BODY CONDITIONING Weekly #022
ロング日本選手権で実践! アミノバイタル®のある補給戦略
リポート/孫崎虹奈
「アミノバイタル®ロング&ミドル攻略セット」で、初めてのミドルに挑む。
9月3日、新潟県佐渡島で開催された「第21回日本ロングディスタンストライアスロン選手権」(スイム2km/バイク110km/ラン21 km)に出場した。今まで51.5kmまでの距離しか出ていなかったので、この距離は初めて。
51.5Km(スイム1.5km/バイク40km/ラン10km)では、エナジージェルなどの補給食は摂らず、バイク中の水分(スポーツドリンクかお茶、水)のみの摂取でレースを戦ってきたので、今回の初ミドルで一番怖かったのは、補給についてである。
そこでレース実戦OWS対策ミニ講座でも配布した、「アミノバイタル®ロング&ミドル攻略セット」と同じ、アミノバイタル®のラインアップを、自分でもレース中に使用してみることにした。
バイクをこぎ出して45分ほどで、まずアミノショットを1本
レースの前日、寝る直前に水分をしっかり摂り、アミノバイタル®GOLDを摂る。
朝ごはんは、あんこのついた串団子を3本、お餅の入ったパン、レーズンパンを摂取。普段、朝はパンを食べるので、同じルーティーンとしてパンを食べる。
会場までバイクで30分ほどの移動。その後、トランジションまわりの準備、ストレッチを行うと、朝食を摂ってから1時間30分が経過していた。
スタート30分前にアミノバイタル®パーフェクトエネルギー®を1本丸々摂取して、スイムの試泳を10分ほど。スタート前は、ほど良い満腹感でスタートした。
スイム2kmを34分ほどで泳ぎ、バイクパートへと移る。ミドルのレースで一番大切なのは、バイク中での補給だと思っているため、そこは、かなり慎重に。まず、バイクをこぎ出して45分で、アミノバイタル®アミノショット®を1本摂る。
味そのものはパーフェクトエネルギーのように甘くておいしいという感じではなく、少し苦みがあるが、これがいい刺激になる。「ここから集中するぞ!」というときに摂ると、確かにシャキッとした気がした。
その後、30分間隔で、一口サイズの固形物を摂取。2時間15分くらい経ったところでパーフェクトエネルギーを摂る。疲れてきた身体に美味しいゼリータイプの補給食を身体に入れると、元気が出る。また、レース後半に向けて、カロリーをしっかり摂っておくという意味でも、このタイミングは良かったと思う。
バイク3時間40分で集中が途切れずランの走り出しが軽い!
途中のエイドでは水を毎回摂り、その間にコーラ2本を飲み、糖質を摂った。
バイク3時間経過あたりで、ランに向けてアミノショットを摂取。疲労と暑さでバテそうなところに、スルッとのど越しのいいゼリーがすっきりして、よかった。
バイクにはトータル3時間40分近く乗っていたが、集中力が落ちるわけでもなかった。なにより驚いたのが、ランに入ってからのスムーズな動きである。いつもなら、バイクから降りた後、脚が重くなったりするが、今回は軽く感じ、しっかり筋肉が動いているようだった。
レース中、すれ違う選手からリアルタイムで感想を聞く
ランに入ってからはエナジージェルなどは一切取らず、エイドステーションに置いてあるフルーツの酸味と甘みで、乗り切った。
結果的に、補給食の摂り方が良かったのか、ハンガーノックに陥ることもなく、3種目ほぼ目標通りにクリアして、フィニッシュへ。
レースの途中では、すれ違う選手の中に、サンプリングキャラバン参加者の姿もあり、「アミノバイタル®さっき飲んだよ!」「サンプリングのおかげで走れています」「アミノバイタル®ありがとう!」といったように声をかけてくださった。これは51.5Kmのレースではなかなか経験できないこと。レース中やその場で実際試した感想をリアルタイムで聞けるのは、すごく貴重な経験だった。
私自身、今回、アミノバイタル®のラインアップを活用した補給で成功したので、もっと勉強し、今後もサンプリングキャラバンなどを通じて、アミノバイタル®の良さを伝えられたらと思う。
ミドルでのアミノ酸&エネルギー補給実践例 ―― 孫崎虹奈@ロング日本選手権の場合
アミノバイタル®アミノショット®
レース中に、ふたつ摂取。
ひとつは、トップチューブにテープで貼り、もうひとつはXLABのSTEALTH POCKET 100(トップチューブに付けるタイプの補給食バッグ)に入れておいた。
《摂り方と狙い》
トップチューブに貼っていたものはバイク乗車後45分(約25km)で摂取。
▼スタートから1時間20分経っているので、バイク後半に向けて集中力を保つ。
▼スイムで使った筋肉をリカバーする。
XLABの補給食バッグに入れていたものは、バイク乗車後3時間経過したころに摂取。
▼このタイミングから約30分後にランへ切り替わるので、その前にアミノ酸を摂る。
▼ランに入る前に、少しでも筋肉に負担をかけないように。
アミノバイタル®パーフェクトエネルギー®
レース中に、ふたつ摂取。
トップチューブに付けるタイプの補給食バッグには収まらないサイズなので、トランジションにバイクをセットし、DHバーの隙間にパーフェクトエネルギーをセット。
スイムアップし、ヘルメットをかぶる前にトライスーツの背中に入れた。ミドル&ロングの場合、トライウエアの背中にポケットがあったり、バイクジャージで走る場合が多いので、そのバックポケットに入れてもいいだろう。
《摂り方と狙い》
ひとつは、スイムスタート30分前に摂取。
▼朝食から1時間30分経過していたため、エネルギー補給として。
もうひとつは、バイク乗車後2時間15分経ったところで摂取。
▼DHポジションのまま、キャップを開けてすべて飲んだ。
▼スタートから2時間が経過し、筋肉のダメージも出始めるところにエネルギーとアミノ酸を両方摂取できる。
■プロフィール
まごさき・にじな
スクール&イベントの運営・指導を担当するLuminaスタッフ。小5でトライアスロンを始め、高校時代はオリンピアンやIRONMANのトッププロを多数輩出してきた名伯楽・八尾彰一監督のチームブレイブに所属。日本体育大学在学時はトライアスロン部の副主将も務め、日本選手権をはじめとするエリートレースに出場した経験をもつ。