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トライアスロンで健康寿命105年を楽しく。SCOグループの挑戦

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ルミナ編集部

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今年5月のホノルル・トライアスロンに挑んだ玉井さん(写真右端)とSCOグループのメンバーたち

トライアスロン挑戦で105年、活きる。

Intere View
玉井雄介さん
SCOグループ代表取締役社長

「テクノロジーによる健康寿命105年の実現」というビジョンを掲げ、長い人生をより豊かなものにするため、スポーツなどのチャレンジを応援しているSCOグループ。自らも挑戦し続ける玉井代表が、レースデビューを通じて見出したトライアスロンの可能性とは?

取材=原 修二
写真=小野口健太

Yusuke Tamai
事業者向け金融関連会社を経て、2005年保証会社AGIを設立。2017年スマートチェックアウト(現SCOグループ)の代表取締役社長に就任。企業として掲げる「健康寿命105年」を体現すべく、自らも社員有志と登山・トライアスロンに挑戦しており、日本百名山の踏破やIRONMAN完走を目指している。1977年、愛媛・松山出身。

SCOグループ
テクノロジーによる歯科医療プロセスの革新に取り組み、急成長を遂げているIT企業。「健康寿命105年」の実現を目標に掲げ、91歳のトライアスリート稲田弘さんや、トライアスロン日本代表女子のエース高橋侑子選手らアスリートをサポートするなど、スポーツの支援に力を入れている。

充実した人生を
送るためのチャレンジ

――まずトライアスロンを始めたきっかけから教えてください。

玉井 元々私自身、チャレンジする生き方を続けてきました。人生は同じことを繰り返しているだけだと退屈ですし、人としての価値は生まれないと思うんです。人は何かにチャレンジしていくことで、生き生きと楽しく生きることができる。

最近「人生100年時代」と言われるようになりましたが、私たちSCOグループは単なる「人生100年」ではなく、テクノロジーで健康寿命を100年から105年にすることを目標に掲げています。

健康で長く生きられるようになればなるほど、充実した人生を送るため、何かにチャレンジすることが重要になってきます。そこで「健康寿命105年」を目指す企業として、自分たちも実際に何か新しいことに挑戦しながら、豊かな生き方を体現・提案していけるようになろうと考えるようになりました。

その一環として2年くらい前から会社の有志と登山を始め、日本百名山に登っているんですが、一昨年のあるときアイアンマンに出場しているトライアスリートの友人と、「登山とアイアンマンのどっちがすごいか」という話になり、友人が稲田弘さんの動画を見せてくれたんです。

その動画で私よりはるかに高齢の方がアイアンマンを完走していることに衝撃を受け、「自分もやろう!」と思ったのが、トライアスロンを始めた直接のきっかけです。

今年5月のホノルルトライアスロンでレースデビューを果たした玉井さん

――デビュー戦にホノルル・トライアスロンを選んだのはなぜですか?

玉井 ホノルルはロケーションが良いし、家族も応援していて楽しいだろうと思ったからです。山やトライアスロンなどにチャレンジできるのも、家族の支えがあってのことですからね。

SCOグループの社員にも賛同してくれる仲間が3人いて、彼らとホノルルに向けたトレーニングを始めました。

――トレーニングで特に苦労したことはありましたか?

玉井 スイムです。元々泳ぎは苦手でしたから、海で長い距離を泳げるのか不安でした。

私はライフワークのひとつとして筋トレをやっているんですが、筋肉量が多い分体が重く、水に浮きにくいんです。そこで1年間スイムのコーチについてコツコツ練習しました。

次第に泳げる距離が伸びていき、今年の4月には山本淳一さん主催の館山合宿にも参加して、オープンウォーターの泳ぎも経験しましたが、結局不安は完全に解消されないまま本番を迎えることになりました。

ただ、現地で大会の前々日と前日にスタート地点から500mのブイまで往復する1kmの試泳ができたので、そこで不安はかなり解消されました。

コースロストなどのトラブルもありつつ見事完走! 新しい挑戦から得た達成感は格別のものがあった

――実際の本番はどうでした?

