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【PEARL iZUMi MESH TRISUITS】 酷暑に打ち勝つメッシュトライスーツ

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ルミナ編集部

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PEARL iZUMi MESH TRISUITS

PEARL iZUMi MESH TRISUITS
酷暑に打ち勝つメッシュトライスーツ

暑い日本のレースシーズンではもはや選ばない手はないメッシュトライスーツという選択肢。暑さ対策のスペシャリストが、カラダの深部温度と主観で、その涼しさをチェック!

テスト&コメント=江尻 海  写真=小野口健太

パールイズミ オーダーウエア トライスーツ

価格:26,400円(税込)〈メッシュ/エアトライスーツとも同価格〉
酷暑に負けない涼しさを求めるトライアスリートのニーズに応えて開発・製品化されたメッシュトライスーツと、エアロ性能に優れた定番エアトライスーツの2タイプが選べるパールイズミのオーダートライスーツ。さらなる酷暑が予想される今季、メッシュトライスーツとエアトライスーツの使い分けを、今すぐ実戦投入できる、一着から購入可能なトライスーツの数量限定販売も決定。

>>パールイズミのオーダーウエアはこちら
オーダーウエア(メッシュトライスーツ)は随時受付中。来年4月の宮古島や石垣島などのレースに間に合わせたい人は、12月いっぱいまでにはデザインや発注枚数などを確定する必要あり。11月中にはオーダーサービス課に問合せや相談を。

>>一着から購入できるトライスーツはパールイズミ公式ストア楽天市場店
※メッシュトライスーツは11月上旬に入荷予定。
※定番のエアトライスーツは在庫あり。

PEARL iZUMi MESH TRISUITS

メッシュトライスーツはトップスの前身ごろに通気性と速乾性の高い素材、袖と脇部分には撥水加工を施した高伸縮素材と、2種類のメッシュを効果的に使い分けて涼しさと動きやすさを両立させている

かけ水と風で差が出る圧倒的涼感のヒミツ

厳しい暑さとの戦いが常態化してきた国内レースシーズンの中で、パールイズミのメッシュトライスーツは効果的な選択肢のひとつ。深部体温モニタリングセンサー「CORE」や冷却ヘッドバンド「OMIUS」の国内展開を担当する暑さ対策のスペシャリスト江尻海さんも、その愛用者のひとり。

PEARL iZUMi MESH TRISUITS

パールイズミのトライスーツは老舗国産ブランドならではのこだわり素材の質感の良さ・パッドの心地良さも好評

「自社のレースウエアを作った際、エアトライスーツとメッシュトライスーツ、両方を作ったのですが、私は宮古島や佐渡など暑いレースに出ることが多かったので、ほぼメッシュ一択。

一番、違いを感じるのは、かけ水をしたときです。普通の生地のトライスーツはずっと湿っているような感じで、ウエアに留まっている水分が体温や気温によって温まってくる。これに対しメッシュタイプはすぐに蒸発するので、その気化熱でかなり涼しいんです」

PEARL iZUMi MESH TRISUITS

2種類のメッシュを部位によって使い分けて配置

すでにその違いを体感している江尻さんだが、今回はCOREを活用したテストを実施。客観的数値でその裏付けを試みてもらった(下段表参照)。

「できるだけ条件をそろえ、エアトライスーツとメッシュトライスーツを比較してみました。当然かもしれませんがメッシュのほうが暑さには適している (深部体温が上がりづらい・冷却しやすい)。

PEARL iZUMi MESH TRISUITS

小さめのものがひとつだったバックポケットが大きめ2ポケットに(メッシュ&エアトライスーツ共通)。随時更新されていくユーザビリティの高さも、多くのチーム・コミュニティーに支持される理由のひとつ

今回は深部体温38度台でのテストでしたが、もう少し高い体温ゾーン(39度以上)だとさらに違いが大きく、わかりやすいかもしれませんね」

環境条件をそろえてメッシュ&エアの違いをテスト

カラダの深部温度をリアルタイムで測れる「CORE」の国内展開を手がける江尻さんは、温室テント内で環境条件をできる限り合わせ、ウエアのみを変更してトレーニングを行いCOREで深部温度のデータをとった。

