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レース遠征&ライドが楽に進化する「超小型電動ポンプ」

投稿日:2025年1月22日 更新日:


ルミナ編集部

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超小型電動ポンプ

その高性能・高コスパなスペックがサイクリストやトライアスリートの間で注目を集めている充電式・超小型電動ポンプ「ELXEED-BL01」(エルシードBL01)

ELXEED-BL01
国内老舗メーカーが手がける
高コスパ&高性能の電動ポンプ

コメント=篠崎友(プロトライアスリート/モンスター・トライアスロンクラブ代表)

撮影=小野口健太
撮影協力=キャニオン東京テストセンター

クルマやオートバイと同様に、バイク(自転車)に空気を入れるのも電動ポンプを活用する。

これが一番、カンタン・手軽かつ、正確に狙った空気圧までエアを充填できる手段だ。

これまでにもプロショップなどでは電動ポンプが活用されてきたが、近年、小型タイプの製品ラインアップが充実してきたことで、市民トライアスリートやサイクリストの間でも一般化してきている。

特に国内外の大会遠征がつきもののトライアスリートにとっては、飛行機移動での携行に不安がつきまとうCO2ボンベや、荷物サイズ・重量に影響するフロアポンプ携行のストレスを解消してくれる小型電動ポンプがかなり重宝するため、内外のレース会場でもよく見かけるようになった(小型電動ポンプ自体のトライアスリート的導入メリットは後述)。

いくつかある小型電動ポンプの中でも、昨年(2024年)10月に発売され、そのユーザビリティ・精度・コストパフォーマンスの高さで注目を集めているのが、充電式の超小型モデル「ELXEED-BL01」(エルシードBL01)。

アクションカメラほどの小ささ(高さ71.5mm×幅45mm×奥行32mm)で、ロードバイクのタイヤなら約3本分、最大8.2BAR(120PSI)まで正確に空気を充填できる優れモノだ。

超小型電動ポンプ

ELXEED-BL01
価格:11,500円(税込)
重量:108g(本体)
サイズ:W45×D32×H71.5mm
バッテリー:リチウムポリマー充電池
最大連続使用時間:10分
充電時間:約1時間
圧力単位:PSI/BAR切替式

▶詳細・ご購入はLumina.comで

この常識破りといっていい小ささ・高性能を実現したのは、創業1954年の小型精密モータメーカー日邦電機。精密モーターの老舗だからこその目利きで選ばれたモーターが、このコンパクトさにして、しっかり狙った空気圧まで充填してくれる精度の高い仕事をしてくれる。

エルシードBL01を実際に使用してみて、入れられる空気圧の精度の高さに驚いたという篠崎選手

空気圧計でチェックしても
高圧・低圧とも正確で安心。

実際にこのモデルを使用しているプロトライアスリート篠崎友選手は、最初に手に取ったとき、まずそのコンパクトさに驚いたという。

「小型電動ポンプは、フロアポンプに比べればかさばらないし、電動で空気を入れ続けている間に違う準備をしたりとか、色々メリットはあるんですが、このエルシードBL01は重量もかなり軽くて『こんなに軽く作れるんだな』っていうくらいの軽さ。

サイズ的にも今までの他社製品と比べても小さくて、バイクジャージのポケットに収まるので、例えばチューブ党の人でもチューブ、プラスこれを背中のポケットに入れておけば、ライド中パンクしても問題なく対応できる」(篠崎)

ちょうどアクションカメラほどのコンパクトさで、バイクジャージのポケットにすんなり収まる。重さも108gで一般的なブチルチューブ1本分ほど

さらに、その高性能ぶりにも舌を巻く。

「タイヤの性能をフルに引き出すために、空気圧の設定は重要で、レースのときに限らず自分の設定した空気圧で乗りたいんですが、このエルシードBL01はその点、正確です。

実際(エルシードBL01で空気を入れた後)空気圧を測る器具で測ったら、高圧でも低圧でも誤差がそこまでない。設定した空気圧でしっかり入っていました。

この精度については電動ポンプによってまちまちなんですが、エルシードBL01は精度が高くて、 信頼性が高いなと感じました」(篠崎)

