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私服トレーニング(⁉)のススメ

投稿日:2018年4月4日 更新日:


野中 秋世

text by:

©Kenta Onoguchi

連載「アイアンマンいどみました。」

「下から目線」でお届けする、アイアンマン初挑戦・完走への道⑭

>>>前回のコラムはこちらから


私服トレーニング(!?)のススメ

前々回のコラムから、日常をアイアンマン色に染めることでアイアンマンになってしまおうというテーマで話が進んでいます。

もちろん、通常のトレーニングもしなくてはなりません。「51.5だったらいつでも3時間以内で完走できるくらいのフィジカルを維持」しつつ「アイアンマンレース前の追い込み時期に、4時間LSD、100km以上のロングライド等、長時間トレーニングを複数回こなす都合がつく」。このふたつが、わたくしが思う前提条件。

それに加えて、日常をできる限りアイアンマン色に染めておけば、忙しくてトレーニング時間をあまりとれない人でも、アイアンマンになれると思いますよ、というか野中はそれでアイアンマンになりました。

日常をアイアンマン色に染めるための第一歩として、日常的に負荷をかけたい――ということで、前回は、移動をすべてトレーニングにしようという話をしました。

今回は「着替えずに」トレーニングをしようというテーマでお届けします。

例えばコアトレーニング。DVD付きのコアトレーニング本を入手して、フォームをいくつか覚えてしまえば、やろうと思った瞬間、着替えずにできます。

あとは筋トレ。腕立て伏せとかって、大人になってからやったことあります? トライアスリートだし、100回くらい連続でできるかなと思い、この前、久しぶりにやってみたのですが全然できなくて愕然としました。

最新のトレーニングメソッド本を読んで分かった気になっている以前に、スポーツマンとしての基本中の基本をちゃんと実行していなくて、アイアンマンになれるのか!? と自分に喝! 着替えもせずに腕立て伏せを実行! 10秒あれば10回できますね。一日に10セットやれば100回になりますね。まぁ、実際はそんなにやっていませんが・・・。

その他、ダイニングテーブルや職場のデスクで「空気イス」とかが思い浮かんだのですが、さすがにやりすぎですかね。周囲の人に「アイアンマンってダサい」と思われるデメリットが大きすぎる・・・と思っていたら、最近、「スタンディングデスク」というトレンドがあるようで、日常的にかける負荷という視点としても、かなり興味深いです。

©Ayumi Kawagishi

そんなこんなで「私服トレーニング」を組み込むと、より濃く、日常をアイアンマン色に染めることができます。帰宅、トイレ、コアトレ、晩飯、風呂、腕立て、歯磨き、就寝・・・・みたいになっている人と、そうでない人の差は広がるはず! 本当に腕立てを毎日100回やったら、相当スゴイことになると思いますし、鏡の前に立つのが楽しくなりそう。

鏡の前と言えば、アウターマッスルも鍛えたいよねという話を最後に。

コアを鍛える重要性は、トライアスリートなら誰しも分かっていると思いますけど、アウターを鍛えるのも、結構大事だって思いませんか? 鏡の前で「アイアンマンの名に恥じない肉体に見えるぜ」と思える効果は、大きそう。

それにアイアンマン界のすごい人達って、パッと見、マッチョな人も多いですよね。あの領域に足を踏み入れたいと思いつつ、最近さぼりがちの野中でした。

■著者プロフィール
野中秋世(のなか・あきよ)
『トライアスロンはじめました。』『トライアスロンはまりました。』著者(共に誠文堂新光社)。トライアスロンをいかにして楽しむかを追求するエイジグルーパー。立教大卒。(有)ノナカ代表。三児の父。2011年51.5初完走。2016年IRONMAN初完走。2冊の本の続編的位置づけのコラム『アイアンマン挑みました。』をLuminaWEBマガジンにて連載中。

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