PEARL iZUMi MESH TRISUITS

【1日目】
■ウエア:エアトライスーツ
■内容:低負荷インドアバイク60分
■条件:温室テント内 / 開始25.4℃(60%) >> 終了30.2℃(91%)
※運動停止後、外気で体温低下を観察(15分で0.37℃低下)

【2日目】
■ウエア:メッシュトライスーツ
■内容:低負荷インドアバイク60分
■条件:温室テント内 / 開始25.3℃(81%)>>終了31.0℃(90%)
■体温:開始37.06℃>>終了時 38.39℃>>15分後 38.00℃

パールイズミタイアップ 93号

2回のテストデータを比較するとメッシュタイプのほうが暑さには適している(体温が上がりづらい、多少冷却しやすい)ことが明確に

※運動停止後、外気で体温低下を観察(15分で0.39℃低下)
※運動時は扇風機(中)を回しっぱなし(空気の循環目的)
※運動中および運動終了15分後まで水分摂取は「一切無し」
※両日とも同じデバイスでパワー・心拍・消費カロリーを測定

\User’s voice/
猛暑日のレースやトレーニングにピッタリ

パールイズミメッシュウエア

柏岡一樹さん
BOSOトライシリーズ(木更津トライアスロン、館山わかしおトライアスロン)の各大会ロゴやオリジナルウエア、メダル、タオル、バナー等のデザインを手がけているデザイナーで、毎年どちらかのレースに出場しているトライアスリートでもある。今回、メッシュトライスーツを着て木更津トライアスロンに出場。

パールイズミメッシュウエア

スイム>>メッシュ生地なのでウエットスーツの脱ぎ着などはどんな感じだろう? と思っていましたが、とてもスムーズに脱ぎ着できて、肌に張り付いた感じも少なくて、良かったです。

バイク>>風の通りが良く涼しく気持ち良く走れました! パッドの感じも自分的にはフィット感があって違和感なく走り切れました。

ラン>>エイドで全身に水をかけてもらっても、乾きが早いので肌へのベタつきも少なく気持ち良く走れました。

【総評】
メッシュ生地は着心地が気持ち良くて乾きも早いので、猛暑日のレースやトレーニングにピッタリだと思います。オススメです。

泳ぎや走りを邪魔しない涼しいウエア

八尋大さん

八尋 大さん
2002年よりフリーで水泳指導をスタートし、現在はNAS×Luminaトライアスロンスクールコーチも務める。一般社団法人『BLAST WAVE aquatics』代表理事。2012年ロンドンパラ日本代表コーチ。9年ぶりに日本で開催されたアイアンマン・ジャパンみなみ北海道で着用。

八尋大さん

スイム>>水泳が得意なので肩周りが窮屈でないウエットスーツを着用していますが、メッシュトライスーツはウエットスーツの下に着用しても肩の動きに全く違和感がありませんでした。

バイク>>バイクパンツとポケット付きのシャツが一体化していて練習のときも愛用していました。暑くて水をかぶってもしばらくすると乾きます。トイレに行くとき以外は不便は感じなかった。

ラン>>ODやミドルに出たときは走っていても擦れるような感覚はなく快適でした。ただ、今回はロングで9月の北海道ということもあり、夜遅くなることが想定されたので寒さに対応できるか多少不安があり着用しませんでした。

【総評】
メッシュトライスーツは、スイムでも特に肩周りは泳ぎに違和感はありませんでした。肌に密着する着心地なので、熱いときに水を浴びると暫く涼しく走ることができました。バイクパンツのパットの厚みや背中のポケットはとても絶妙で気に入っています。密着感があり、特に上半身は水を浴びるだけでだいぶ涼しさを感じたので、北海道は夜冷えるので寒さ対策でランのときのみ着用せずでした。

>>パールイズミのオーダーウエアはこちら
オーダーウエア(メッシュトライスーツ)は随時受付中。来年4月の宮古島や石垣島などのレースに間に合わせたい人は、12月いっぱいまでにはデザインや発注枚数などを確定する必要あり。11月中にはオーダーサービス課に問合せや相談を。

>>一着から購入できるトライスーツはパールイズミ公式ストア楽天市場店
※メッシュトライスーツは11月上旬に入荷予定。
※定番のエアトライスーツは在庫あり。

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