3つのボタンでカンタン操作
説明書いらずの使いやすさ

操作方法もカンタンで、箱から開けてすぐ、直感的に使えちゃうエルシードBL01。

3つのボタンを「長押し」「単押し」「2回連続押し(ダブルタップ)」だけで、オン・オフから空気圧設定、エア充填、LEDライト点灯まで、ほぼすべての操作ができる。

超小型電動ポンプ

操作手順

❶〇ボタン長押しで電源ON/OFF

❷▼▲ボタン単押しで空気圧を設定
圧力単位はPSI/BAR切替式でMAX:8.2BAR、またはMAX:120PSIまで入れられる

❸付属アダプターを使ってバルブに挿し込み・固定して、〇ボタン1プッシュで空気を充填
タイヤポンプ用アダプターは米式・仏式に対応するバルブのほか、ボール用バルブも付属する

❹設定した空気圧まで入ったら自動で止まる

▲ボタン2回連続押しでLEDライト点灯。暗いところで手元を照らすことができる

朝のレース会場でこそ便利な
LEDライト付き

本体下部にLEDライトを備えているエルシードBL01。「ポンプにライトが付いてる必要ある?」と思うかもしれないが、特にトライアスリートにとっては、これがかゆいところに手が届く便利な機能でもある。

「例えば宮古島大会とか、アイアンマンとか、レース当日の朝は、日の出前の準備になることが多いので、LEDライトがあると便利。みんなヘッドライトなどを活用して空気を入れているのが通常なんですけど、エルシードBL01の場合、暗い中でも液晶画面で空気圧を確認できるし、バルブ位置の確認や、補給食などレース直前の準備をするのにもこのLEDライトの灯りが重宝します」(篠崎)

コンパクトでCO2ボンベより安心
小型電動ポンプの導入メリット

エルシードBL01のように性能や使い勝手、耐久性さえ良ければ、小型電動ポンプ導入にはメリットばかり。

「トライアスリート的にはやっぱり遠征のときにフロアポンプではなく、このサイズ・重量の電動ポンプの携行で済むのは嬉しい。特に飛行機での遠征のときには、自転車だけでも簡単に重量20㎏をオーバーしちゃうので。

機能的にも、レース当日の空気チェックから現地での練習まで、これ1個でカバーできます」(篠崎)

同じくコンパクトで携行性の高い、もうひとつの定番選択肢としてはCO2ボンベもあるが、失敗せず、正確・確実に空気を入れられるという機能面では、電動ポンプに軍配が上がる。

レース中などに携行する最もコンパクトな空気入れはCO2ボンベと専用口金の組み合わせだったが、狙った空気圧に入れられる・空気の入れ直しがきくという使いやすさの面では小型電動ポンプに軍配が上がる

「CO2ボンベを久しぶりに使うときなど、間違って一気に空気を噴き出して失敗することもあって、使い慣れない人はちょっと怖いくらいかもしれません。パンク修理し終わった後にまた空気抜けてきちゃった・・・なんてこともありますしね。

でも1回充電でタイヤ数本分の空気が入れられる電動ポンプの場合、やり直しがきくので失敗が少ない。

あとは最近、高圧で空気を入れられないタイヤ・ホイールもあって、例えばフックレスのホイールとか、最大気圧が5だったりしますが、CO2ボンベだと全部入れ切ってしまうと7気圧ぐらいまで入ってしまう。

そう考えると、狙った空気圧まで簡単・確実に入れられる電動ポンプのほうが安全・安心です」(篠崎)

USBケーブル(Type-C)充電。1回約1時間の充電でロードバイクのタイヤ3本分(80PSI)の空気を充填可能

コンパクトで、1回だけじゃなく何度も空気を入れられるのは練習中など、普段使いでも大きなメリット。

「USBケーブル(Type-C)の充電式なので、モバイルバッテリーさえ持っていれば、仮に一度タイヤ3本分使ってしまったとしても、ライドしながら充電しておけばまた使える。そんな使い方もできるので、すごく便利ですよね」(篠崎)

国内外への大会遠征に、トレーニングにと忙しく飛び回るトライアスリートにとって、もはや導入しない理由は見当たらない超小型電動ポンプ「エルシードBL01」。

効率良く・ストレスのないトライアスロンライフのためのツールとして、ぜひ取り入れてみてほしい。

▶詳細・ご購入はLumina.comで

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