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いよいよ夢の舞台へ ウルトラマンレースDay1《mizu観察日記Vol.5》

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ルミナ編集部

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笑顔のスイムフィニッシュ。10km制限時間内に泳ぎきれました!

>>スポーツと旅を愛する、”ふつう”な私のウルトラマン挑戦記録「mizu観察日記vol.05」

ウルトラマン・トライアスロンとは、スイム10km/バイク420km/ラン85kmを3日間で走破するレース。今年は、2024年7月26日~28日にカナダ・ペンティクトンで開催された。

文=mizu(今泉瑞希)写真提供=Team mizu

前回のコラム>>ウルトラマンへの挑戦を支える最強クルー&ギア《mizu観察日記Vol.4》

皆さまのおかげでずっと夢だったウルトラマンを無事完走することができました! 応援、本当にありがとうございました! これまでの記事はクルーに書いてもらっていましたが、今回はmizu本人が書かせていただきます。

team mizu、大荷物での出国でした!

出国からトラブルなし

レース4日前の7月22日、16時頃にカナダ・ペンティクトンに到着しました。7月22日はバイクの組み立て、7月23日はコース試走、7月24日はアスリートチェックイン、7月25日はアスリートミーティングという過密スケジュールでしたが、出国から到着・そしてレース当日まで、トラブルは一切なく着々と準備を進めることができました。

アスリートチェックインでの配布物。オフィシャルグッズが可愛い!

ペンティクトンは私たちが到着する7月22日まで連日40℃近くまで気温が上がる猛暑に見舞われていましたが、到着した翌日からレース期間は最高気温が30℃くらいと落ち着く予報でしたので、徐々に気候に慣れることができました。

最低気温は10℃台前半まで下がり朝晩と日中の寒暖差が激しいのと、とにかく乾燥していることに注意し、しっかり体調管理もできました。

スイムスタート直線の集合写真

#Day1
待ちに待ったRaceDay

Day1 Morning
到着からレース期間は、毎日母に就寝前のマッサージをお願いしていたのでよく眠れ、前夜も緊張することなくしっかり眠ることができ、目覚めもすっきり。起床後も緊張感は全くなくのんびり準備できました。
20:59就寝ー4:27起床 継続6時間41分 睡眠スコア67点

スイムコース

Day1 Swim 10k/Bike 145k 《7月26日 7:30-19:30》

スイム10㎞は、Naramataという地域からペンティクトンまで湖を一直線に泳ぐコース。スタート地点からはゴール地点の建物も見えて、湖の水もとても綺麗でした。ペンティクトンに7月22日PMに着いてから7月23日~25日まで毎朝7時半頃にNaramataに来て水温と流れを確認しておいたので安心してスタートを迎えられました。

ペンティクトンに着いてからDay1朝の気温が一番低く、12℃くらいしかなかったので身体の冷えが心配でしたが、風がなく日差しが強かったのでスタートまでも冷えずに済みました。寒さ対策のためタンブラーに白湯を入れてスタート前は頻繁に飲むようにして、またスタート直前まで靴下を履いておきました。

スタート直前まで緊張せずにリラックスできた

スタートはフローティングスタート。各自カヤックサポートをつけなければいけないので、今回はgreenmanさんにお願いしました。過去の参加者から、カヤックとの合流が難しいという話も聞いていましたが、今回は参加人数が9人と例年に比べて非常に少なく、かつ私が圧倒的に遅かったのでカヤックとはすぐに合流できました。

いよいよスタート!スタートはフローティングスタート。ゴーグルなしで泳ぐ猛者も(笑)

これまでのロングスイム練習は8㎞×2回、10㎞×1回の計3回、うちカヤック並走練習は2回していたので練習通り落ち着いて泳ぐことができました。カヤックには熱中症対策として多めの水分と、低体温対策としてタンブラーにお湯を用意してもらいました。結果的にどちらも使用することはありませんでした。

スイムの制限時間は6時間。練習のペースでは少しギリギリだったので、5000mくらいまではいつもより気持ち速めに泳ぐように意識していました。途中2カ所ほど水が冷たい個所があったので、その区間はキックを多めに打ち、それ以外はツービートでのんびり泳ぎました。

湖の真ん中にいるのがとても新鮮で景色も最高でした

競技中はオフィシャルのモーターボードが先頭と最後尾を往復してくれて、「一番遅いけどペース的には大丈夫!」と言ってもらえて安心できました。

6000mくらいから右側の首痛とそれに伴う頭痛がありましたが、少し止まってストレッチをしたら解消されました。練習では左右両肩を痛めてしまっていたのが不安でしたが、どちらも最後まで痛みが出ずにゴールできました! 本当に良かった!