玉井 ロケーションは期待通り素晴らしく、スイムでは呼吸するたびにアラモアナ地区の美しい風景が見えました。

しかし、後半は完全な一人旅。最後まで泳ぎ切れるか不安でした。変に心拍を上げたらパニックになりそうなので、とにかく「楽しもう」と自分に言い聞かせながら泳いだ。

試泳のときに折り返した500mのブイまで来たところで、初めて「ここまで来たらこっちのもの」という気持ちになれました。

バイクでは2周回の1周目で間違えてトランジションエリアに入ってしまい、10分くらいタイムロスし、ランでは思った以上に身体が重く、最後はほぼ歩いてなんとかゴール。課題の多いデビュー戦になりました。

しかし、初めてのことにチャレンジしてやり遂げたことには、何とも言えない達成感がありました。社員たちも全員すごく満足していて、打ち上げは楽しかったですね。

もちろんここからがスタート。さらにしっかりトレーニングしてショートからミドル、ロングまで色々なレースを経験し、再来年にアイアンマン・イタリアに出ようというのが次の目標です。

新しい挑戦の記憶を刻んだ完走メダルは、オフィスのデスク横に

効率だけでなく、努力を重ね
やり遂げることの価値

――トライアスロンを完走して見えてきたもの、ビジネスパーソンとして、そこから得たものはありますか?

玉井 まず苦手だったスイムを一年かけてなんとか克服したことで、「努力は裏切らない」というのは感じますね。

そういうことも含めて、苦しくてもやり遂げたという手応えや自信は、ビジネスにも生きてくると思います。

今の世の中はとかく効率を重視する傾向がありますが、人生でもビジネスでも、効率では片付けられない価値というのがあります。形としては見えなくても、チャレンジして辛いことを乗り越えた経験がどれだけあるかが、その人の魅力や底力につながってくる。

私が会社の仲間たちと登山やトライアスロンにチャレンジするのも、そういう人間的な無形の価値を豊かにしたいからです。

チャレンジしている人はポジティブで楽しそうですし、生き生きしていて魅力的です。そういう人には「どうしてそんなに元気なの?」とか「なぜそんなに楽しそうなの?」と聞きたくなりますし、応援したくなる。

「健康寿命105年」を目指している我々が、生き生きと楽しく色々なことにチャレンジしていれば、誰でも挑戦することで「健康寿命105年」の人生を楽しく魅力的で、価値あるものにできるということを伝えられるかもしれない。

そういう人としての価値は、短期間で身につくものではないし、チャレンジを続けていくことで、こちらからアピールしなくても自然と人から滲み出てくるものだと思います。

チャレンジはスポーツでも、ビジネスや社会に関する勉強でも、文化や芸術的なことでも何でもいいんです。目標をもって挑戦し、やり遂げることできっと得られるものがある。

私たちにはそういうチャレンジをかっこいいと思える企業風土がありますし、みんなでトライアスロンに挑んでいくことで、「健康寿命105年」時代のそういう生き方を体現し、提言できるような存在になりたいと考えています。

91歳のレジェンド稲田弘さん
女子エース高橋侑子を応援する理由

――SCOグループでは稲田さんや高橋侑子選手のサポートもしていますね。

玉井 稲田さんはトライアスロンを始めるきっかけになった人ですし、「健康寿命105年時代」を体現するような存在ですから、喜んで応援させていただくことにしました。

今年4月の合宿では稲田さんとお会いして、一緒に練習することができたんですが、実際に泳いだりバイクに乗ったり走ったりする姿を見ると、91歳というのが信じられないくらい元気です。

アイアンマン世界選手権の最高齢完走記録をもつ稲田弘さん。その挑戦は世界中から注目を集めている

高橋侑子さんは妻の同級生で、私がトライアスロンを始めてから、妻との会話に、パリへ向けて頑張っている彼女のことが話題に上るようになりました。

海外を拠点とした活動や遠征など、色々とお金がかかるらしいという話を聞いたので、ぜひその挑戦をサポートさせていただきたいと考えたのです。

海外のトップチームに参加しつつ、日本代表女子のエースとして活躍する高橋侑子選手

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