとは、まーーったくの別物ですよ。その話は次回に!

■著者プロフィール
野中秋世(のなか・あきよ)
2001年オープンの老舗ネットショップ店長。三児の父。20歳から35歳まで無運動状態。2010年にトレーニング開始。2011年に独学でオリンピックディスタンス完走。マラソンやOWSを含めて33レース目でアイアンマン完走。タイムは14時間24分。著作に、運動オンチの素人がトライアスリートになるまでを描いた『トライアスロンはじめました。』と、ミドルディスタンス・海外デビュー編の『トライアスロンはまりました。』(共に誠文堂新光社)がある。

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  1. 全国の「下から目線」トライアスリート必読の人気コラム。今回は書籍版でも好評のイラストつきで、またいい感じです。

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