補給はカヤックに掴まってOK。練習通りおにぎりも食べました!

ブイは全くなく、今年は東側に流される人が多かったようですが、greenmanさんの完璧な舵のおかげで真っすぐ綺麗に泳げて、オフィシャルからも「グッドライン!」と言ってもらえました。ゴールの旗が見えたときは本当にうれしくて早速泣きそうに……無事泳ぎきれて一安心! オフィシャルとクルーが笑顔でゴールを迎えてくれました。

★スイムの記録は4時間38分24秒。

笑顔のスイムアップ!制限時間内に泳げて一安心

Day1 Swim→Bike トランジション

3日間のレースの中で唯一Day1だけあるトランジション。クルーの中でトライアスロン経験者がチーフクルーのgreenmanさんのみで、彼はカヤックで伴泳してしまっているため、トライアスロン経験者なしでのトランジット準備でしたが、事前にしっかり確認しておいたので当日も完璧に準備してくれていました。

トランジションでは着替えと日焼け止めをクルーに手伝ってもらいました!

トランジットでも熱中症対策で冷たい氷水、低体温対策でお湯たくさんどちらも準備してもらいましたが幸いどちらも不要でスムースに着替えができました。着替えエリアからバイクスタートエリアは100mほど離れているのでクルーの母と鈴とおしゃべりしながら移動。

平塚さんがトランジションコーナーを作ってくれていて快適にバイクギアを装着できました。トランジションは全く急がず全部で14分ほど。ゆっくりスタートしました。

クルーがトランジションコーナーを作って待っててくれました!忘れ物なくバイクスタート!

Day1 Bike
1日目のバイクは145km、獲得標高1400mほどのコース。湖沿いの平坦コースを抜けて山に入り最後は下りで終わるレイアウト。予めすべてのルートを車で試走できていたので焦らずスタートできました。制限時間までもかなり余裕があったので、いつものライドよりかなり低い強度で「ウォーミングアップ」できました。

バイクコース

トイレ休憩は1回で済ませたかったので、約半分の75km地点を予定していましたが、かなり序盤に行きたくなってしまったので我慢を重ねて60km地点でトイレ休憩。ペンティクトンはとても乾燥しているのでいつも以上に水分を飲むのが原因のようでした。

60km地点を超えてからは登り区間。気温は30℃くらいでも日差しがとても強いので登り区間で軽い熱中症のような症状が出てしまい、車で追走してもらっているクルーに頻繁に氷をもらい、首の後ろを冷やしながら走りました。

どこを走っても景色が最高!! 氷をGETしてご満悦

3日間あるのでとにかく消耗しない走りを心がけて、ペンティクトンの壮大な自然をのんびり堪能しました。途中、クルーの車がなかなか来なくてトラブルがあったのかと心配しましたが、途中でアイスを買って休憩していたようでした(笑)。

バイクで他の選手、誰かしら抜けるかと思いましたがみんな速くて私が最終ゴール。オフィシャルも片付け態勢に入っている中でのゴールでした!

★バイクはトランジション込みで6時間16分54秒。
1日目は10時間55分18秒

Day1無事ゴール!余韻に浸ることもなく(苦笑)翌日に備えてすぐに帰宅

Day1 Night
熱中症に気をつけていたつもりでしたが、お風呂を出たあたりから軽い頭痛があり頭を冷やしながら就寝。
22:36就寝ー3:50起床 継続4時間54分 睡眠スコア36点

【補給】
Swim 10km
▶︎1500mに1回休憩 毎回水分・2回に1回エネルギー補給。
▶︎total 水1000ml カロリー 400kcal
Bike 145km
▶︎とにかく乾燥しているのでお腹ハイドレから頻繁に水分補給。
▶︎2時間に1回はアミノ酸補給。
▶︎total 水4000ml カロリー 900kcal

>>Day2に続く

今泉瑞希さんコラム
プロフィール mizu – 今泉瑞希 –
スポーツと旅を掛け合わせたスタイルで各種タイアップやイベント出演など幅広く活動中。豊富な経験、知見を生かしコンテンツアドバイザーも務める。2018年4月に人生初のロングレース、宮古島トライアスロンを完走。そこからトライアスロンが大好きになり、トライアスロンの魅力を発信し始める。2023年はアイアンマン世界選手権(KONA)にも出場を果たす。SNS総フォロワー数5万人超え。3月27日生まれ、群馬県出身。
HP https://mzkcyc.com
IG https://www.instagram.com/mzk_cyc
X https://twitter.com/mzk_cyc

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