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Maurten:アイアンマン世界王者レイドロウの補給戦略

投稿日:2024年4月2日 更新日:


ルミナ編集部

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Maurten:王者のエネルギー源。

2023年アイアンマン世界チャンピオン
サム・レイドロウの補給戦略

2023年アイアンマン世界選手権ニース大会で史上最年少のチャンピオンに輝いたサム・レイドロウ。スイムでは先頭パックで泳ぎ、バイクで他を圧倒する強さを見せた後にランで逃げ切るのが彼のレーススタイルだ。そんな若き王者が絶大なる信頼を寄せ愛用するのがスウェーデン発の革命的エネルギー補給アイテム、Maurten(マウルテン)だ。

トライアスロン界のニュースターに、それを使う理由と使い方を聞いた。

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サム・レイドロウ
Sam Laidlow

1998年イギリス生まれ、フランス育ち。トライアスロンコーチの父のもとで、幼少期からトライアスロンに親しみ、プロを目指すようになる。14歳でフランスのグランプリ・サーキットでプロデビューし、その後すぐにロングに移行。初アイアンマンは2019年IMバルセロナ。2022年のコナデビューでは、バイクで他を圧倒し2位となり一躍注目を浴びる。2023年ニース大会で史上最年少の24歳でアイアンマン世界王者に輝く。

レース&練習のエネルギー補給に「Maurten」を選ぶ理由

――Maurtenを使い始めてどれくらいになりますか?

Maurtenアスリートとしてサポートを受けるようになったのは1年ぐらいだけど、実際にはここ3年ほど使っている。以前は他にもさまざまな製品を使ってきたけど、今はMaurtenだけ。他のものは一切使っていない。

――Maurtenにはドリンクミックスとジェルがありますが、何を使っていますか?

一番よく使うのはドリンクミックス320。トレーニングでもレースでも使うからかなりの消費量だと思うよ。

エネルギー源となる炭水化物を摂取するにはこれが一番効率がいいんだ。

バイク中は主にドリンクミックス。そこにジェルも組み合わせてる。

ランの時は携帯しやすいジェル。通常のものとカフェイン入りのものと、両方とも使ってる。

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アスリートの炭水化物補給について最先端を行く「Maurten」

――昨年末にはスウェーデン、イェーテボリにあるMaurten本社を訪ねたそうですね。

そう、主な目的はテスト。摂取した炭水化物を体は実際どのくらい吸収しているのかを測定してきたよ。その数値をベースに、今シーズンの補給戦略をMaurtenと一緒に立てているんだ。

12月はシーズンオフだったからレース前の仕上がった状態とはかけ離れていたけど、それでも基本的なことはわかったと思う。

テストでは、僕は1時間で120gの炭水化物を吸収しているという結果が出た。これはかなり高い数値でアスリートとしても珍しい。

そして摂取量のほぼ100%を身体が吸収しているという結果も出た。通常は80%から70%程度だ。つまりMaurtenは僕にぴったり合う製品だってこと。

Maurtenがすごいのは、この分野のパイオニアとして科学の最先端を行ってること。

アスリートの声を聞きながら研究開発をすすめ、僕らの求める水準に応えてくれるところが素晴らしい。トップ選手でも個人差はあって炭水化物の吸収率はみんな違う。だから個別のテストが必要で、その結果で補給戦略も変わってくる。そういう部分のサポートでもMaurtenは抜きん出ている。

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レースでの補給には「ドリンクミックス320+ジェル」

――レースではどういった使い方を?

バイクではドリンクミックスとジェルの両方を摂取している。それに加えてもちろん水も飲むよ。水分補給は必要だからね。ランでは携帯しやすいジェルを使ってる。

ジェルを食べてから水。時々スポーツドリンクも飲む。僕は汗の量が多いからね。

――1回のアイアンマンレースで、どのぐらいの量を摂取するんですか?

さっきのテスト結果をもとに算出すれば、1時間に炭水化物を120g吸収するわけだから8時間レースをするとして960g。つまり、炭水化物だけでほぼ1kgってことになるね。

とにかく胃にやさしい。それが一番のメリット

――他社のジェルやドリンクと比べてMaurtenの良さとは?

とにかく胃にやさしいことだね。それが一番の利点だ。

Maurtenは飲んだ後、胸焼けしたり胃酸が戻ってくるような不快な感じが一切ない。

それと味も気に入ってるんだ。よけいな味付けがされていないからニュートラルでクリーンな味で飽きない。

そして吸収率が高いところ。通常のジェルやドリンクの問題は、摂取しても身体が吸収してくれないことなんだ。

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Maurten(マウルテン)とは?

スウェーデン発の次世代スポーツニュートリションブランド。独自の「ハイドロジェル・テクノロジー」によって、かつてない高濃度の炭水化物を効率よく、胃への負担なく摂取することを可能にした革新的補給食。

トライアスロン界ではサム・レイドロウ以外にもルーシー・チャールズ・バークレー、クリスティアン・ブルンメンフェルト、グスタフ・イデン、フローラ・ダフィーといったトップ選手たちのパフォーマンスを支える。ヤン・フロデノも現役時代、愛用していた。

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水に溶かしてドリンクとして飲むパウダータイプの「Drink Mix」とジェルタイプの「Gel」があり、「Drink Mix」には320160、加えてカフェイン入りの320 Caf 100の3種類がある。

数字の差は炭水化物の含有量(濃度)の差。レイドロウがヘビーユースする「Drink Mix 320」の場合、炭水化物約80gが含まれているが、これは通常スポーツドリンクで摂取できるとされてきた量の2倍にあたる。

左からDrink Mix 320、カフェイン入りのDrink Mix 320 Caf 100、Drink Mix 160 ©Maurten

ジェルタイプはGel 100Gel 160、そしてカフェイン入りのGel 100 Caf 100の3種類。「100」と「160」の違いは内容量の差。

写真左が国内新発売のGel 160。同右はGel 100 ©Maurten

ハイドロジェル・テクノロジー

「ハイドロジェル・テクノロジー」とは、炭水化物をハイドロジェルで包み込むことで、胃に負担をかけることなく吸収器官である腸まで素早く届ける技術。

アイアンマンにおける補給は第4の種目と言われるほど重要な要素だが、嘔吐やおなかの不調といったトラブルに悩むアスリートは少なくない。Maurtenはこの「ハイドロジェル・テクノロジー」によってそのリスクを最小限にとどめることに成功した。

無添加、ナチュラル。

Maurten製品は香料、着色料、保存料無添加。また、ハイドロジェルの原料は海藻から抽出されたアルギン酸塩と、りんごやレモンなどに含まれるペクチンという2種類の食物繊維のみ。余計なものは一切含まず、必要なものだけが含まれているため、原料リストは至ってシンプルだ。

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